愚直な人は、要領だけが良くて上手く壁を乗り越えて行く人達のことを、快く思ってはいないのです。
自分も、方法を変えてみようかなと心の中で思っても、自分が変わるところを見られたくないという真理が働くからです。
なるべくはグッと我慢しているのです。
要領が悪い
愚直な人は、ものすごく要領が悪いと言えます。
仕事や方法についても、効率といいうことをあまり考えないのです。
どちらの方法が速く完了するとか、効率的に良いのかとは考えないのです。
それよりも、自分の持っている方法でやる抜くことをプライドにしているからです。
仕事でいえば、愚直な人は依頼された仕事を完了することを仕事のゴールと考えているからです。
どれだけの時間や期間に仕上げるかという効率のことを、重要視していないということです。
仕事の出来栄えに満足しているのです。
しかし、周りの人は時間も重要視しているのですが、それは聞く耳を持たないのです。
要領が悪いというのは、愚直な人には興味の対象外なのです。
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客観性がない
愚直な人は、正直すぎるところが問題なのです。
正直に徹することは本来良いことなのですが、場所をわきまえずに正直過ぎてしまうことで、輪を乱したリ波乱を起こしてしまうことに、気が回らないのです。
つまり、今の自分の立ち位置を客観的に判断する能力にかけているのです。
正義はいつでも勝つと思い込んでいるのです。
大きな問題を抱え込んで、対応に苦慮している場面でも、都合の悪いことを平気で正直にオープンにしてしまうのです。
「もう少し後に回してよ!」とみんなは怒りを覚えることになるのです。
愚直な人は自分のペースで進むので、客観的な見方ができないのです。
信じる力が強い
信じる力が強いので、一つのことをやり抜こうとするのです。
信じる力が強いということは、自分に絶対の自信があるからです。
それは一貫性のある理想と信念を持っている証拠です。
その信念というものは、節操を持った信義のことで、高い価値判断に基づいて形成されたもので、自分自身の存在価値でもあるのです。
これまでの、数多くの経験や知識、見識で形作られたものです。
だから、正しいと思ったことには自信があるのです。
一生懸命やることを辛いとは思わない
表舞台で華やかな姿を披露している者は、陰で愚直で忍耐強い活動を積み重ねていると言われています。
芸術の分野でも、スポーツの分野でも、さらには学問や政治の世界でも、みんな愚直に積み重ねてきた努力の結果が、良い結果を生み出すことを知っているのです。
単なる運だけでもなく、生まれながらの才能だけでも良い結果は生まれません。
結局は、愚直に生きることこそ最善の生き方と悟っているのです。
だから、愚直に一生懸命やることを辛いとは思わないのです。
あまり焦らない
愚直な人は、何かを仕上げる時には、どのように仕上げるかという方法にこだわります。
手を抜いたり、飛ばして早く仕上げようとは考えません。