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信用して貰うための13個の注意点


人を信用するとは、どういうことなのでしょうか?信用できる人、信用できない人の区別は何でするのでしょうか?

ひとつの判断基準は、嘘をつかない人と嘘をつく人とで分けることができるようです。

「あいつは嘘ばかり言っているから信用できない!」と言うように、嘘つきは信用できないようです。

だから、嘘つきでないと思わせれば、みんなは信用してくれるはずです。

嘘ではないと信用させておいて、悪事を働く事件は後を絶たないようです。

ひと昔前には、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」などが話題になりました。

例えば、孫が事件を犯したのでひとまずお金が欲しいと、おばあちゃんに頼み込むのです。

孫に扮しておばあちゃんを信用させて、高額なお金をまんまと騙し取るのです。

おばあちゃんにしてみれば、可愛い孫が大変なことになったと信用して、要求されたことに疑いを持たずに行動してしまうのです。

このような事件が多発したために、さすがのおばあちゃんやおじいちゃんも、そしてその家族も警戒したので、オレオレ詐欺も減ってきたのです。

簡単には信用しなくなってきたからです。

そこで、詐欺集団もいろいろと作戦を変えて、いかに相手を信用させるかという方法を考えてきています。

警察や裁判所、銀行や役所など、信用できるあらゆる関連施設の担当者という役割分担を持った数人の仲間で、ターゲットの高齢者を狙ってきています。

寄ってたかって信用させる手口を編みだしているのです。

もっと大掛かりな手口としては、上場予定の企業の未公開株の優先販売や、不動産をめぐる土地の売買など、億単位の詐欺を実行する者も出てきています。

オレオレ詐欺や振り込め詐欺は、問題解決のための一時金の詐欺ですが、投資に関する詐欺は多額の資産を持っている人に対する、儲け話で嘘をつく詐欺なのです。

どちらも、いかに信用させるかがポイントで、信用させる手口はプロなのです。

でも、わたしたちが普通の生活をしていく上で、仲間や周りの人から信用されるようになるには、どうしたら良いのでしょうか?

また、一旦何らかの理由で信用されなくなった時には、どのようにしたら信用を取り戻せるのでしょうか。

信用というものについていろいろと考えてみました。

この記事の目次

️人間関係では信用が大切

信用という言葉は、いろんな場面で出てきます。

ご近所のおばさんたちが、買い物に出かけたスーパーの店内で顔を合わせると、井戸端会議が始まります。

「今度の自治会長さんは、あんまり信用できないわ」と一人が切り出すと、別の人も「そうよ、陰で隠れて自分達に有利なように仕切っているという噂を聞いたことがあるわ」と立て続けに話をします。

いろいろと陰口や不満を言った後に、「信用がなくても、それでも1年間は我慢しないといけないしね」と締めくくるのです。

信用がない人は嫌だけれども、今回は仕方がないと諦めるようです。

こんなケースは、信用が無いというレッテルを貼られるだけで大きな実害はないようです。

しかし、商売の話になると困ります。

洋服などの衣料品を卸している業者が、新しくオープンする大型アウトレットのバイヤーから打診を受けて訪問したのですが、残念ながら商談は成立しませんでした。

営業マンが不審に思ってバイヤーに理由を確認すると、「あなたの会社の社長のことが信用できないからです」との返事でした。

何でも、この社長が自ら営業に回っていた時に、粗悪品を大量に売りつけて問題になった事例があるからとのことでした。

つまり、営業マン個人の問題ではなくて、会社の社長の信用が無かったからです。

大型の商談と期待をしたのに、肩を落として帰ったそうです。

このように、一旦信用を無くしてしまうと、なかなか信用は回復できません。

地道な努力と隠し事をしない透明性のある経営が必要なのです。

ある事例では、販売中の食品の一部にプラスチック片が見つかったというクレームがあると、即座にその食品を売り場から回収し、作った時期の全商品数十万個もすべて回収するというような謝罪広告を見たことがあるはずです。

お客様の信用を失うことが、どれだけ企業の将来に影響するかを知っているからです。

見つかった不良品だけを取り替えるという、小手先の対応では信用されないからです。

また、いろいろな地方選挙や国政選挙でも、どのような政策を掲げているかも必要なものですが、それと合わせてその人を本当に信用できるのかも重要なポイントになっているのです。