「愚直な人」、などという表現を聞いた事もある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「愚直」っていうイメージ、世間一般からはどのように受け入れられているのでしょうね?

固いイメージ?融通が利かないイメージ?うーん、どちらもあまりいいイメージではなそうですね。

そこで今回は「愚直」についていろんな角度から切り口を見つけていきたいと思います。

世間から思われている「愚直」のイメージ、これまでの考えを刷新できる発見があるかも分かりませんよ。

愚直とは

それではまず「愚直」の意味について考えていきましょう。

単に言葉を聞いた感じからだけでは思いもつかないイメージが膨らみますよ。

愚直の意味

「愚直」の意味をまず紹介していきましょう。

正直で臨機応変な行動をとれないこと

「愚直」意味の1つ目は「正直で臨機応変な行動をとれないこと」という事になります。

かなり微妙な言い回しですね。

「正直」というところはいい意味でとってもらえるのに「臨機応変な行動がとれない」ではちょっと困った感じが致しますね。

これでは世の中に出てから苦労する事が目に見えてくる感じが致します。

しかし、正気という意味合いは非常に貴重です。

正直ということはまだ手垢がついていないというか、純粋培養というか世間知らずというか。

とにかく人を信じて疑わない正確であり他者に対しても決して嘘は言えない性格も読み取ることができますね。

まあ、とにかく愚直な人は「正直者」である、という事でいいのではいでしょうか。

バカ正直

「愚直」の意味の2つ目は「バカ正直」です。

この意味は愚直の特徴である「正直」が裏目に出てしまった場合を指しています。

愚直な人は根が真っすぐで曲がった事が大嫌い。

なので人との付き合いでもお世辞や周りの空気を呼んでおべっかを言う、などといった事が全くできないのです。

よってこの辺りが、臨機応変さがないと言われる由縁となり、酷い人になると「バカ正直」、という評価をもらってしまう羽目になってしまうのです。

普通、人と人の付き合いは本音3割、建て前7割くらいで話をするのが妥当ではないでしょうか?

何でもかんでも本音で喋ってしまったらお互い感情的になってしまい喧嘩が絶えない、という事になってしまいます。

幼い兄弟同士がよくケンカをするシーンを思い浮かべたら理解しやすいと思います。

まだ世間にもまれていない純粋で無垢な存在の子供は思った事を口に出すよりコミュニケーションを取る方法を知りません。

従っていくら兄弟同士であってもお互いが嘘をつけないため自己主張の連続ばかりとなるからすぐに感情的になり口げんかが始まる、というのが一般的なパターンでしょう。

という事は、子供は何時の時代になっても愚直な存在という事が言える訳です。

最も幼いうちから相手の気持ちを思いやり、自分が一歩引いて発言するような子供がいるとしたら、ちょっと心配してしまいますね。

そんなストレスの溜まることを子供のうちからやっていたら思春期になったらどうなるのか?という心配が、です。

愚直は言い方次第で言葉の印象が変わる


愚直という言葉。

ここまでの感じではあまりいい意味でとっていないように思えますね。

ところが「愚直」というこの言葉はその時の状況やタイミング次第では意味合いがごそっと変わって、一気に褒め言葉に変わってしまうのですよ。

日本語はその言葉一つだけで意味が180度、コロッと変わってしまうものがたくさんありますが「愚直」もその中の一つに数えられる言葉といえるのでしょうね。

愚直は誉め言葉?

それでは「愚直」はそのままストレートに「褒め言葉」として認識してもいいのでしょうか。

「褒め言葉」としての「愚直」の特徴を紹介してみましょう。

嘘がつけないまっすぐな人間

褒め言葉としての「愚直」の意味の1つ目は「嘘がつけないまっすぐな人間」という事になります。

嘘をつく人間は最低です。

嘘は人を騙す行為です。

「騙す」という事は最初から計画的に相手の事を陥れようという魂胆が見えます。

つまり「悪意」というものがその人間に宿っている、という事です。

こんな「悪意」を常に腹の中に抱え込んでいる嘘つき人間と一緒に仕事をしたりするのはどうでしょうか?

更にはそのような人と友人関係を持つことや恋人関係になることが我慢できるでしょうか?

いつ自分が裏切られて不幸のどん底に叩き落されるか、たまったものではありませんね。

おちおち夜もゆっくり寝ていられません。

その点、「愚直」な人間はいくら話し相手としてつまらない存在だとしても嘘だけは絶対につきません。

あなたを裏切るような真似は絶対にしないのです。

愚直な人間の心の中には相手との損得勘定というものが存在しません。

相手を思いっきり喜ばせる術も知らない代わりに不幸のどん底に叩き落す悪知恵もありません。

まさに「愚直」な人間は人畜無害の代表のような人といえるのです。

真面目で何事にも全力な人間

褒め言葉としての「愚直」の意味の2つ目は「真面目で何事にも全力な人間」だということです。

この言葉の意味をそっくりそのまま自分のパートナーに当てはめようと思ったらどうでしょうか?

仮に女性がそのような愚直な人間を心から受け入れる事ができるでしょうか?

その答えは人それぞれなので何とも言えませんが、少なくともイケメンでモテモテの男性を夫として持つ身の女性よりもはるかにのんびりと、ストレスを抱えることなく生活出来る事は間違いないでしょう。

人が異性の事を好きになる要因の過半数以上は「顔」や「スタイル」などの外見です。

外見がよければそれで万事「OK」という風潮は人類の歴史が始まって以来、不変です。

第一、自然界においてもメスに求婚するオスの有利性は外見のようだからです。

ライオンだったらばたてがみがどのオスよりも立派で且つ、戦いにおいても誰にも負けない身体の大きさと屈強さが求められているくらいですから。

しかしながらモテるイケメン男性は結婚してからもモテます。

他の異性が放っておきません。

そのおかげで人間界には永久に「不倫」がなくなりません。

このために家庭を守っている奥さんたちが結局、泣きを見てしまうのです。

その点、愚直な男は真面目です。

奥さん以外の女性には目もくれません。

家庭と仕事に一途に全精力を傾けます。

だから愚直な旦那さんの家庭がモメルという事はほとんどと言っていいくらいありません。

顔はいいけで家庭を顧みない「イケメン」と外見は今一つながら何事にも全力投球の真面目人間である「愚直」な男。

女性のあなたならどちらの男性が一生のパートナーになるでしょうか?

愚直はけなし言葉?


一方では、やはり「愚直」という言葉にはけなし言葉としての意味合いが色濃く残っていることが事実として残っています。

世間の人間にアンケート調査をとったら「愚直」はいい意味でとられるのか、はたまた悪い方の意味でとられるのか。

判断が分かれるところかも知れませんね。

では、「愚直」がけなし言葉として取られてしまう理由についてみていきましょう。

損する性格の人間

けなし言葉としての愚直の理由の1つ目は「損する性格の人間」が挙げられます。

愚直な方は仕事一途。

奥さん一途。

家庭一途です。

遊びも娯楽も関係なく封印して毎日、ルーティンワークの如く、朝、会社に行って、決まった時間に家に帰ってきます。

この生活スタイルで家族を守ってきたのですから誰からも文句をつけられるいわれはありません。

しかし、残念ながら愚直な方は考えが広がらないのです。

家族を守ってくれるのは非常にありがたい事なのですが、人間は慣れに耐えられない生き物でもあるのです。

奥さんが段々、たまらなくなってくるのです。

刺激も変化もない毎日。

子供の成長に一生を捧げてきたつもりが、いつしかその子供も成人して巣立ってゆく。

家に残ったのは、遊びや家族サービスを全くやってくれない愚直な旦那。

これからも何の変化もなくこの堅苦しい男と一緒に生活していくのか、と思うと猛烈に怒りこみあげてくるのです。

しかし、当の旦那さんの方は気楽なもの。

自分の生き方に誇りを持つ彼にとって奥さんの怒りの向きどころに全く見当がつきません。

元来、女性はシンパシー、つまり共感を尊ぶ存在。

多くの仲間とペチャペチャおしゃべりをするのも自分は周りの皆と同一だ、という安心感を得たいから。

そういった集いやイベントに積極的に参加したいのです。

しかし、旦那の方はそんな気配は全くなし…。

愚直な旦那さんは別に何も悪い事はしていないのに、気が付いたらこの始末です。

損をする性格の人間とはまさにこういう事なのかも分かりませんね。

臨機応変な対応ができない人間

けなし言葉としての愚直の理由の2つ目は「臨機応変な対応ができない人間」だからです。

とにかくうそやおべんちゃらを言う事が嫌い。

と言うよりもそれが全く出来ないのが愚直な人間なのです。

そんな彼らに女心を理解しろ、と言う方が無理があるというものでしょう。

ただ、人間関係を円滑に持って行こうとしたら、適度な嘘やおべんちゃら、ゴマすりは効果を発揮する事が多々あります。

人間は他の人間から褒めて貰ったらうらしいもの。

まさしくお世辞ですね。

お世辞の一つくらい言えないようでは会社に入っても上司からの覚えが良くない可能性が起こりそうです。

つまり臨機応変な対応が愚直な人間は全く出来ない事になります。

いえ、むしろ彼らはそのような嘘をついてまで相手の事を持ちあげるような態度を良しとしませんし、そのような行動を取る人間の事を軽蔑するでしょう。

「男が勝負するのは仕事の出来だけである。

誰の目から見ても納得させる事ができる仕事をする人間が最も立派な存在なのだ」という感じです。

恐らく封建時代の武士ならばそれで十分、通用していたでしょう。

しかし、今日のような多様性の時代にそのような頭の硬い生き方では競争社会の中で生き抜いていけるかどうか。

という事で「愚直」な人間、人を喜ばす術を使わないばかりに周囲からはあまり評判のいい人間にはみてもらえないのが大方の見方のようですね。

愚直であることのメリット

世の中にのどのような出来事も表があれば裏もあります。

「愚直」な人間にもいいところがあれば悪いところもあります。

それでは「愚直」である事のメリット面から見ていきましょう。

全部で4つあります。

愚直であることのメリット1:1つのことに全力を注げる

「愚直」である事のメリットの最初の1つ目は「1つのことに全力を注げる」です。

「1つのことに全力を注ぐ」これは何かをやり遂げようとする場合の鉄則のような方法です。

何かをやり遂げようとすれば当然ながらそれ以外の事は脇目も降らずに打ち込む事が成功への近道になります。

ところが現実にはそれが中々出来ないから皆、苦労しているのです。

例えば、今、あなたはここ1週間の間にどうしても片づけなければならない仕事があるとします。

本来ならばそれ以外の事は全て放っておいてこの片づけなければならない仕事のみに全力投球したいところでしょう。

しかし、会社人間であるあなたにはその仕事以外の仕事もこなさなければならないのは明白な事実です。

会社の仕事は多いもの。

それらをやりながらこの1週間でどうやってこの仕事を処理すればいいのか。

途方に暮れるかも分かりません。

しかし、愚直な人間はそういった一切の雑音を遮断し、全力を注げるべき1点の仕事にのみ、没頭できるのです。

これはある意味、特技と言ってもいい仕事術かも分かりませんね。

1つのことをやり抜くことができる

愚直な人の強みは何といってもこの「1つのことをやり抜く精神力」ともいえるでしょう。

私たちにも集中力というものは備わっています。

しかし、それを持続させる事は得意ではありません。

人によっては1時間でも2時間でも集中出来る方もいるようですが、多くの場合、よく頑張って1時間未満というところでしょうか。

1つの事ばかりに集中しようとしても脳はいずれ疲れてきます。

疲れているのに無理して持続させようとすると注意力が散漫になってゆきミスが目立ち始めます。

これでは時間内にやり抜くことなど到底、及びません。

ところが愚直な人間はこれが出来るのです。

どれだけ外部からの騒音や雑音が入ってこようが構いません。

一心不乱に自分の打ち込んでいる作業を遂行できるのです。

この1つのことをやり抜くことができる集中力。

まさしく愚直な人間の真骨頂と言えるでしょう。

愚直であることのメリット2:専門に強い

愚直であることのメリットの2つ目は「専門に強い」です。

愚直な人の強みが最も世間に対して評価されるべき点はこれではないでしょうか?

例えば医師や弁護士、騎士、陶芸家など、それぞれが専門的な知識と経験とを積み重ねていかないとその道を歩む資格もないですし、仮にその道を歩んでいくスタート台に立てたとしても頂点を極めていくのが非常に困難になるのは目に見えています。

つまりこれらの道は愚直なまでに勉強し脇目も触れずにその道の経験を積む修行をやっていかないと第一線に立つ資格すらない厳しい道、と言えるからなのです。

没頭するため

愚直な人が専門分野に強くなれるのは、それらの分野について自分自身を徹底的に没頭させる事ができるからでしょう。

愚直な人は雑念や外部からの誘惑や遊びの誘いを信念を持って断る事が出来ます。

人は甘い誘惑や誘い、異性との交流というものをちらつかされたら心が迷うものです。

それまでの固い信念が崩れてしまう人が世の中に多いから真のプロへの道は厳しいといえるのでしょう。

ところが愚直なまでに己の信念を貫いていける人には、それらの誘惑や雑音を遮断できるだけの強い心が備わっています。

だからこそ厳しい修行や困難な勉強に耐えて継続していけるのでしょう。

超難関といわれる国家試験や人間国宝を目指せるくらいの芸術家の道は、なろうと思ってもそう簡単になれる世界ではありません。

こういった道へ進もうと思うのならば愚直な心が宿っていないことにはその道の成就は難しいでしょうね。

愚直であることのメリット3:偉業を成し遂げる人が多い

愚直であることのメリットの3つ目は「偉業を成し遂げる人が多い」です。

これも確かに言えますね。

その人の打ち込む姿勢が恐ろしいほど愚直だからこそ、全員未踏の偉業を達成できるエネルギーになるのです。

例えば、日本のプロ野球の世界において、日本でナンバーワンとなったどころか世界においてもナンバーワンのホームラン数を放った「王貞治」さん。

平成世代の方にとってはもう馴染みも薄い人かも分かりませんが私たち昭和世代の人間にとっては忘れる事の出来ない偉大なる存在の人なのです。

王選手が現役時代に放ったホームラン数、868本は未だに破られていない世界記録です。

ではプロ野球の世界に他にも王選手に並ぶだけのホームランバッターはいなかったのでしょうか?

確か、日本の歴代ホームラン数の2位は野村克也さんです。

それもホームラン数は700本台にも乗っていません。

600本台の前半だったと思います。

それ以外にも日本プロ野球界には多くのホームランバッターはいました。

けれども誰も王選手の牙城に近づくことすら出来ませんでした。

これが日本のプロ野球界の現状なのです。

愚直な性格だからこそ偉業を成し遂げられる

王選手は現役時代から羽目を外して遊びほうけた、という話を聞いたことがありません。

聞こえてくるのは常に試合に臨む自身のコンディションの事。

それといつも素振りを忘れない愚直なほどの練習熱心さです。

素質の面でいえば、王選手を超えているような人材はたくさんいました。

しかし、彼らは自身の力量におぼれ練習をさぼり夜な夜な遊び回るという愚行を繰り返したため、選手寿命を著しく縮めてしまいました。

成績も鳴かず飛ばずになったのはいう間でもありません。

この例をみても分かる通り、何かに秀でた人物というのは愚直なほど生活態度を控えめにして己が最もやらなければならない事を繰り返し行っているという事です。

この愚直さがあってこそ、世界の人々が納得できる偉業を達成できるのですね。

成功の影に努力あり、という事でしょう。

愚直であることのメリット4:我が道を行く

愚直であることのメリットの4つ目は「我が道を行く」です。

これも愚直な人の特権かも分かりませんね。

誰にも邪魔されることなく自分のペースで自分のやりたいようにできる。

そして煩わしい、人との交流も極力避ける事が出来る。

そしてそのような動きを行っても誰も不思議がらないし、却ってそのようなスタイルが尊ばれる。

これこそ一人「我が道を行く」という表現にピッタリくる生き方でしょう。

何かを極めるための生活は苦しいものです。

多くの一般人はそのような暮らし方、遠慮したいのかもしれません。

しかし、愚直さを貫いているからこそ、周囲の人もやがてその生き方を認め、敬意を表するようにもなります。

勿論、そこには誰もが納得できるくらいの「成果」を出す事が必要ですけれどもね。

周りに流されず自分を貫ける

いずれにしても愚直に生きていく人生は、周りに流されずに自分を貫いて生きてゆく方法としては最適でしょう。

ただ、自分の生き方を貫くためには並外れた覚悟とその道を歩いてゆくための継続力とが求められます。

ただ安易な気持ちだけで「我が道を歩いていきたい」という程度のものだったらば周囲からの視線も変わってきてしまうでしょう。

「愚直に生きているからこそ、あの人の仕事は人と違う」というように思わせるだけの結果を残さないと、あなたはただの変人扱いされてしまう危険性もあることを十分、意識しておきましょうね。

それは多くの人が周りに流されずに自分を貫いて生きていけるならそうしたいと思っているからです。

それが中々出来ないから嫉妬の対象にされかねない要因も含んでいるのです。

愚直であることのデメリット

それでは次に「愚直」についてのデメリットの面をみていきましょう。

こちらも全部で4つ、ご紹介致します。

愚直であることのデメリット1:悪口のイメージが強い

愚直であることのデメリットの1つ目は「悪口のイメージが強い」という事です。

確かに愚直な方で立派な仕事をされていたり偉業を成し得ている方は尊敬に値する人でしょう。

どうやったらそのような成果を上げられるのか、あやかりたいと思う人も多くいる事でしょう。

しかし、あなたの周囲を良く見まわしてみてください。

愚直そうに見える人は確かにいますが、果たしてそれらの人がどれくらいの凄い事をやっているというのでしょうか?

逆に言えば、世間が驚くような成果を上げている人はほんの一握り。

残りはただ人付き合いが悪いだけの人ばかりではないのでしょうか。

だから世間一般でみた「愚直」な人のイメージは芳しくないのです。

そのような人が会社の中にいるとするならば、ちょっと近寄り難いムードを漂わせてしまうでしょう。

つまり「悪いイメージ」が先行し過ぎているからです。

勘違いされることもある

本来はただの照れ屋で人見知りが激しすぎるだけなのかもしれません。

人間、100人いたとするならば100人とも全てがコミュニケーション能力に長けた人間ばかりではないでしょう。

笑いを取るのが上手い人。

とにかく早口で喋るひと。

自慢話ばかりする人。

話の相槌を打ってばかりのひと。

いろいろなタイプの人がいるでしょうが間違いないのはその人達が積極的にコミュニケーションを取りにいって相互理解を図ろうとしていることです。

人間のつながりは言葉が重要です。

挨拶一つとってもキッチリ行える人と満足に挨拶も出来ない人とに分かれる現実を見ればよくご理解出来る事だと思います。

よって愚直な人は大いに勘違いされている節があるでしょう。

本当はとてもいい人のはずなのに要所要所でタイムリーな一言が言えないばかりに多くの人から距離を置かれているのかも分からないのです。

この部分は愚直な方は大いに反省して仲間の輪に入ってもらいたいものです。

あなたが何に対してそれだけ愚直に取り組んでいるのかは分かりませんが少なくとも会社組織に所属しているのなら最低限の社交性は発揮してもらいたいものです。

愚直であることのデメリット2:要領が悪い

愚直であることのデメリットの2つ目は「要領が悪い」という事です。

要領が悪いというのは組織の中で決められたルールや決まり事などを、守っているのだけれども肝心なところで遵守できていなかったり取り掛かる時間があまりに遅すぎて周りの皆に迷惑をかけている状況の事です。

これが自分の家の中の事であればまだいいでしょう。

家族の間ならあなたの要領の悪さは十分、熟知してくれています。

家族程度の規模であればあなたの要領の悪さが与える悪影響も世間には知れ渡りませんので何とかやっていけるでしょう。

ところが多くの人間が集まっている職場ではそうはいきません。

たったの1人でも要領の悪い人間がいるだけで作業能率は悪化し、生産性に影響を与えるケースが起こるかも分からないからです。

「要領が悪い」ということはつまりその仕事のルールややり方を真剣に聞いていないか、聞いていても自分流にアレンジしてしまい全体の流れを全く見ていないから起こり得る話なのです。

要するに「自己中」という概念になってしまうのでしょうか。

臨機応変には対応できない

よって愚直な人は臨機応変な対応がすこぶる苦手です。

それもそのはず、自分の取り組んでいること以外には全く興味を示さないのですから、共同作業となったら何をしたらいいのかが全く理解できていないからです。

但し、だからといって「愚直」な人間が全て無能力者か、と問われたらそうではありません。

何かの分野だけにかけたら天才肌の腕前を発揮できるからです。

これが「愚直」な人の特徴でもあるので人間の能力は掴みどころが難しいのです。

臨機応変に要領よく動けるのも「才能」ならば、何かの分野で突出した偉業を成し遂げるのも、勿論「才能」です。

ということは「愚直」な方というのは科学者か研究者といった肌合いが似合っているのでしょうね。

愚直であることのデメリット3:うまくいかない場合もある

愚直であることのデメリットの3つ目は「上手くいかない場合もある」です。

基本的に愚直な人は人付き合いが下手です。

お世辞もジョークも上手に使えません。

というか何故、そんなことをしなければいけないのだ、という一種の開き直り感が半端ではありません。

よって仕事にしろ人間関係面にしろ、必ずしも自分で思った通りに上手くいかないケースが多々、あるのです。

愚直な人は、自分が取り掛かっている事がこの世において勇逸無比の大切な事なのです。

それを完成させる事に日夜、全精力を傾けています。

そして、それを阻害しようとするものは全てが「悪」という発想になってきます。

だから、どうして自分の行っている事を妨害するような行為(世間話を持ち掛けてきたり一緒に飲みに行こうという誘いなど)に対して、愛想笑いや相槌を打つことが出来るんだ?という発想になってしまうのです。

露骨な嫌悪感しか起きてこないのです。

正直な考え方しかできない

この部分が愚直な人のウイークポイントなのですよね。

考え方があまりに正直すぎるのです。

世間ではそれを「バカ正直」とも呼びますね。

「正直者が損をする」という昔話ではないですが、人間関係を円滑に運ぼうと思ったならいくら自分の言っている事が正しい事であっても公衆の面前で言ってはいけない事が多々、あるのです。

以前、何かのドラマでこんなシーンがありました。

主人公の男性は遠くの人のヒソヒソ話でも聞こえてしまう特殊な能力があります。

しかし、彼は「発達障害」という設定だったのでそのヒソヒソ話の中身を公衆の面前で喋ってしまいました。

これを聞いた当の本人が驚き傷ついたのは無理もありません。

とうとう、その主人公は「変人」として世間から隔離された存在となってしまいました。

まあ、愚直な人に無理やり当てはめてしまうには少々、話が飛躍し過ぎましたが、要は言っていい場面といけない場面の見境がついているかどうか、という事になってくるのです。

愚直な人が決して知力や能力が劣っている訳ではありません。

ただ、いくら正直者とはいえ、自分の発言が相手を傷つけてしまこともあるという「思いやり」に気付くべきだという事ですね。

愚直であることのデメリット4:恋愛面では苦労する

愚直であることのデメリットの4つ目は「恋愛面では苦労する」です。

この問題は自分一人の問題ではなく、好きになった相手が絡んできます。

もしあなたが男性であるならば、相手は女性。

果たして女性が喜ぶようなことを愚直な男が行う事が出来るでしょうか?

変人扱いされることも

日本がまだ戦前・戦後の頃ならば愚直な男の人でも何とかなったのではないでしょうか?
当時は女性の権利や人権が今よりもっと低かった時代です。

「俺がもらってやるんだ、ありがたく思え」くらいの発想が社会の常識だったと思います。

逆に貧しかった当時ならば愚直に仕事をやってくれる亭主の方が良かったでしょう。

外で無駄な遊びもやりませんから毎月、決まった給料がきちっと家計に入ってきていましたからね。

まさに一家の大黒柱となれていた時代だったのです。

ところが月日が経って時代は変わりました。

今の時代でそんな態度を取る男がいたら、恐らく総スカンを喰らってしまうでしょう。

変人扱いされるか犯罪者扱いされるか。

いずれにしても今の時代で男が完全に「愚直モード」に入ってしまったら一生、恋人はおろか恋愛する事もないかも分かりません。

それくらい堅物なイメージのある「愚直」な男は恋愛対象から外されてしまうのです。

よって自分は愚直な男かもしれない、と思っていらっしゃる男性の皆さん、直ちに発想の転換を図りましょう。

でないと、一生、女性と手を繋いだこともない、という結果になってしまうかもわかりません。

「マメな男」が何故モテるのか?一度真剣に考えてくださいね。

まとめ

如何だったでしょうか?

愚直な方の集中力は確かに特筆ものです。

医師や弁護士、高級官僚といった超エリートから有名な芸術家の方々に共通するのは、一切の雑音や誘惑を絶って今、自分がやらなければならない1点に集中する力。

これが卓越しているのです。

確かに愚直な方たちは話しべたで空気を読めない天才かもしれませんが、その代わり人が羨むくらいの学歴と職業を持っているのでしょう。

それさえあれば黙っていても女性が群がってくるのは確実。

黙ってさえいれば幸せな家庭を築けそうなのです。

問題はそういった卓越した努力によって最高のポジションを掴めなかった人達です。

特に一般の会社組織に入社したのであったならば、直ちにこれまでの自分を反省し、違和感のないコミュニケーションを磨く練習をされた方がいいでしょう。

ウイットに富んだジョークを飛ばせた上で仕事については本来の愚直さを発揮する。

これならば女子も放っておかないと思いますよ。

ただ、人によっては人前でわざと愚直な自分を演出している方もいらっしゃいます。

この人たちの人間力は並外れた強力なものでしょう。

愚直に振舞えるという事はとてつもない忍耐力と継続心を持っている、という事ですからね。

愚直な人間、恐るべし、です。