その事について前向きに考えられるかどうかで僻みやすい人間かどうかもすぐに分かってしまうでしょうね。
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自分と他人をすぐに比較する
僻みがちな人に共通する特徴の8つ目は「自分と他人をすぐに比較する」です。
「自分と他人をすぐに比較する」…、何を比較しているのでしょうか?つまり優秀な自分の長所を他人と比較して、自分の方が勝っていればそれで満足、そうでなかったら…。
まあ、僻みっぽい人が自分が不利になる比較はしないでしょう。
してしまったら気分が悪くなるか腹を立ててまた人の悪口を言い放つだけでしょうからね。
論理的な行動を取るのなら、自分と他者との比較をしてみて、自身が勝っていると思った箇所があるのならそれでよし、劣っている箇所があるのなら、どういった部分が劣っているのか、冷静に分析してみる判断材料にするのなら、別に何の問題もありません。
むしろ不得意な分野を克服して得意分野にしたいのなら、他者との比較は必須項目です。
比較してみてどういった点が劣っているのかを把握しない事には、何事も進歩はありませんからね。
問題は僻みっぽい人は勝てる分野でしか比較しない事です。
それではただの自己満足。
今後の成長はおろか、現状維持すら危うくなってしまいます。
そういったところを気付かないから「僻む」性質が治らないのでしょう。
家庭環境が良くない
僻みがちな人に共通する特徴の9つ目は「家庭環境が良くない」です。
この点につきましては前にも触れさせてもらいましたね。
人間の性格形成に大きく影響を与えてしまう要因の一つに生まれ育った幼少時からの親と家庭環境にある、と。
「三つ子の魂百までも」と、諺でもいいます。
3歳児にして、その時の記憶は無条件に一生忘れないのです。
ましてや人間というのは4歳以降から脳がどんどん発達してゆき、その時からの約10年間でその子の人格形成がほとんど完成されてしまう、と私は思っています。
つまり中学生を卒業する頃には世の中のいいこと、悪い事、やっていい事悪い事、全てを親から学習しているという訳です。
この事実は親子関係を語る上でも無視できる事柄ではないのです。
勿論、子供は親の完全コピーではありません。
いい事と悪い事の区別は「教育」というもので十分、修正されます。
しかしながら、「ネガティブ感情」といった教育自体ではどうしようもない分野は別です。
いくら学力が優秀な子供に成長しても他者を思いやらない性格になるかどうかは、親から受けた影響が多大であることが物語っています。
人に感謝しない、礼儀がなっていない、ありがとうを言わない、他人の文句や批判を平気でする。
これらは親が無意識に言っていたら自然と子供に移ってしまう恐ろしいものなのですよ。
努力しない、いつも受け身
僻みがちな人に共通する特徴の最後の10個目は「努力しない、いつも受け身」という事です。
要するに自分が優秀だから何もしなくても自分はいつでも人の上に立っている。
だからこちらから誰かのために何かをやってあげる必要は全くない。
という理屈になるでしょうか。
まるで時代錯誤の貴族階級の人間のような発想です。
彼らは先代から与えられた豊富な土地や財産があったおかげで生まれながらにして支配階級となり貧しい農民から平然と税を納めさせ、毎日和歌を詠んだりした優雅な生活を送ってきました。
まあだから時代が変わって武士にその地位を奪い去られる事になるわけですけれどもね。
働かずに勝手に与えられた財で裕福な暮らしをするだけの人間が政治までやっていたのですから、国が亡ぶのも当たり前の事なのです。