年末になるといろいろと悩みごとが増えてくるのですが、皆さんはいかがでしょうか?
年末年始の休暇はどうなるのかとか、おせち料理を作ることとか、どこまで大掃除をする必要があるのかとか、余計なことで頭の中がいっぱいになります。
思い切って年末年始にかけて温泉にでも出かけたら、ずっと気持ちも身体もスッキリとするのにと考えてしまいます。
しかし、そんな事を実行するには、資金力と段取りが必要なのです。
いっそのこと大金をゲットする方法があれば、こんなことは簡単に解決すると思い込みます。
そこで登場するのが、年末のジャンボ宝くじです。
年間を通じて何回か発売されますが、やはり年末の宝くじが最も関心があるようです。
友達や知人の中でも、毎年5万円や10万円分を購入する人もいるようで、わたしなどはそんなに購入する資金も無いのが現状です。
「当たりもしないのに、買うだけ無だよ」と言うと、「買わないと当たらないから」と切り返すのがいつもの癖です。
わたしは現実的で、宝くじを買ったことにして美味しいものを食べる資金にするのです。
TVのニュースで、購入した夫婦へのインタビューが流れました。
MCが「今まで当たったことがありますか?」と聞いた時に、「いえ、まだありません」と答えたのですが、その後に屈託のない笑顔で「夢を追いかけているので楽しいのです」とも言っていました。
夢を持つことはそんなに楽しいのでしょうか?
夢を持つときには、悩み事も無くなるのでしょうか?
悩みがないと、屈託のない笑顔が生まれるのでしょうか?
そんなことを考えながら、TVを見つめていました。
そして、わたしは屈託のない笑顔を作れないということは、きっと夢がないことが原因かなと考えたのです。
2~3歳の子供に、チョコレートをプレゼントすると、屈託のない笑顔でお礼を言います。
こんな子供には、まだ夢は無いと思います。
でも、屈託のない笑顔ができるのは、きっと大人の悩みが無いからなのかなとも思いました。
いつ見てもステキな屈託のない笑顔
屈託のない笑顔で接してくれると、少々の疲れも吹っ飛んでしまいます。
商売人なら笑顔を見せるのは得意です。
お客さんの方を見ながら「毎度お世話になっております」と言いながら、とっておきの笑顔を見せるのです。
しかし、眼はしっかりと相手の反応や振る舞いを観察しているのです。
この挨拶が終わると、次に何を話そうかと頭の中は素早く回転しているのです。
それが証拠に、顔はこちらに向けているのだが、眼だけがあちこちをさまよっているのです。
相手の弱点や欠点を探しているようです。
それを見抜かれまいと、次の褒め言葉を探しています。
「いつもご贔屓にして頂いて、お礼申し上げます」と常套句で簡単な挨拶を締めくくります。
こちらも「こちらこそいつもお世話になっています」と、引きつった笑顔で常套句の挨拶をするのです。
こんな場合は、どちらも心からの屈託のない笑顔はできません。
人生経験を積んだ、プロの笑顔の挨拶なのです。
そもそも「屈託」とは、気にかかることがあって、心が晴れないことです。
また、何かにこだわってくよくよすることのようです。
すると、「屈託がない」とは、気にかかることやくよくよすることがない状況を表しているのです。
大人になっていろんな問題を抱えてしまうと、屈託だらけになってしまいます。
「あれは上手く行くだろうか」とか「明日中に仕事は終了するだろうか」など、心配ばかりです。
こんな時には屈託のない笑顔なんて、作れそうにありません。