それは、既に終わってしまったとある番組で某長寿番組の司会者の方が、お疲れ様ですと言う言葉を目上の人に使ってはならないと問題提起をしていたと言うのです。
このように、日本語の使い方というのは人それぞれ感じ方が違うのですね。
ですので、もしかしたら「お疲れ様です。」と言って注意された人もいるかもしれません。
ちなみに著者の会社ではまず第一声に「お疲れ様です。」と声をかけます。
いろいろな会社での話を聞くとその会社ごとのしきたりのようなものがあるケースが多いですね。
部下や後輩から目上の人にかける言葉
そのような問題提起があったという話ではありますが、やはりビジネスマナーとしてはこのような目下の方が目上の方にかける言葉として浸透しているところがあります。
実際に、そのビジネスマナーの検定である秘書検定によると、お疲れ様ですというのは目下の方から目上の方に対して、ご苦労様ですと使うのは目上の方から目下の方へと定められています。
そのような感じで浸透していますので、会社勤めをする時はぜひとも覚えておきましょう。
ただ、時よりこちらのほうが正解だという話し方をしていても、上司からそれを訂正されることがあるんですよね。
こちらは人それぞれですが、郷に入っては郷に従えでそのようにするか、正しい言葉遣いを貫くかを悩むものです。
周りの方を見つつどちらが正解なのかを見極めましょう。
正しい「ご苦労様」の使い方の例
このご苦労様ですと言う言葉は目下の方が使うの大変失礼だということを学びましたね。
では、このご苦労様と言うのはどのようなときに使うのでしょうか?
非正規雇用の方や一般職の方などで将来的にも目下の立場であると言うことでしたらまだしも、男女関係なく総合職の方や基本的に正社員の男性の方であれば、出世をして部下を持ったりすることもあるでしょう。
その時に、正しくこのご苦労様と言う言葉を使えるようにしましょう。
「今日の働き良かったよ。◯◯君。ご苦労様。」
上記のように、部下の方や後輩のことを褒めるときにこのご苦労様と言う言葉を使います。
やはり、怒ってばっかりだとだんだんと話を聞き流されてしまうようになります。
口を開けば文句を言うような状態になると「また何か言っている」とスルーされてしまうケースが多いです。
ただ、本当に気に病む人であれば鬱などの精神疾患になったり、退職してしまう事もあります。
ですので、一方的に否定をしてばっかりなのは良くないのです。
とはいっても仕事上のことなので、ついつい怒りすぎてしまうということがありますよね。
このような時は、自分も仕事でうまくいかなかったことがあったということを話し、この人も、自分と同じように苦労してきたのかもしれないと親近感を持ってもらうようにしましょう。
そして、良い働きをしたと思ったらここぞとばかりに褒めてさせてあげるのです。
実際に、自分も後輩や部下を持っています。
やはり、人間は怒ってばっかりな状態になると育ちませんよね。
著者が目下の時は怒鳴り散らす上司で、自分はこのままでは伸びないと思っていました。
ですので、ここぞと言う時にご苦労様と声をかけてあげることで、部下や後輩のやる気につながります。
「毎日の業務ご苦労様。」
やはり、仕事をすることはお金を稼ぐ上では当然なのかもしれないけれど、そこにはいろいろな苦労がありますよね。
皆、仕事がしんどいと思いながらも頑張っているところがあります。
やはり生活するにはお金が必要ですので、仕事が楽しい人もいるのかもしれませんが多くの人は歯を食いしばって働いているのです。
ですので、就業時間が終わって、部下や後輩の方に「毎日の業務ご苦労様。」と声をかけてあげることも大切です。
やはり、このように部下や後輩を持った時、大切なのはその人との信頼関係です。
ですので信頼関係を築くためにはそのような細やかな言葉かけが大切なのです。
もし、部下や後輩がいる人であれば、そのようにさりげなく頑張りを褒めてあげましょう。
自分から見て相手が部下や後輩の方であれば、ご苦労様と言う使い方は正しいですので積極的に使っていきたいですね。
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