いくらお酒が出る場とはいえ、慰労会は一種の仕事の延長とも考えられます。
くれぐれも言葉遣いや言い回しに十分、注意を払わなければならないのです。
くだけた言葉などは使わない
慰労会の中身にもよりますが、自分よりも先輩の方や目上の方が参加しているのはほぼ確実でしょう。
よってそのような場でもし友達言葉のような言い方をしてしまったらどうなるか。
場の雰囲気にもよりますが、くだけすぎた言葉を使った人は間違いなく翌日から違った目で上司や同僚から見られてしまうでしょう。
それほど慰労会という場はただの軽い飲み会の場ではない、という事なのです。
昔からお酒の席での失敗は後々、尾をひきます。
くれぐれも言葉遣いや言い回しには気をつけましょうね。
会の進行内容を決めておく
慰労会を開催するときに注意したいことの4つ目は「会の進行内容を決めておく」という事です。
これは使用している会場の問題が絡んでくるからです。
ほとんどの場合、居酒屋さんやホテル、宴会場の一室を時間制で貸し切って切るのがホトンだと思います。
よって時間に無頓着になってダラダラとただの学生の飲み会のような雰囲気にはしてはいけないのです。
幹事を仰せつかった人は時間管理を自分なりにしっかり行い、慰労会の進行をコントロールする役目を負う必要があるのです。
最低限、主役となる対象者さんの挨拶は必要となりますし、それに伴う来賓からの祝辞の時間なども設定しておかなければなりません。
このあたりが、ただ時間をダラダラ使う普通の飲み会と慰労会が違う部分なのです。
時間調整や段取りをしっかりと行う
幹事さんが時間をコントロールしなければならないのは、借りている会場の時間をしっかり把握しておかなければならないからです。
借りている会場をいつまでもダラダラ使ってしまい、次のお客様の使用に差し障るような事をしてはいけません。
お開きの時間は幹事さんが厳格に管理して実行しなければならないのです。
でないと、その会場に迷惑をかけてしまい次回からそこを使わせてもらえない事態を作ってしまうかもしれません。
せっかくの慰労会、終わりよければすべてよし、という感じでいきたいものですね。
慰労会を開催される時に注意すること
では次に、実際に自分自身が慰労会を開催してもらっている立場になって考えてみましょう。
慰労会をやってもらっている間、一体自分自身はどのような振る舞いを行うべきなのか。
全部で4つのご紹介です。
感謝の気持ちを忘れない
慰労会を開催される時に注意することの1つ目は「感謝の気持ちを忘れない」という事です。
慰労会というのは誰のためにやってくれているのか。
そしてそれに集まってくれた人たちは自分にとってどういう人たちなのか。
その事をじっくりと心に思い直しておいてから慰労会に参加するようにしてもらいたいものです。
開催してくれることに感謝
まずあなたが真っ先に行わなければならない事は、慰労会を開催してくれた全ての人たちに対する感謝の気持ちの表現です。
まさかあなたが主賓だからといって上座でふんぞり返っているような事はないとは思います。
まあ、会の中身がどのようなものかにもよるとは思いますが、例えあなたが何かの表彰を受ける催しであったとしても大きくふんぞり返って壇上に上がって一席ぶつ、なんてことはくれぐれもないようにお願いしますよ。
慰労会というのはそのようにして自身の功績を自慢するための場では決してありませんからね。
一度でもそのような態度を見せてしまったら、もう取り返しのつかない事態になってしまう事も覚悟しておいてもらいたいぐらいのものです。
お互いの労をねぎらう気持ち
慰労会という場は、いくらあなたがノーベル賞を受賞した人間であったとしても集まってくれた多くの人たち、一人一人の労をねぎらうための場なのです。