人の価値は、立場や地位、メリットデメリットでは決まりません。
くれぐれもそれを肝に命じて、人間同士の心ある付き合い方をしましょう。
4、他人の幸せは素直に喜ぶ
「喜ぶ人と共に喜びなさい」という格言があります。
喜びを共有してくれる人がいると、嬉しさも倍になります。
一緒に喜んでくれた人に対して、心を開くようになりますよね。
ですから、人の幸せを素直に喜ぶ心を培うなら、当然ながら喜びを感じる機会が格段に増えます。
それらの人たちと暖かい友情を気づくことができるようになります。
そうすれば、人生が楽しい出来事で満ちるようになり、気持ちも積極的で明るくなります。
そんな前向きな態度と、暖かな交友関係を築けば、自分の幸せも自然と舞い込んでくることでしょう。
遠回しの嫌みも言わない
本当に喜びを共有するためには、素直に喜ぶことがポイントだということにお気づきになられましたか?
喜んでいるフリをするのでも、散々嫌味を言って、最終的に仕方なく喜ぶのでもありません。
最初から素直にその人と同じ感情で喜んであげることが大切なのです。
内容によっては少し複雑な思いになることもあるかもしれません。
そういう時は、その人の立場になって物事を見れるように一呼吸置きましょう。
そして、自分の中にあるネガティブな気持ちの原因を分析するようにしましょう。
誇りの気持ちはないか、損得勘定で計算しているからではないか正直に分析するのです。
これを、何も言葉を発する前に、静かに、しかも速やかに行うようにしましょう。
そうすれば遠回しの嫌味を言ってしまって、後で後悔することはないでしょう。
5、悪口を噂話の発信源にならない
噂話とは非常に怖いもので、全くのデタラメでも瞬く間に広がって、真実として残ってしまうことがあります。
ですから、自分がその発信源となって、取り返しのつかないことにならないように、口から出す言葉に最大限の注意をはらうようにしましょう。
特に、少しよくない感情を抱いている相手や、物事に対しては、意図せずにでも悪口ともとれる言い方をしてしまう場合が多いです。
それが集団の中では、より一層偏見に満ちた、しかも皆が合致した意見として爆発的に広がってしまいます。
これを集団のエゴイズムというそうです。
集団心理で、曖昧な情報でもとりあえずそれを誇張したり、一般的に事実として考えられていることとして広がってしまうのです。
さらに、ただ眠っているだけでも嘘が真実に変わるというスリーパー効果というのも噂話にはあります。
語られた直後は、ネタだからとみんながわかっているものでも、時間が経つと、ネタというのが消えてしまうのです。
そして、「〇〇さんは〇〇なんだって」と、語られた状況や雰囲気は関係なく、一部だけが受け入れられてしまうのです。
ですから、自分が語ったニュアンスが無視され、悪意だけが事実として残ってしまう可能性が十分あります。
そうなると、自分の評判も傷つきます。
悪く言ってしまった相手との関係も修復するのが難しいほどこじれてしまうかもしれません。
ですから、自分の有利になるように噂話を使おうなどとは決して考えないでください。
一度発してしまった言葉は、二度と元に戻すことはできないことをよく考えながら、語るようにしましょう。
他人の良い所を見ようとする
そもそも他人について悪く言わなければ、このような噂話の発信源になるという問題は起こりません。
ですから、他人に対して良いことを語れるように、その人の良い点に注意を集中するようにしましょう。
どんな他人にも長所と短所があって、特に短所が目立つ場合や、自分にとって我慢ならない点がある人もいることでしょう。
そんな時はどうすれば良いでしょうか?