責任を持つ
信用ができないと思うことは、嘘をつくことだと書きました。
やっていないのにやっていると答えたり、できないのにできるといって任されて失敗してしまうなど、嘘偽りの言葉で損害を被る時があるからです。
約束も同じです。
簡単なことでも約束をすると、相手もその約束を期待して次の行動を計画するのです。
約束が実行された後の展開をすでに考えているのです。
それだけの責任を持つことが大事なのです。
約束が守れなかった時に、なぜ守れなかったかと質問されて、曖昧な返事でごまかそうとする行為は、さらに信用失墜に陥ってしまいます。
そうなると、場合によってはもう二度と話を持ってこないことにもなります。
約束を守って責任を果たすという行為は、信用を得るための第一段階です。
言葉を選ぶ
もちろん悪口を言うことは避けるべきですが、それ以外にも言葉は大切です。
「そんなつもりで言ったことないのに」と後で後悔することもあるのです。
言いたいことを伝える時に、言ってはいけない言葉遣いや語句があるのです。
そして、相手を傷つける表現や誤解を招くような表現は避けるのです。
TVのワイドショーでも、ゲストがつい本音で差別用語や中傷するような表現をすると、すかさず番組中に「誤解を招くような表現がありましたことをお詫びします」と訂正が流れるのです。
それほど、不適切な言葉が多いようです。
何かの集会で雑談をしていても、つい差別的な表現をしたり、先輩に敬語を遣わずに友達同士の馴れ馴れしい表現をしたりと、相手を嫌な気持ちにさせる言葉は遣わないことです。
言葉遣いが分からない人は、信用されることはありません。
信用されるには、言葉も大切なのです。
行動を伴わせる
「あの人は口ばっかり」と人を揶揄する表現があります。
あの人はうまいこと言うので信用していたが、実際のところ言うだけで何もしてくれないと失望している言い方なのです。
俗に「口だけ番長」とも言いますが、大口をたたいて虚勢を張っていますが、実際には何も行動しない人物のことを指しています。
こんな人とは付き合ってはいけないと思われています。
まともに口約束してくれると、きっとやってくれるという期待が込められているからです。
見事にその期待が失われるのですから、相手は本当にガッカリしてしまい、もう二度とあの人のことは信じないとなってしまいます。
信用してもらうには、小さな約束でも覚えておいて、キッチリと果たすことです。
小さなことでも結果ができると、次はもっと大きなことでも頑張ってくれると期待が膨らむのです。
期待が膨らむということは、信頼も大きくなっていることの証明でもあるのです。
話を聞く
面倒だとか気分が乗らないなどと言って、人の話を聞かないのは大変失礼です。
信頼される人間がとる行動ではありません。
忙しいときはその旨を伝えて、後日に回してもらうか落ちついてからにしてもらうように約束しておけば良いのです。
どんな相手でも、キチット耳を傾けて話を聞くのです。
もしも、そのことに対する結論が必要な時には、その場で回答するし、持ち帰って考える必要があれば、一旦引き取ることにするのです。
相手の訴えていることは絶対に邪険に扱ってはいけないのです。
悲しいことや辛いことなら、相手の心に寄り添って対応を考えるのも必要です。
信用を得るためには、相手の話は真剣に、相手の気持ちを汲み取って聞く習慣を着けることです。
理解を示す
相手の言いたい事の本質を見抜くことです。