忠告すれば逆ギレをされ、アドバイスをすれば、更に上から目線で言い返すような相手に周囲は、お手上げ状態と言ってよいでしょう。
気付いたら自分の周りに友達と呼べる人がいない、孤独になっている、それが慢心です。
親が「勉強しなさい」と言うことも、上司が「ツメが甘いから、失敗するんだろう」と怒られることも、期待をしているから、あえて忠告をします。
怒ることも忠告する側も楽なことではありません、エネルギーが必要です。
それでも一言いいたい相手だから、あえてイヤなことでも忠告をする。
期待していない人間なら、無視することが一番楽です。
アドバイスや忠告を「自分に逆らうな、オレは一番偉い」と思って、聞き入れないと周囲は、忠告もアドバイスもしてくれなくなります。
そうなったとき、孤独を感じ気付いた時にはもう遅いのです。
それ以上成長しない
慢心な人は、成長することがありません。
何故なら、他人からアドバイスを聞き入れることもなく、自分の視野でしか物事を考えることをしないからです。
もっと他人のアドバイスや意見を聞き入れることができれば、何通りのパターンを考えることができるはず。
自分の視野でしか物事を考えられないことは、世界を狭くしていることと同じです。
自分じゃ発想できなかった案も、他人が知恵を与えてくれることで何パターンにも答えは広がって行くものです。
「自分が正しい、このやり方で良い」と言い切り、他人に意見やアドバイスを聞かないと同じことをずっと繰り返すだけで、新しい商品は作ることができずに時代に取り残されてしまいます。
他人の声を聞かないことは、自分を成長することができないだけではありません。
自分が大切にしていることも失ってしまうことになります。
人生は「コレで良い」なんてことはありません。
何歳になっても勉強して、成長して行くことが大事です。
人に指摘されても逆キレする
慢心な人は、自分は周囲よりも優れていると思っている自信家です。
ですから、人に指摘されることを何よりも嫌います。
自分に忠告やアドバイス、されることで逆ギレします。
何でも自分が一番であり、リードをとりたいと思っています。
自分が絶対の人間にとって、他人から指摘されることは屈辱になるのです。
慢心な人は、プライドが非常に高いです。
慢心な人にとって他人から指摘されることは「そんなことも知らないの?」と、バカにされているような気分になるのです。
指摘する側も、素直に聞き入れないことで二度と指摘をしてくれなくなります。
結果的に慢心な人は、間違ったまま覚えて自分自身が恥をかくことになるのです。
人から白い目で見られていることに気付かない
慢心な人は、一言でいえば空気が読めない人です。
周囲から、白い目で見られていることに気付きません。
慢心な人は、自分の行動が悪いとは思っていないからです。
「自分は優れている」「アイツより自分は仕事がデキる」と本気で思っています。
空気が読める人であれば、慢心になることはありません。
慢心になることは、恥ずかしいことです。
人から白い目で見られていることに気付げば、慢心が耐えられないはずです。
慢心な人は、人から白い目で見られていることを嫉妬と思っています。
自分の周りに人が近寄らない、友達がいないことも白い目で見られているのではなく、自分の才能に嫉妬しているから、自分は孤独だと思うのです。
嫌われていることが気付かないことは、ある意味、幸せな人なのかも知れません。