嫉妬深いと評判の人は、感情を露わにすることが多いものです。

人が興奮して突っかかってきたとき、この人は怒りっぽいだけの人なのか、それとも嫉妬深い人なのか。

どちらだろうなどと考えることが、筆者にはよくありました。

いずれも自信のなさや思い込みの強さに起因しているのだろう、と思っていたものです。

つまり嫉妬深さの原因を追求すれば、さまざまな感情の分析にまでつながるのではないでしょうか。

喜怒哀楽の要となっている、と思います。

以下嫉妬深い人とその原因について分析していくことにしましょう。

気づかないうちに嫉妬深くなっていませんか?

人間年を重ねると、自らのもつ性行が極端に表われてくる傾向があります。

いい面も悪い面も研ぎ澄まされてくるのです。

例えば昔よりも気が短くなった、などと評される場合もそうです。

しかしほとんどの場合、本人に自覚はありません。

悪い面だけ増幅され、知らず知らずのうちに嫌なやつになっている可能性は大いにあります。

その中には嫉妬深くなった、と評される人もいるに違いありません。

たまには周囲の評にしっかり耳を傾け、自分を振り返る必要があります。

嫉妬深い人に共通する8個の特徴

嫉妬深い人の動作からは、あまり品性や気品を感じられません。

深い考えや、人間的な優しさを欠いているように見えることが多いからです。

もちろんそうでないことも多いのですが、相手をする側はどうも落ち着かなくて困ります。

以下、嫉妬深い人の特徴について、項目を立てて詳しく検討していきましょう。

①自分に自信がない

自分に自信がない。

とくに男性は自分に自信をなくしていることが多いものです。

それを悟られまいとして、取り繕うため多大のエネルギーを消費しています。

これはトップクラスに出世した人でも何ら変わりありません。

むしろひどくなるようです。

筆者の印象に残っているケースをご紹介します。

筆者は中国に駐在中、もう10年以上前のことになりますが、縁あって日中経済フォーラムというシンポジウムに出席しました。

日本側のメインゲストは経団連の奥田会長(トヨタ自動車会長)でした。

宿泊所兼会場となった中国のシャングリラホテルには日本人営業マンが在籍していました。

のちに彼に聞いてみると「奥田会長は、僕のような者にでもとてもていねいに接してくれました。やはり偉くなる人は違いますねえ。」としきりに感動しています。

それを聞いて、筆者の会社トップとの差を痛感しました。

②没頭できる仕事や趣味がない

嫉妬深い人は他人の行為がやたらと気になり、ちょっとしたことで疑心暗鬼になりやすいものです。

なぜ他人のことがそれほど気になるのでしょうか。

自分には集中できるものがないから、というのはその有力な答えでしょう。

仕事でも趣味でも何か没頭できていれば、他人のことはあまり気になりません。

それができていなければ、嫉妬深い人は、何を目にしても簡単に嫉妬心を起こします。

会社であれば、上司はあいつばかり評価し可愛がっている、と見えてしまうでしょう。

もし仕事に集中できないのであれば、何か夢中になれる趣味を探しましょう。

③お互いの距離が近すぎる

嫉妬深い人が、相手のことを何から何まで知っているつもりになっていると、かえって危険です。

知らなかった意外な事実が発覚すると、そのこと自体すぐに嫉妬の対象と化してしまいます。

これでは息の詰まる関係となってしまいます。

まるで監視社会です。

これはお互いの距離があまりに近すぎることが原因に違いありません。

距離感は定期的に修正していきましょう。

たわいのない秘密なら、互いに少しくらい持っていた方がいいと思います。

④過去にトラウマを抱えている

嫉妬深い人はトラウマを抱え込んでいることが多いものです。

これまで人間関係において失敗を繰り返し、心に傷を抱えた人ほど、もう二度と失敗したくないという気持ちは強く現れます。

その気持ちが前面に出すぎると、何かしようとしても躊躇してしまいます。

動作もぎこちなくなっていきます。

素直に人を信じられない、嫉妬深くなる、といった傾向も増していくでしょう。

そして嫉妬深い人は、過去のトラウマに引きずられるようになります。

これを払しょくするのはなかなか骨が折れそうです。

新しく楽しい体験を上書きするのが一番良い治療法でしょうか。

しかしそういうことにも及び腰になっている可能性も高そうです。

⑤とにかく張り合おうとする

嫉妬深い人は、自分だけが知らない、仲間はずれという事態にはとても耐えられません。

ときには警察ドラマの刑事のように、しつこく聞き出そうとします。

そのような人を辟易させる行為を、平気で繰り返えします。

建設的なライバル関係で張り合うということではありません。

ただ自分がおろそかにされるのに耐えられないだけです。

そして張り合こと自体が目的となっていることが多くなります。

これも第三者の目にはとても美しくは映りません。

⑥負けず嫌い

嫉妬深い人は、負けるものかという気迫を持っています。

これは悪いことではありません。

負けず嫌いという性質は勝負の世界においては、成功への必要条件です。

負けたとき敗因を分析してそれに納得してしまう人より、悔しくて泣き出す人の方が大成するといいます。

ルールに則って正しく発露される分には、負けず嫌いは優れた素質となります。

しかし悔しさが正しい行動を導かないこともあります。

自棄を起こすような場合です。

むしろその方が多いでしょう。

しかしそれでは嫉妬心に苛まれ、ただその場に立ち止まっているだけです。

もちろんその分野におけるスキルの上達も、新しい展開も望めません。

負けず嫌いのエネルギーを正しく導くには、周囲の人たちの理解と協力がぜひとも必要です。

⑦自尊心が強い

嫉妬深い人の自尊心には、異常なくらい強いものがあるようです。

このタイプの人は、自ら招いた失敗であっても、自分以外に原因を求めがちです。

他人のせいにすることで自分の気位を保とうとするのです。

会社生活においては、無能な上司に典型的に表れるのため、多くの人におなじみでしょう。

これは他人を遠ざけてしまう典型的行為でもありますが、当人はそれに気が付いていません。

そして自分よりも能力、人気の高い人に対して嫉妬心を向けることになります。

その結果、ますます人が寄って来なくなり、情報過疎に陥ります。

それでまた頭に血がのぼり、という悪いサイクルから抜け出せなくなってしまいます。

⑧執着力がすごい

嫉妬深い人は強烈な執着心を持っています。

それがあまりにもマニアックな振舞いを招いてしまうと、これもまた人を遠ざけていく要素になります。

周囲から危ないやつと思われている可能性は、非常に高いでしょう。

しかし執着の強い人は集中力は持ち合わせているわけです。

これは目標もなくただ無為に過ごしている人よりはアドバンテージを持っている、といえなくもありません。

ただしその執着力が、他人を支配しようという方向に行かないようにしなければなりません。

執着心は仕事や趣味の世界で生かすようにしましょう。

嫉妬深い人の恋愛傾向

以上ように嫉妬深い要素を少なからず持っている人たちは、どういう形で恋愛を楽しんでいるのでしょうか。

さまざまな行き違いや対立が起こるであろうことは、想像に難くありません。

メロドラマというよりコメディになってしまうかもしれません。

そうならないようにあらかじめ嫉妬深い人の恋愛傾向研究しておきましょう。

備えあれば患いなしです。

①束縛が激しい

嫉妬深い人は、まずパートナーが自分以外に関心を向けることをいやがります。

自分中心の思考ですから、そのことが相手を束縛することになるなどとは考えません。

とくに恋愛においてリセット、上書きの効かない男性は、女性の過去の恋愛まで嫉妬の対象に加えます。

その過去が自分に関心を向けない原因だ、などとすぐに錯覚してしまうのです。

ここでへたに刺激すると、男性はすぐけんか腰になってしまうでしょう。

取り扱い注意です。

正面からの反論も、また無視をするのも怒りを倍加させ、やっかいなことになります。

適当にあしらうのがいいでしょう。

このあたり男女は明らかに頭の構造が違っています。

まずそれを認識することが大切です。

②スケジュールなどを細かくチェック

スマホの普及とともにシステム手帳などの利用は細っているようです。

しかし何もかもIT機器でスケジュール管理をしているという人はまだ少ないでしょう。

手書きのスケジュールは何らかの形でまだ残っていることと思います。

嫉妬深い人は、それに自分の知らないことが書いてあるだけで、がまんできなくなります。

必ず説明を求めてくるでしょう。

こういう人と付き合うことを思えば、スケジュールはIT機器管理にしておいた方がよさそうです。

いざこざのタネになりそうな要素は、前もって減らしておきましょう。

③何をしているか気になる

嫉妬深い人のパートナーへのチェックは、何もスケジュールだけに限りません。

自分のこと以外に何に関心を向けているのでは、ということが気になってしかたがありません。

根拠のない不安です。

このスマホとSNSを頻繁に利用するのが女性、実際に見て確かめようとするストーカー傾向を持つのが男性、という感覚でしょうか。

ここでもスマホとSNSが時代を革新しているのがわかります。

いずれにしても正常な神経の持ち主には、うっとうしい限りです。

この気持ちだけは時代を超えて変わらないものでしょう。

④まめに連絡をとりたがる

嫉妬深い人は、まめに連絡をとろうとします。

本能のようなものです。

その連絡の取り方もスマホとSNSの普及によって、様相は全く一変してしまいました。

簡単に連絡を取り合えないもどかしさが、プラスの効果をもたらす恋愛など、もう見られなくなっています。

かつてそういう不安はときめきでもあったものです。

今ではまめに連絡をとろうとすれば、何を不安がっているのだ、と相手に思われ、これは誤解につながりかねません。

いつでも連絡がとれるのだから、あまり頻繁にやらない方がいい、と考えるてみる方がいいでしょう。

メッセージを見るのが遅れたくらいでガミガミ言わないことです。

将来にわたってこのように拘束されてしまうのでは、とパートナーを恐怖させてしまいます。

⑤他の異性と話しているのが嫌だ

嫉妬深い人は、パートナーが他の異性と話すことをいやがります。

男性はとくにその傾向があります。

周囲にあの2人は交際していると認知されていても、男性は自分のパートナーが他の男性と接しているシーンを嫌います。

表沙汰になっていない関係ならなおさらです。

通常の仕事上の打ち合わせさえ、いやがります。

嫉妬深い人に限らず男性の一般的傾向ですす。

それに対し、女性はしばしば意図的に他の男性と親しくして、あえて見せつけるようなしぐさをします。

男性パートナーの反応を試すことをお好みのようです。

しかし安定した交際が続いてているのであれば、あまりやらない方がいいと思います。

女性のかけひきにはうんざり、という純心な男性も多いからです。

嫉妬深いのを治す方法


嫉妬深い性格を正す方法はあるのでしょうか。

まず客観的に自分を見つめ直すことが治療の前提となります。

原因を追求しなければなりません。

しかしそれには周囲の協力が不可欠です。

自己分析と周囲から得た意見を照合してみましょう。

ギャップがあればそれを行動で埋めていきましょう。

そうした作業をいくつかこなした上で、改めてパートナーと向き合うことをお勧めします。

自分と比較しない

直接自分と比較して、相手の欠点をあげつらうのはやめにしましょう。

相手に合わせるつもりはないとられます。

または自分こそ世のスタンダードであるという自己中心主義を表明しているようなものです。

周囲からも評価は得られないでしょう。

パートナーには自分にないものを持っている人と、プラスの評価を与えておくべきです。

いちいち疑いの目で見ていては、重苦しい関係となってしまいます。

自分に自信をつける

自分に自信をつけるには、内面の充実を図ることです。

それには何かをやり遂げた達成感を得ることが一番です。

その何かを探すだけでも大変なことではあります。

見つからない場合、すぐできる身近なところから始めるしかありません。

新たな気持ちで仕事に取り組む、ということでもよいでしょう。

達成感を欠いた、根拠のない自信は、単に誇大妄想に陥っているだけです。

その場合、周囲の人たちはそれをするどく察してしまうでしょう。

人を遠ざける逆効果をもたらします。

嫉妬の対象となるものから離れる

あなたは一体誰を、そして何に対して嫉妬しているのでしょうか。

具体的な対象や行為が明らかになっている場合、少しそこから距離を置いてみましょう。

多少とも気にならなくなればそれで成功です。

さらに繰り返すことによって、精神的落ち着きが増すかも知れません。

そうなれば大成功です。

そのときには、嫉妬深い人という世評はもうなくなっているでしょう。

我慢していることを行動に移す

これは我慢していた欲望を開放し、デッドラインを超して、ストーカーになってよいということではありません。

これまでできなかったことに、果敢にチャレンジし、鬱屈した心を発散しましょう、という意味にとらえて下さい。。

嫉妬深い人はリフレッシュを必要としています。

一定の効果は得られるでしょう。

そして一度始めたことは、できるだけ継続したいものです。

自分が嫉妬深いということを自覚する

自分が嫉妬深いイヤなやつだ、ということを自覚している人は案外多いように感じます。

とくに厳しい環境で育った人のなかにはよく見られます。

心の温度変化の激しい人です。

そういう人は冷静なときはやけに冷静に自分を見つめています。

自らの欠点はちゃんとわかっているのです。

そうではない自覚のまだ立りない人は、周囲の意見に耳を傾けることから始めましょう。

そして嫉妬深いといういわれたのなら、その評価を受け入れなければなりません。

すべてはそこからです。

嫉妬するのは恋愛ではない

嫉妬ばかりして、その解消にエネルギーを消費していては、恋愛感情も半減してしまうでしょう。

一緒にいるのが楽しくて始まったはずの恋愛なのに、このまま苦痛ばかりで終わってしまうかもしれません。

苦痛でも離れられない、となればそれは恋愛とは別の関係ではないでしょうか。

できる限り嫉妬心は抑え、恋愛の正しい道へ戻りましょう。

相手にどう思われたいかもう一度確認する

パートナーが嫉妬しているのを見て、あなたはどう思いますか?予想通りの反応で愛おしさが増したでしょうか。

それともがっかりしただけで終わったでしょうか。

そんなあなたはパートナーにどう思われたい人なのでしょうか。

互いの嫉妬心を比べながら、確認をしていきましょう。

新しい関係の構築に役立つのではないでしょうか。

理想の自分を挙げてみる

嫉妬心にさいなまれた後で、自分をもう一度振り返り、自分がどうなりたいのかイメージしてみましょう。

現在の姿と重なる人はまずいないはずです。

その理想の姿と現在のギャップを認識し、そしてそれを埋めていきましょう。

もちろん独りよがりになっては意味がありません。

ここでも周囲の人の意見を取り入れることは必須です。

何か夢中になれるものを見つける


嫉妬深い人は、何でもいいのでとにかく夢中になれるものを探しましょう。

趣味の世界では、浮世離れしている、と言われることを恐れる必要はありません。

たまには現実世界から遠ざかって、自分だけの世界に浮遊することもリフレッシュになります。

ただし精神的ゆとりを身に付けた上で、現実の世界にちゃんと戻ってこなければなりません。

ゆるキャラのようになってしまっては、恋愛は失敗するでしょう。

第三者の力を借りる

自分は一体どのくらい嫉妬深いのか?嫉妬深い人は自分ではよくわかっていません。

そうした認識すらないかのもしれません。

まず第三者の評価を聞いてみましょう。

自分の現状を映すよい鏡になります。

とくにそれほど親しくない友人など外部の人間によるそれは客観性があります。

受け入れることができれば、嫉妬深い性格の修正に、有効に作用すると思います。

家族

家族は相談相手というより、何かをやろうとする決意を試される場です。

家族は構成員の誰かが、これまでと違うことをしようとすると、たいていの場合反対を唱えます。

「お前にそんなことできるわけがない。」という調子です。

家族とは、最初に乗り越えなければならない一台目のハードルです。

自分を変えるんだ、という決意を披露しましょう。

引っ込みがつかなくなるまで自分を追い込むことも、自分を変えるためには必要です。

友達

筆者の若いころ、以下のような少し悲しい事件がありました。

ある男性は最近彼女が冷たかったため、つぎの仲間との飲み会のとき、どうにかして気を引いてやろうとしていました。

そして酔った振りをしてわざと派手に転んだ拍子に、運悪く頭を強打します。

その結果、身体に運動障害が残ってしまったのです。

このケースでは周囲の友人たちは、物理的事故までは守れませんでした。

しかし多少の行き違いくらいなら、友人たちの存在はとても心地よいクッションになってくれます。

極端な行動に出る前に、ぜひ相談してみましょう。

嫉妬深いことは悪いことではない


パートナーへの想いの強さ、嫉妬はその裏返しとして付随しているものです。

それをうまく認め合うことができれば、さらに好ましい感情が巻き起こり、絆が深まる方向へ作用するでしょう。

そうなれば言うことはありません。

しかし嫉妬心を頻繁に発露させるのは問題です。

良からぬパフォーマンスに走る危険を増やしてしまいます。

そうしているうちに恋愛自体が偽物っぽく、薄味なものにになってしまうことでしょう。

しかし適度な嫉妬深さなら、人間関係全般を活性化する作用もあります。。

恋愛関係、結婚生活では特にそうです。

ふとした思いがけない嫉妬の感情から相手を意識するようになり、恋愛に進むのは愛情の王道です。

押し付けたりせず、極端に反発する行動に出ないことさえ守れば、愛情を確認するのにちょうど良いテストにもなります。

またうまくコントロールできれば、有用な接着剤としても作用します。

ふと立ち止まり、自分を振り返る時間をつくりたいものです。

機械でいう定期的なメンテナンスです。

どんな関係であれ長持ちさせるには不可欠な作業です。

嫉妬心をコントロールしつつ、過不足のない喜怒哀楽を発しながら、長続きする関係を作りましょう。

結局この稿で強調することになったのは、周囲の理解を得る、周囲から学ぶ、ということでした。

家族、幼なじみ、会社関係、趣味サークル、どこでもいいですから、公正に自分を見てくれる人です。

あなたはそういう人を何人持っていますか?