いずれにしても愚直に生きていく人生は、周りに流されずに自分を貫いて生きてゆく方法としては最適でしょう。
ただ、自分の生き方を貫くためには並外れた覚悟とその道を歩いてゆくための継続力とが求められます。
ただ安易な気持ちだけで「我が道を歩いていきたい」という程度のものだったらば周囲からの視線も変わってきてしまうでしょう。
「愚直に生きているからこそ、あの人の仕事は人と違う」というように思わせるだけの結果を残さないと、あなたはただの変人扱いされてしまう危険性もあることを十分、意識しておきましょうね。
それは多くの人が周りに流されずに自分を貫いて生きていけるならそうしたいと思っているからです。
それが中々出来ないから嫉妬の対象にされかねない要因も含んでいるのです。
愚直であることのデメリット
それでは次に「愚直」についてのデメリットの面をみていきましょう。
こちらも全部で4つ、ご紹介致します。
愚直であることのデメリット1:悪口のイメージが強い
愚直であることのデメリットの1つ目は「悪口のイメージが強い」という事です。
確かに愚直な方で立派な仕事をされていたり偉業を成し得ている方は尊敬に値する人でしょう。
どうやったらそのような成果を上げられるのか、あやかりたいと思う人も多くいる事でしょう。
しかし、あなたの周囲を良く見まわしてみてください。
愚直そうに見える人は確かにいますが、果たしてそれらの人がどれくらいの凄い事をやっているというのでしょうか?
逆に言えば、世間が驚くような成果を上げている人はほんの一握り。
残りはただ人付き合いが悪いだけの人ばかりではないのでしょうか。
だから世間一般でみた「愚直」な人のイメージは芳しくないのです。
そのような人が会社の中にいるとするならば、ちょっと近寄り難いムードを漂わせてしまうでしょう。
つまり「悪いイメージ」が先行し過ぎているからです。
勘違いされることもある
本来はただの照れ屋で人見知りが激しすぎるだけなのかもしれません。
人間、100人いたとするならば100人とも全てがコミュニケーション能力に長けた人間ばかりではないでしょう。
笑いを取るのが上手い人。
とにかく早口で喋るひと。
自慢話ばかりする人。
話の相槌を打ってばかりのひと。
いろいろなタイプの人がいるでしょうが間違いないのはその人達が積極的にコミュニケーションを取りにいって相互理解を図ろうとしていることです。
人間のつながりは言葉が重要です。
挨拶一つとってもキッチリ行える人と満足に挨拶も出来ない人とに分かれる現実を見ればよくご理解出来る事だと思います。
よって愚直な人は大いに勘違いされている節があるでしょう。
本当はとてもいい人のはずなのに要所要所でタイムリーな一言が言えないばかりに多くの人から距離を置かれているのかも分からないのです。
この部分は愚直な方は大いに反省して仲間の輪に入ってもらいたいものです。
あなたが何に対してそれだけ愚直に取り組んでいるのかは分かりませんが少なくとも会社組織に所属しているのなら最低限の社交性は発揮してもらいたいものです。
愚直であることのデメリット2:要領が悪い
愚直であることのデメリットの2つ目は「要領が悪い」という事です。
要領が悪いというのは組織の中で決められたルールや決まり事などを、守っているのだけれども肝心なところで遵守できていなかったり取り掛かる時間があまりに遅すぎて周りの皆に迷惑をかけている状況の事です。
これが自分の家の中の事であればまだいいでしょう。
家族の間ならあなたの要領の悪さは十分、熟知してくれています。
家族程度の規模であればあなたの要領の悪さが与える悪影響も世間には知れ渡りませんので何とかやっていけるでしょう。