しかし、キーパーソンと言われるような知識や能力の高い人というのは、いろんな情報を知りたいという潜在的な欲求を持っているのです。
だから、いろんな人からいろんな情報を聞き出したいのです。
つまらないことでも、何かのヒントになるのではという興味があるのです。
だから、決して人の話をさえぎりません。
ただ、間違った情報の場合はやさしく訂正します。
何かの相談とか疑問をぶつけてきた時には、一生懸命聞いてあげるのです。
分かりにくいところでは、逆に細かく聞き直したリしますが、相手が話したいことは全て聞いてあげるのです。
そのうえで、必要なことを簡潔に回答するのです。
キーパーソンは、聞き上手なのです。
観察眼が優れている
キーパーソンは、たとえ雑談をしている時でも、相手の話をよく聞いているということを書きました。
聞き上手であることは、キーパーソンの特徴なのです。
なぜこんなにも聞き上手であるかというと、話をしている人に対する興味と、何か新しいことを知ることができるかもという興味からです。
ただ、私たちのように淡々と聞いているのでは内容です。
というのも、キーパーソンは観察眼が優れているのです。
単なる現象と思っていたことでも、実は何かの新しい現象の予兆で会ったり、トラブルが起こる寸前かも知れないということを見極める能力を持っているのです。
何かのトラブルが起こった時に、その現場にいち早く出かけて行って現場を観察するのです。
普通の人が気にしないところでも、詳しく観察するのです。
そこにはトラブルが起こる間接的な原因となったことが発見できることがあるのです。
目に見える範囲を観察することで、原因を探るキッカケを見つけることができる観察眼を持っているのです。
褒め上手
キーパーソンと言われる人は、褒め上手でもあります。
小さい頃から何かをすると「良くできたね」と褒めてもらうと嬉しかったことを覚えています。
自分では最高に上手く出来たと思っていても、誰も褒めてくれないと寂しいものです。
お世辞でもよいので褒めて欲しいのです。
大人になってからは、それほどたびたび褒められることはなくなりました。
逆に、叱られたりけなされたりすることも増えました。
大人だから仕方がないと言われればそれまでなのですが、褒められることが少なくなったり、褒めることもあまりなくなりました。
しかし、疲れた時には子供のように「頭を撫でながら褒められたいなあ」と時折思うのです。
褒めることによって、褒められた相手は良い気分になって物事がスムーズに進むという効果もあるのです。
ちょっと人間関係がギクシャクした時には、関係修復にもってこいの方法でもあるのです。
褒められると脳内ホルモンのドーパミンが分泌されて、幸せになるようです。
しかし、褒めると言ってもどんなことを褒めたらよいのか難しいのです。
あまり簡単なことを大げさに褒めると、その人をバカにしているようで逆効果になります。
褒めるところを見つけるのは、キーパーソンは得意なのです。
なぜなら、普段から人の良いところを見つける観察力を身に付けているからです。
だから、この人のどんなところを、どのように褒めるかもちゃんと判断できるのです。
同じ組織の人間なら、今後の仕事が上手く進むように、そんなことまで考慮して褒めるのです。
キーパーソンは褒め上手です。
共感力が高い
キーパーソンは聞き上手と書きました。