遊び人たちの活動場所や時間帯を考えれば、彼らが夜の世界に生きている女性たちと関わっているのは明らかです。
夜の仕事をこなしている女性たち、仕事柄、目は肥えています。
ブランド品や一流のものを見分ける目は社会人成りたてのの若い男では、到底、叶わないでしょう。
必然的に彼女たちはお金の匂いのする男の方へ寄って行ってしまいます。
そう、遊び人の恰好が派手になっていくのは、彼らの生活のためでもあるのです。
夜の蝶を集めるために、自身は甘い蜜の香りがする派手な出で立ちで現れる。
因果関係が見事に成り立っているのです。
13.自分が悪いことを認めない
遊び人は他者が困っていたり不遇な目にあっている時、至上の喜びを感じるようです。
そう、幼いころからの情操教育が正しく行われなかったせいなのか、どんなことがあっても自己中心的です。
なので、例え、自身に非があって謝らなければならないような事態になったとしても、決して頭を下げるようなことはしません。
と、言うか下げられないのです。
怖いからです。
謝ったりしたら、自分が悪者というように認識されてしまう事を恐れるのです。
詰まるところ、懐の広さがない、ということを図らずも証明してしまっている訳なのです。
恐らく、その事に本人たちは気づいていないかも知れません。
これも幼い頃の間違った育てられ方によって「愛」というものを知らずに大きくなってしまった弊害といえるでしょう。
しかし、真っ当に生きていこうとする人間は、例え、遅くなったとしても人生のある時期に正しい「愛」というものを教わる時が来るはずです。
そして、真摯に向き合おうとするはずです。
ところが悲しいかな、遊び人たちは正々堂々と人と向き合うことが怖くてできません。
自分も人も偽ってしか、生きていけない人間になってしまっているようなのですね。
14.自分のことが大好き
自己中心的で思いやりの心が育たなかった彼らが、最も信用し、好きなのが「自分自身」です。
彼らはナルシストかと思わせるぐらい、自分の事が大好きです。
まあ、しかしこれも仕方のないことでしょう。
彼らは愛というものを信じることができません。
他者に対しては、常に憎しみと軽蔑の気持ちしか、持つことができないのですから。
そういった気持ちにさせられてしまった過去の出来事が彼らを遊び人の世界に引き込んでいったのです。
今更、自分以外の人を信用して心大きく付き合っていこう、などという精神状態には成りようがない、という事なのです。
どうして遊び人になってしまったのか?
では、遊び人の人達、どうしてそういう道に入っていってしまったのでしょうか?
遊び人になってしまった動機に同情の余地があるのでしょうか?
ちょっとそこのところを探ってみましょう。
1.両親にきちんとした教育を受けていないから
子供にとって親の存在は重要な役割を担っています。
子供にとったら、この世に生まれて養ってもらう存在が親。
小さい頃から親の影響力を受けないはずはありません。
例え、その親が一言の言葉をかけなかったとしても、子は親の背中を見て育ちます。
親の態度、行動、言動などが子供の心身にわたる発育に多大なる影響を与えていることは否定するわけにはいかないでしょう。
そしてもう一つの原因が「貧困」です。