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ツッコミを上手くやるための10個の...(続き2)

彼らツッコミタイプはレベルが高ければ高いほど、知性も比例して高くなります。

お笑いはバカではできないとよく言われますが、まさにそのとおりだと思います。

ツッコミタイプは、常に「何かを拾う仕事」をしているため、神経の隅から隅まで研ぎ澄まし生活しています。

そのため、一人になった時の充電っぷりが半端ではありません。

本やテレビなど、いろんなものから些細なことから大きなことまで吸収しています。

頭で考え、咀嚼し、自分の血肉にしているのですね。

その血肉こそが、「その場におけるインスピレーション」の源になっています。

知識ももちろんありますが、どちらかと言うと知性そのものが高いのですね。

それは常日頃から自分をブラッシュアップしてる賜物というわけです。

使わなければ退化する脳を常に使っているのですから、知性が高くなるのは必然ともいえるでしょう。

自分がボケすぎない

ツッコミはボケにも転じるとさっき書きましたが、彼らツッコミタイプは分不相応なことはしません。

わきまえて行動します。

あくまで、ツッコミをボケに転じさせる時は、よほどの窮地という場合のみです。

基本は拾うことに徹するでしょう。

それは出る杭は打たれることを知っているからです。

打たれれば、自分の仕事に差し支えるので、打たれないよう、わきまえて彼らはその場の負を流します。

その場の空気を循環させるためのベストな方法も彼らは熟知しているのですね。

価値観が他人と逸脱していない

というよりは逸脱しないよう心がけていると言う方が適切かもしれません。

逸脱すれば拾い方、ツッコミ方もその場で不自然になるからです。

その場に合わないことは絶対に口にしないでしょう。

空気を読んでいるので、こんなことは彼らにとって当然のことです。

さらに相手と価値観を共有できるほどの親近感で、接することができれば拾い方の幅も相当広くなります。

なので、逸脱していたとしてもそんな価値観は絶対に表現しないという特徴も彼らは持っています。

…なんだかこう改めて書き表すと「天才かっ!!」とツッコミたくなりますね。

ツッコミを上手くやるためのポイント

いくつか特徴を挙げてみましたが、実際にはどうやって彼らは「拾っている」のでしょうか?

現実的にツッコミを行う時にはルールのようなものがあります。

問答無用で何もかも拾ってしまえ!というわけでは決してありません。

結果笑いが起きれば何でもいい、ということでもありません。

礼儀もありますし、マナーも必要不可欠です。

当然高度なツッコミマスターはこれらを熟知しています。

誤解されているかもしれませんが、ツッコミタイプの人間はボケという爆弾を常に待っているわけではありません。

ツッコミができる余地があり、それによって「場のプラス」になりえるから彼らはボケを拾っているに過ぎません。

本来彼らは場の雰囲気を全てにおいて優先してるだけであって、ボケに対するツッコミという漫才師のようなやり取りをするのが目的ではないのです。

笑いが場の空気を大きく変えるのは言うまでもないことですが、時と場合によってはそれが間違っていることもあります。

そんな時は、むしろ笑いを起こさないようなツッコミをして、場の空気を変えます。

かなり器用な感覚ですが、実際そういった行動原理で彼らは動いています。

場の雰囲気を優先することに徹底し、尽力する