毎日お勤めの人ならよくわかるはずですが、出勤する日は朝起きてから会社に着くまで、ほとんど同じ行動を取っているはずです。
たまたま、何かの事情で1時間早く出社することになると、起きる時間から大変忙しい目に合うことになるのです。
たった1時間なのですが、それを行うには相当な労力と精神力が必要なのです。
何かの事情がなければ、目覚めてから淡々とルーチンの行動を行っているのです。
何年もの間に、一番効率的で楽にできる方法を、頭と身体が覚え込んでしまっているのです。
しかし、先ほど言ったように、1時間出社を早めると、今まで過ごしていた世界が全く変わって見えてくるのを経験します。
通勤に電車を使っているのなら、電車に乗り合わす人達もまったく見知らぬ人ばかりです。
いつもなら、乗る電車も乗車位置も同じで、そこに乗り合わせる人も決まって同じ人たちが並んで待っているのです。
いつもならいる人が見当たらないと、寝過ごしているのかな?とか病気なのかな?などと、勝手に想像してしまうほどです。
このように、習慣の一部を紹介しましたが、ほとんどの皆さんは何かの習慣を身に付けているはずです。
しかし、転居したリ転勤で暮らしのパターンが変化すると、また一から習慣を変えなければなりません。
独身ならまだ簡単なのですが、結婚していて学校に通う子供がいるとなると、何かと面倒なことになるのです。
このように、習慣とは簡単に変えることができないもので、これを変えようとすると大変な決意が必要なのです。
しかし、なかなか仕事が上手く行かないし、このまま進んで行っても良いのだろうかと悩み抜いた時に、自分を変えるために習慣を変えてみようと思いつくこともあります。
仕事だけではなく、美容やダイエットに取り組む女性もそうです。
頑張ってはいるけれどもなかなかダイエット効果が出ない時に、効果を上げるためにこれまでの悪い習慣を変えてみようと決意するのです。
この時の悪い習慣を良い習慣に変えていく習慣力とは、どのようなことなのでしょうか。
習慣を変えることで、あなたの生活が大きく劇的に変化するのでしょうか。
そのあたりのことを、良い習慣力という観点から考えてみたいと思います。
今の自分のままではダメだと思っているあなたへ
何かの資格を取得しようとか英会話をマスターしようとか、前向きな目標を持って努力をし始める人は多いようです。
女性なら、ほとんどの人がダイエットをしてもっと痩せたいと希望するのです。
むしろ痩せていると思えるほどの体型なのに、ダイエットに取り組んでいると宣言するのです。
仕事帰りに一緒に食事やお酒には行けないし、間食も食べないので彼女の前では遠慮しておやつも食べられません。
そんな様子を見ると、これまでの自分のままではダメだと思って習慣を変えようと努力していることが分かります。
これほどまでに努力してよい習慣を身に付けようとするのは、良い習慣を一つ始めると、悪い習慣までも変えてしまうという「習慣力」が働くようになるからです。
自分を変えるという習慣力は、たった一つの良い習慣を身につけるだけで、あなたの生活がガラッと変わるような良い習慣が連鎖的に身に付いていくからです。
何かの拍子に、普段ダラダラと動いていた人が急にテキパキと動き始めて、驚くような成果を出すことがあるのです。
周囲の人も、その変動ぶりに驚いてしまい、「あの人は急にスイッチが入ったみたい」と噂をするのです。
「あなたのやる気スイッチはどこ?」というコマーシャルがありましたが、やる気を起こさせる習慣力というものについて具体的に考えてみました。
今の自分のままではダメだと思っているあなたは、ぜひ読んでみてください。
自分を変える習慣力の作り方9個
自分を変える習慣力とは、良い習慣のことです。
どのような習慣を、どのように変えていけば良いのかを探ってみました。
生活リズムを整える
以前に出会ったことがある有名な会社の社長さんは、毎朝3時に起きて5時には会社のデスクに着いているとのことでした。
会社には当然一番乗りなのですが、誰にも強要しない習慣なのです。
その理由のトップが、自分に送付されてきたメールをじっくりと読んで、それにしっかりと対応をする時間ができることなのです。
そう言われれば、会社に着いてからメールを一通り読むのは、やはり時間がかかるものです。