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愚直とはどういう意味?そのメリット...(続き5)

ところが愚直なまでに己の信念を貫いていける人には、それらの誘惑や雑音を遮断できるだけの強い心が備わっています。

だからこそ厳しい修行や困難な勉強に耐えて継続していけるのでしょう。

超難関といわれる国家試験や人間国宝を目指せるくらいの芸術家の道は、なろうと思ってもそう簡単になれる世界ではありません。

こういった道へ進もうと思うのならば愚直な心が宿っていないことにはその道の成就は難しいでしょうね。

愚直であることのメリット3:偉業を成し遂げる人が多い

愚直であることのメリットの3つ目は「偉業を成し遂げる人が多い」です。

これも確かに言えますね。

その人の打ち込む姿勢が恐ろしいほど愚直だからこそ、全員未踏の偉業を達成できるエネルギーになるのです。

例えば、日本のプロ野球の世界において、日本でナンバーワンとなったどころか世界においてもナンバーワンのホームラン数を放った「王貞治」さん。

平成世代の方にとってはもう馴染みも薄い人かも分かりませんが私たち昭和世代の人間にとっては忘れる事の出来ない偉大なる存在の人なのです。

王選手が現役時代に放ったホームラン数、868本は未だに破られていない世界記録です。

ではプロ野球の世界に他にも王選手に並ぶだけのホームランバッターはいなかったのでしょうか?

確か、日本の歴代ホームラン数の2位は野村克也さんです。

それもホームラン数は700本台にも乗っていません。

600本台の前半だったと思います。

それ以外にも日本プロ野球界には多くのホームランバッターはいました。

けれども誰も王選手の牙城に近づくことすら出来ませんでした。

これが日本のプロ野球界の現状なのです。

愚直な性格だからこそ偉業を成し遂げられる

王選手は現役時代から羽目を外して遊びほうけた、という話を聞いたことがありません。

聞こえてくるのは常に試合に臨む自身のコンディションの事。

それといつも素振りを忘れない愚直なほどの練習熱心さです。

素質の面でいえば、王選手を超えているような人材はたくさんいました。

しかし、彼らは自身の力量におぼれ練習をさぼり夜な夜な遊び回るという愚行を繰り返したため、選手寿命を著しく縮めてしまいました。

成績も鳴かず飛ばずになったのはいう間でもありません。

この例をみても分かる通り、何かに秀でた人物というのは愚直なほど生活態度を控えめにして己が最もやらなければならない事を繰り返し行っているという事です。

この愚直さがあってこそ、世界の人々が納得できる偉業を達成できるのですね。

成功の影に努力あり、という事でしょう。

愚直であることのメリット4:我が道を行く

愚直であることのメリットの4つ目は「我が道を行く」です。

これも愚直な人の特権かも分かりませんね。

誰にも邪魔されることなく自分のペースで自分のやりたいようにできる。

そして煩わしい、人との交流も極力避ける事が出来る。

そしてそのような動きを行っても誰も不思議がらないし、却ってそのようなスタイルが尊ばれる。

これこそ一人「我が道を行く」という表現にピッタリくる生き方でしょう。

何かを極めるための生活は苦しいものです。

多くの一般人はそのような暮らし方、遠慮したいのかもしれません。

しかし、愚直さを貫いているからこそ、周囲の人もやがてその生き方を認め、敬意を表するようにもなります。

勿論、そこには誰もが納得できるくらいの「成果」を出す事が必要ですけれどもね。

周りに流されず自分を貫ける