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ご苦労様ですは目上の人に使ったらダ...(続き3)

皆さんの中にも、無意識のうちについつい使ってしまうことがあるのではないのでしょうか?

もしかしたら「え?それって間違いだったの?!」という事に初めて気付くこともあるかもしれません。

では、間違った使い方の敬語の事例を見ていきましょう。

1.お体をご自愛くださいませ

この言葉は手紙などでよく見ますが、基本的にお体を大切にしてくださいという言葉として使われます。

よく手紙の締めとして使われることがありますよね。

この言葉ですが、特に性別選ぶことなく立場を選ぶことなく使うことができると言われています。

ただ、問題は、「お体」と言うのと「ご自愛」と言う言葉が重複していることです。

どのようなことかといいますと、自愛という言葉自体が、「自分の体を大切にする」と言う事はですので、「お体を」と言うのはいらないのです。

よく言われていることが「頭痛が痛い」と言う言葉がおかしいっていうのはみんなよく知っていますよね。

この場合は「頭が痛い」というか「頭痛がする」というのが正解です。

(ただ、不正解な言い回しだとわかっていながら痛み加減を強調するためにわざと「頭痛が痛い」と表現する人もいるようですね。こちらはとある掲示板で見たのですが、世の中いろいろな方がいるなと思いましたね^^。)

このような感じで、「自愛」と言う言葉自体に体を大切にすると言う意味合いがあるということですので「ご自愛ください。」というのが正解です。

ご自愛ください

先ほども触れたように、基本的には、ご自愛くださいだけで意味が通じます。

こちらは、部下の方や後輩の方が、目上の方に使っても全く失礼に当たらない言葉ですので、手紙を書いたりするときには積極的に取り入れましょう。

先ほども触れたように、愛と言う言葉が入ることからなんとなく女性が使うのかと勝手なイメージをしていましたが、特に男性であっても使ってもおかしくありません。

そして上から目線ではない言葉ですので、失礼にあたるのではないかと言う事は考えず、使ってみましょう。

【ご自愛くださいの正しい使い方は、こちらの記事もチェック!】

2.つまらないものですが

こちらも、謙遜としてよく使われる言葉です。

ですので、何か送る時に「つまらないものですが…。」と言うようなことを言いますよね。

ただ、こちらは、日本人のおかしな習慣としてよく海外の人に言われることがありますよね。

そもそも「つまらないものを送るな!」と言うことです。

それと同じように、身内の人を貶めるようなことを言うのは、海外の人には不評なところがあります。

といっても日本人は基本的に謙遜をする文化がありますよね。

この「つまらないものですが…。」と言う理由についてですが、正解は本当につまらないものを送ると言うことではなく、「あなた様が立派すぎて、この商品がつまらないものにしか見えない位だ。」と言うふうに、相手を持ち上げるために使われているところがあります。

ただこちらの「つまらないものですが…。」と言うのは、最近においては日本ではあまり良くないのではないかと言う見方があるようです。

ですので、こちらもそれに代わるような正しい言い方を身に着けたいですね。

つまらないものではない

このような意味合いがあるとわかった今でも「やっぱりつまらないものならいらないな。」と思ってしまいますね。

ですので、これに代わる言葉を言うのが、今の日本においてスタンダードなことです。

では、どのような言葉が正解なのかと言うと、「心ばかりの品ですが…。」とか、「ささやかですが…。」と言うような感じで、謙遜をしているけれどそこまで卑下しているような感じではない言い方があります。

確かにつまらないものですが、より自虐要素は少なくなっていますよね。

後は、そのような謙遜は全くない言い回しで正解な言い回しとしては「この商品がおいしいから。」とか、「〇〇がお好きだとお聞きして」と言う風な感じで、心を込めて選んことをちょっと強調するようなやり方もあります。

このようにプレゼントを渡されるともらう側としても大変うれしいですよね。

3.させていただいております

こちらもついつい使ってしまいますよね。