同じ立場になってコミュニケーションがとれない人間は、孤独なものです。
孤独だからこそ、余計に慢心になってしまうのです。
慢心の類義語
慢心の類義語は、過信、自負、生意気、恐れを知らない、過剰な自信、過ぎた誇り
唯我独尊、独善的態度、自信満々、大な自己肯定、身のほど知らず、自戒を忘れる
律し得ない、悪徳の一つ、驕慢、上から目線などがあります。
「あなた慢心な人ね」と、あまり言いません。
ですが、「あなたは生意気ね」「あなたは身の程知らずね」「自信満々な態度ね」など言うことがあります。
仏教では、回心(えしん)」と表現する事があります。
意味は、性格が変わり慢心から逃げることはできなくても、慢心に気づくことで変わるキッカケになる。
慢心な人、類義語からも分るように周囲から嫌われるような言葉ばかりです。
ですが、自分自身が慢心だと気付くことで慢心から抜け出すことはできます。
おごり
慢心を「おごり」と示し、「驕り高ぶる人」と表すことがあります。
自分が正しいと思っていると他人の意見を聞く耳を持ちません。
それは感情が高ぶっていて、冷静さを失っていることになります。
その結果、身の破滅を招いてしまったということもあります。
冷静さを失ってしまうと自分が間違えている答え選んでも、周囲の忠告が全く聞こえない状態になることです。
おごりは、自分自身が100%正しいと思っているのです。
自分が間違えるわけがない、騙されるわけがないと思っています。
例えば高齢になり運転でミスが続いても「自分は運転が上手いはずだ」と思い込んで、家族の意見や周囲の意見を聞かない。
その結果、大きな交通事故を起こしてしまうことになる。
「自分の運転におごり高ぶっていた」となることがあるのです。
うぬぼれ
よく「あの人は、うぬぼれている」と言うことがあります。
うぬぼれも慢心と同じ意味を持ちます。
自分自身の才能を自分で過大評価している、自分の才能に酔っていることがうぬぼれです。
うぬぼれている人に、何を言っても耳に入りません。
自分に自信がない人はチャレンジをしない人は多いですが、自分に自信がありすぎることも考えものです。
ある程度、新しいことにチャレンジするとき自信を持つことは、大事なことです。
ですが、慢心してしまうほど、自分にうぬぼれることは良い結果を招きません。
「自分は仕事ができるから」と、うぬぼれていると周囲に追い越されてしまいます。
サルとカメの物語のようなもので、うぬぼれると人間は、努力しなくなります。
慢心になること、それはうぬぼれて自分の才能を止めてしまうことです。
思い上り
思い上がりも傲慢と同じ意味です。
「自分は偉いから何を言っても許される」この気持ちが日に日に強くなり、思い込むことです。
思い込みは、大事なことを見落としてしまうことになります。
常に「自分は正しい」「自分は偉い」という気持ちが上から目線となり、相手の意見を聞き入れないことで、周囲も注意をしなくなります。
「この人に何か言っても聞き入れない」となり、誰からも相手にされなくなること。