人間には動作が俊敏な人と緩慢な人の2つに大別されますよね。
職場においても部活においても、動作がキビキビしている人は見ていてもこちらの気分までよくなりますが、反対に動作が緩慢でノロノロしている人は反対の気持ちにさせられる事が多いですよね。
では今回は「俊敏性」についてみていきたいと思います。
俊敏性がある人になりたい?その方法や特徴は?
動作が俊敏な人の方が、いかにも活動的で仕事もできる、というイメージをお持ちではありませんか?
どうせなるならば自分も俊敏性を持った人間になりたい、と思うのは当然の考えでしょう。
それではここからは俊敏性についてその意味や使われ方などを紹介していく事に致しましょう。
俊敏性って?
では「俊敏性」を様々な角度からスポットライトを当てて、徹底的に分解してみる事にしましょう。
辞書的な意味
ではまず「俊敏性」を辞書で引いたそのままの意味をご紹介します。
それによりますと、
「才知が優れていて判断や行動が素早いこと。また、その様」
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/106975/meaning/m0u/ (「goo辞書)より引用)
となっています。
私なりに翻訳してみますと、「頭の賢い人、仕事の出来る人が行っている普段の行動様式。つまり即時的な判断を行い、その行動についても非常にスピーディ」といった感じでしょうか。
つまり、秀才や特別な能力に長けた存在の人の冠に使うような言葉、と言えるわけです。
以上が「俊敏性」の辞書上の意味、という事になります。
使い方
「俊敏性」を日常会話で使う場面というのは意外と少ないのではないでしょうか?ただ動作の速さだけを称えて使う言葉ではなく、特に優れた人物や対象に足して敬意の情を表すような言葉ですからね。
動作が早いだけなら別の言葉もありますからね。
そこでもう一度、goo辞書からの引用を行いたいと思います。
『・・・れを許していた、かの俊敏はやぶさの如き太宰治とやらいう若い作家の・・・太宰治「答案落第」』
『「・・・颯爽たる雄姿、動作の俊敏、天才的の予言!」などという馬鹿な事にな・・・太宰治「返事」』
出典:青空文庫
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/106975/meaning/m0u/
です。
どちらもかなり堅苦しい文章中に使われていますので「俊敏」って日常に使うにはかなりハードルの高い厄介な言葉だな、という印象を持たれたかも分かりませんね。
しかしやはりこうやって少ない例文を探し出してみると、「俊敏」というのはただの動作を表す言葉ではないから日常的にはあまり使われないのだな、と思った次第です。
「敏捷性」との違い
それでは次に「俊敏」とよく似た言葉である「敏捷性」について書いていきましょう。
俊敏性<敏捷性
では今度は「敏捷性」を同じgoo辞書から調べてみましょう。
それによると、
『1動作がすばやいこと。また、そのさま。「敏捷な身のこなし」「敏捷性」
2理解や判断が早いこと。また、そのさま。』
という内容で載っていました。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/189142/meaning/m0u/
これの意味は分かりやすいですね。