しかし、その反対で上級国民を悪いもの、おかしな存在として思っている人も多くいます。
普通ではない、そのおかしなポイントだけに目をつけ皮肉をこめて”上級国民”と読んでいることがあるのです。
しかし、上級国民の人はそんなちっぽけな皮肉に負けることはありません。
なぜならば、そんなことを気にも留めないからなんです。
上級国民は、普通の人とは違った視点をもって生きている人。
要するに、そんな”皮肉”なんていうばからしいことに付き合っていられるようなスケールの小さな人間ではないんですよね。
しかし、上級国民ではない普通の人にとって上級国民とは少し目ざわりな存在でもあるはず。
だって自分にはないものを持っているし。
なんでも”研ぎ澄まされた感覚”や”これまでの深い理解”によって問題を解決していってしまうからなんですよね。
上から目線の考え方を持つ国民
また、上級国民は普通の人とは違う感覚を持っているために、上から目線になってしまうことがあります。
上級国民のなかにも、そうではない人も存在するのです。
ですがやはり、「自分はえらいのだ」「人とは違うのだ」と自分に酔いしれるようになってしまうと、上から目線をしてしまうようになってしまうんですよね。
要するに、天狗になってしまうということなんです。
本物の上級国民とは、”謙虚な姿勢”も持ち合わせているものです。
しかし、ほとんどの人がその姿勢を貫くことが出来ず自分の才能におぼれてしまいます。
そんな上から目線でいつもえらそうにしている上級国民をみて、普通の人はいい思いはしませんよね。
だって、とてもむかつくからです。
ちょっと人と違うからといって、それを自慢するかのように上から目線、いつでも自分は特別扱いされるべきなのだという威圧感。
そんな人と一緒にいても楽しくもなんともないです。
人によっては自分をさげすんでいるのだと上級国民を目のカタキにしてしまうことも。
あなただって、いつも上から目線で接してくるような人に良い思いはしないのではないでしょうか?
いつ生まれた言葉?
では、この”上級国民”という言葉はいつ頃から、発生した言葉なのでしょうか?
いつ、生まれた言葉なのでしょうか。
あまり聞きなれない方もいれば、「最近はどこでもよくきくけどなぁ」なんていうツワモノまでいるかもしれませんね。
この言葉の発生源を理解することによって、上級国民という言葉についてより理解が深まるかもしれません。
発端は東京オリンピックのエンブレム騒動
オリンピック組織委員会によって、エンブレムを決める際の会議のこと。
一般市民には理解しえないものは、専門家には理解できる・・・と発言した方がいるのです。
要するに自分は上級国民であり、普通の一般市民ではないといいたかったよう。
それにて、SNSなどから上級国民という言葉が次第に使われるようになりました。
ネットスラングの一種
また、この上級国民という言葉はインターネット上においてよく使われている言葉でした。
あなたは、ネットスラングという言葉を知っていますか?
ネットスラングとは、ネット上においてはやっている俗語、流行している言葉のことをさしています。
「わろた」や「ww」なんかもネットスラングの一部ですよね。
毎日のように使っている方は、当たり前のように使っているのかもしれません。
でもそれがネットスラングであり、自分自身もそのネットスラングを広めている一人に過ぎないことを理解しておくべきでしょう。
そんなネットスラングの一部として、上級国民という言葉ははやってきたといわれています。