もちろん先ほど考えたように、話す相手やタイミングを見計らうことは、人間関係を円滑にするために必要なことでしょう。
話す時には、いつどのように話すかを、前もってよく考えなければなりません。
しかし、嘘をつくことは絶対にやめましょう。
良い嘘などというものはありません。
嘘は必ず誰かを傷つけますし、思わぬところで自分の首を絞めることになるでしょう。
2、損得勘定で行動しない
損得勘定で行動するということは、自分にとって得になることだけをしたいという利己的な思考を持っていることの表れです。
例えば、友達を助けてあげる動機も「助けてあげたんだから〇〇をしてねと」見返りを求めるのです。
そうすれば助けるという労力も、損ではなく自分に返ってくるメリットになりうると考えているのです。
それよりも、本当に助けてあげたいという優しさから手を差し伸べられる人でありたいですよね。
損得勘定で動くような思考になってしまうと、心が貧しくなります。
万が一見返りがかえってこないと、怒りさえ抱くようになってしまうかもしれません。
そうなると付き合いづらい人になるのは目に見えていますよね。
信頼され易くなる
損得勘定で動く人は、容量が良く、器用に立ち回れることも多いです。
仕事ができると思われたり、立場の上の人から好かれたりするでしょう。
しかし、得だからという基準だけで物事を判断していることはいずれ明らかになります。
なぜなら、人としてどうかなと思うことも、得ならやってしまったり、損をするなら、やるべきこともやらないからです。
そんな人間を信頼する人がいるでしょうか?
さらには、損得勘定で行動する人自体が、人を信頼しない傾向を持っています。
根底に、「人は裏切る」「信じられるのは自分やお金」という考え方をしているので、その物差しで人を見てしまうのです。
ですから、人との心の交流や信頼関係を築くことが難しいのでしょう。
反対に損得勘定ではなく、心から相手を思って行動する人に対しては、信頼や愛情が芽生えますよね。
3、どんな相手でも態度を変えず接する
腹黒い人の特徴で、異性や目上の人の前では急に良い子を演じ出したり、可愛こぶるというものがあります。
もちろん目上の人に対しては、同年代の人よりも敬意を示すべきです。
それに、気になっている人に好かれたいというのが態度に出てしまうことも悪いことでもありません。
ただ、へつらうような態度の変化や、それらの人がいないところでの悪態とのギャップがひどいと、それを見ている方としては引いてしまいますよね。
さらに、立場の強い人には愛想よくして、弱い人には威張ったり。
外見によって差別した態度をとったり。
自分にとって好都合と判断した相手には急にゴマをするような態度をとるなら、完全に心無い人と思われてしまいます。
大切なのは、どんな人に対しても誠実に、敬意を持って接することでしょう。
豹変する人は距離を置かれる
同じ人に対しても、立場や状況によって態度を豹変する人もいます。
例えば、今まで見向きもしていなかったはずなのに、知り合いに有名人がいるとわかった途端仲良くしたり。
昇進した途端すり寄ってきたり。
反対に今まではペコペコしていたのに、自分の立場が上がったらタメ口になったり…。
同じ人なのに、立場や状況でこんなに態度を帰るの?とびっくりするようなことがあります。
そんな人と一緒にいると、感情的にも振り回されます。
そして、ただただ怖い思いをするので、皆が距離を置くようになります。