30年前ですから、ちょうど今結婚適齢期と呼ばれる人たちにとっては、親世代ということになります。
30年前の1985年の統計によりますと、25~29歳で未婚の女性は全体の30.6%しかいませんでした。
そして、30~34歳になりますとその未婚率は10.4%となり、35~39歳ではなんと6.6%なんです。
つまり、30~34歳までの女性は、約10人中9人は結婚しているということになります。
つまり、女性は20代または30代前半までには結婚するのが当たり前だったわけですね。
そのくらいの年齢の女性は、自分で出会いを見つけられる人は結婚するし、なかなかいいひとがいないという人でさえ、親や親戚、仕事場の先輩、さらに近所の人から、お見合い話などもたくさん受けて、結婚することが多かったように思います。
今と比べるとかなり違いますね。
それで、親世代がよく20代後半や30代になった我が娘に対して、「私たちの頃はあなたくらいの年齢ではもう結婚しているのが普通だったのに・・・」というのが理解できますね。
しかし、親も自分たちの時代と、今の人たちとでは結婚に関してはかなり現状が変わってきている、ということを理解しなくてはいけないでしょう。
今では40代でも未婚!
そして、今では40代の人でも未婚の女性が増えています。
例えば40歳の人たちの中で独身の女性は20.5%ですので、約5人に一人は独身であるということになりますね。
45歳になると17.4%となります。
40代最後の49歳では、14,8%ということで、まあ、それでもおよそ7人に一人が独身です。
さらに、生涯未婚率も増加しています。
生涯未婚率というのは、50歳までに一度も結婚したことのない人たちの割合を示しています。
一番最近の調査によりますと、女性で生涯未婚の人は全体の14.06%に上ったようです。
これはつまり7人に1人は未婚のまま50歳を迎えているということです。
この生涯未婚率についての推移を見ていきますと、約50年前の1965年の時点では女性の割合はなんと2.6%でした。
そして、2010年には初めての10%越えをして10.6%となったのですが、その後年後である2015年ではさらにその割合が大幅に増加しているという結果になりました。
年齢を重ねるごとに、理想が高くなっている
40代というと、仕事もキャリアを積んでバリバリ活躍している頃でしょうか?
女性も社会で活躍できるようになってきたことにより、30代ではまだまだ仕事をしていたい、という女性も多いでしょう。
そんな女性たちが40代になり、いざ結婚しようとなると、理想も高くなっているのが現実かもしれません。
いろいろな経験をしてきたし、いろいろな男性たちを見てきました。
さらに、自分の生活レベルもそれなりに高くなっている状態で、結婚という選択肢を選びたいと思っても、それにはたくさんの条件をクリアできるような男性を求めてしまう、ということがあります。
年齢を重ねるごとに、どんどんと理想が高くなってしまうと、なかなかその理想通りの人を見つけることができなくなり、結婚がさらに遠のいてしまいそうですね。
どのくらいの人が結婚を嫌がっている?男性編
結婚に憧れを抱いている人もいれば、結婚にあまり魅力を感じていない人もいます。
昔は、ある程度の年齢になったら結婚するのが当たり前で、逆に結婚していない人は、何か問題があるんじゃないの!?って思われるくらいでした。
そして、「幸せになりたければ結婚しなさい」とか、「結婚=幸せ」という考えが世間一般にありましたよね?
でも、最近では結婚に対する考え方が変わってきているようです。
実際に、「独身貴族」、「結婚離れ」というような言葉や、「晩婚化」、「未婚率の増加」、というフレーズもよく耳にするようになりました。
結婚したいけど結婚できないという人たちも多いそうですが、一方で、「そもそも結婚したくない」と思っている人たちも増えてきているようなのです。
実際、「結婚するのが幸せに絶対不可欠。」、「結婚している人しか幸せになれない。」って感じている人、今のこの時代にどのくらいいると思いますか??
現在、独身のみなさんの中で「結婚したくない」と思っている人は、どうして結婚に消極的に感じるのでしょうか??
今回は、そんな結婚したくない人が増加中!?という現実を、男性目線から、そして女性目線から調べてみたいと思います♪
どのくらいの人が結婚を嫌がっている?女性編
みなさんは、「結婚」に対してどんなイメージを持っていますか?
結婚は幸せになるための第一歩だと感じて、結婚することを目標にしていたり、結婚してお嫁さんになって、子どもを育てることが人生の中の夢と思っている人はどのくらいいるでしょうか?