真剣な話題や重要な情報については、もちろん笑顔はいりません。
しかし、自分が話したことをちゃんと理解しているかを念押ししてから、分かってくれてありがとうというように、笑顔でお礼をするのも良いと思います。
しっかり人の話を聞く
キーパーソンも、自分の得意の話題を長々と話すだけではいけません。
話を独占すると「この人は、単に自慢したいだけなのか」と誤解されることにもなります。
重要なことなら、話の節目ごとに間をおいて、相手が理解してるか確認することが大事です。
理解されていないままで、ドンドン話を進めていって、あげくの果てに「よく分からない」と言われても時間が無駄なだけです。
相手が聞きたいことは何か、じぶんが話したことを理解してもらっているか、自分が説明したことで疑問があることはないのか、などを考えてしっかり人の話を聞くことも必要なのです。
また、相手が言い出しにくいようなことが隠されていないか、ことの本質が明らかになっているのか、などのことは、相手との会話を通して探ることもできるのです。
些細な意見でも、大切なことを秘めているかも知れないからです。
キーパーソンはしっかりと人の話を聞いてあげるのです。
平等に話を振る
何人かの人と話をする時には、特定の人にだけ偏らないように気配りをします。
普段から声が大きくて態度も大きな人というのは、会話に熱が入ると一段と声が大きくなって身振りも大きくなってくるものです。
こんな態度に周りの人は圧倒されてしまい、声を出せなくなるのです。
おとなしく黙っている人でも、問題の核心を捉えている人もいるのです。
このような人は進んで話すことをしないので、このような人にも平等に意見を言う機会を作ってあげるのです。
自分が先導して、「他の人の意見も聞いてみましょう」と他の人に話を振ってみるのです。
それでも口ごもっているような時には、自分の方から誘い水を向けることも必要です。
それに相手も応じて、「実は、こう思うのですが」などと話が続くのです。
同じような結論になると思っても、一応みんな平等に意見を集めて、答えを集約すればみんなも参加したと納得するのです。
口下手のままでもキーパーソンになれる
キーパーソンはみんな話し上手とは限りません。
中には学者肌でおとなしくて頼りなさそうな人もいます。
でも、こんな人でも立派なキーパーソンもいるのです。
では、どのようなところが優れているのか考えてみました。
Shake the talk技法を使う
「Shake the talk 技法」の「Shake」とは振り動かすという意味です。
カクテルを作る時にバーテンが酒やリキュール、氷などを入れて、シャカシャカと振って混ぜる容器をシェーカーと言いますが、話を振るという技法なのです。
この技法は、難しい知識や話題を覚えておく必要もないのです。
準備も何もいりません。
その場その場で対応できる方法です。
初めて参加した会合や合コンでも、このShake the talk技法を駆使すればあなたはキーパーソンのように、話の中心に座ることができるのです。