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愚直とはどういう意味?そのメリット...(続き7)

ところが多くの人間が集まっている職場ではそうはいきません。

たったの1人でも要領の悪い人間がいるだけで作業能率は悪化し、生産性に影響を与えるケースが起こるかも分からないからです。

「要領が悪い」ということはつまりその仕事のルールややり方を真剣に聞いていないか、聞いていても自分流にアレンジしてしまい全体の流れを全く見ていないから起こり得る話なのです。

要するに「自己中」という概念になってしまうのでしょうか。

臨機応変には対応できない

よって愚直な人は臨機応変な対応がすこぶる苦手です。

それもそのはず、自分の取り組んでいること以外には全く興味を示さないのですから、共同作業となったら何をしたらいいのかが全く理解できていないからです。

但し、だからといって「愚直」な人間が全て無能力者か、と問われたらそうではありません。

何かの分野だけにかけたら天才肌の腕前を発揮できるからです。

これが「愚直」な人の特徴でもあるので人間の能力は掴みどころが難しいのです。

臨機応変に要領よく動けるのも「才能」ならば、何かの分野で突出した偉業を成し遂げるのも、勿論「才能」です。

ということは「愚直」な方というのは科学者か研究者といった肌合いが似合っているのでしょうね。

愚直であることのデメリット3:うまくいかない場合もある

愚直であることのデメリットの3つ目は「上手くいかない場合もある」です。

基本的に愚直な人は人付き合いが下手です。

お世辞もジョークも上手に使えません。

というか何故、そんなことをしなければいけないのだ、という一種の開き直り感が半端ではありません。

よって仕事にしろ人間関係面にしろ、必ずしも自分で思った通りに上手くいかないケースが多々、あるのです。

愚直な人は、自分が取り掛かっている事がこの世において勇逸無比の大切な事なのです。

それを完成させる事に日夜、全精力を傾けています。

そして、それを阻害しようとするものは全てが「悪」という発想になってきます。

だから、どうして自分の行っている事を妨害するような行為(世間話を持ち掛けてきたり一緒に飲みに行こうという誘いなど)に対して、愛想笑いや相槌を打つことが出来るんだ?という発想になってしまうのです。

露骨な嫌悪感しか起きてこないのです。

正直な考え方しかできない

この部分が愚直な人のウイークポイントなのですよね。

考え方があまりに正直すぎるのです。

世間ではそれを「バカ正直」とも呼びますね。

「正直者が損をする」という昔話ではないですが、人間関係を円滑に運ぼうと思ったならいくら自分の言っている事が正しい事であっても公衆の面前で言ってはいけない事が多々、あるのです。

以前、何かのドラマでこんなシーンがありました。

主人公の男性は遠くの人のヒソヒソ話でも聞こえてしまう特殊な能力があります。

しかし、彼は「発達障害」という設定だったのでそのヒソヒソ話の中身を公衆の面前で喋ってしまいました。

これを聞いた当の本人が驚き傷ついたのは無理もありません。

とうとう、その主人公は「変人」として世間から隔離された存在となってしまいました。

まあ、愚直な人に無理やり当てはめてしまうには少々、話が飛躍し過ぎましたが、要は言っていい場面といけない場面の見境がついているかどうか、という事になってくるのです。

愚直な人が決して知力や能力が劣っている訳ではありません。

ただ、いくら正直者とはいえ、自分の発言が相手を傷つけてしまこともあるという「思いやり」に気付くべきだという事ですね。

愚直であることのデメリット4:恋愛面では苦労する

愚直であることのデメリットの4つ目は「恋愛面では苦労する」です。

この問題は自分一人の問題ではなく、好きになった相手が絡んできます。

もしあなたが男性であるならば、相手は女性。