4. 仕事遍歴
触れてはいけない話としては「仕事遍歴」も挙げられます。
その人の仕事遍歴が輝かしいものであり、本人にとってそれが自慢であったり、自信をもっている部分であれば、むしろ聞いて欲しい話でしょう。
しかし、自分の仕事遍歴に自信が無かったり、あまり知られたくないと思っていたら、それは地雷になってしまいます。
これも、その相手の仕事遍歴がどんなものであったかや、それに対して本人がどう受け止めているかで、地雷になるかどうかは大きく変わります。
因みに遍歴とは、“広く各地を巡り歩くこと”や、“いろいろな経験を重ねること”です。
つまり、仕事遍歴と言えば、これまでにどれだけの仕事を経験してきたか。
ということになります。
ですがここで気をつけておきたいのは、仕事遍歴を聞くということは、その人が一か所の会社でずっと働いてきた人では無いということです。
中途採用などで会社に入ってきたりしていて、その年齢がそれなりに高かったりする。
だから、それまで何していたのかが気になって、聞きたくなるということですよね。
その人の仕事遍歴が、どのようにして作られてきたかは、知る由もありません。
自分のスキルアップのために、仕事を渡り歩いてきたのかもしれないし、安定企業に勤めることを望むも叶わず、リストラなどによって仕事を転々とせざるを得なかったのかもしれません。
好き好んで仕事遍歴が出来上がった場合と、そうでない場合では、本人の抱える思いには雲泥の差があるでしょう。
聞く方は、たくさんの経験話を聞くことに興味があっても、本人にとってはその仕事遍歴が、コンプレックスになっている可能性もあるのです。
なのにも関わらず、気軽に仕事遍歴に触れてしまうような人は、やはり相手の気持ちへの配慮が、足りない人だと言えますね。
自分の状況が良い人ほど、そうではない人の気持ちを思いやることが出来ないのです。
仕事遍歴を自慢したいような人は、きっと自分から話してくるはずです。
話さない人は、話したくない人だと心得て、自分からはふらないようにしましょう!
5. お金の話
地雷と成り得る触れてはいけないことには、「お金の話」もありますよね。
お金の話は、ある人にとっても無い人にとっても、基本的にはNGな話題でしょう。
あまり、人にする話でもないし、聞く話でもありません。
お金のある人は、お金の話をされることで警戒心を抱くでしょうし、お金が無い人にとっては、それが稼ぐ能力の無さや生活水準の低さを露呈することにもなりますから、聞かれたくない話になっているはずです。
筆者も、お金の話は聞かれたくありません。
それは、稼げていないからです。
生活水準も低く、つまり貧乏なのです。
それは自分にとって、ちょっと屈辱的なことだし、人に知られたくない恥ずかしいことです。
自営業としてひとりで仕事をしているので、結構よく聞かれるのですが、それに答えるのは本当に嫌です。
聞いている方は、心配してくれていたり、単純に自営業でどれくらい稼げるのか、興味があってのことだとは分かるのですが…稼げていたとしても、それを堂々と答える人はいないでしょう。
聞いたところで無駄。
そして、聞けば関係性すら悪くなる可能性があるのが、お金の話なのです。
6. 前の交際相手や配偶者の話
地雷になり易い話としては、「前の交際相手や配偶者の話」も挙げられます。
これも、本人の中でどう消化しているかによって、地雷になるかどうかは変わってくると思います。
その人本人にとって、前の交際相手や配偶者のことが、思い出したくもない苦い過去なのだとしたら、話題にされるだけで嫌でしょう。
しかも、それを聞いたところでどうするの?という、怒りにも近い感情が沸くかもしれません。