召し上がってください
正解は「お」を抜いたらいいのです。
普通に「召し上がってください。」でいいのです。
召し上がると言う言葉自体が尊敬語ですので、さらに「お」をつける必要は無いのです。
「お」がないと失礼なのでは?と思ってしまうかもしれませんが、そんな事はなくこちらの方正解です。
意外と、会社でも取引先の方と食事をする機会があるなどで、食事を共にすることは結構あります。
そして飲食業の方であれば、そのような言葉をよく使うことがあるかもしれません。
ビジネスシーンでよく使われることもありますので、しっかりと頭に入れておきましょう。
9.上司にも申し上げておきます
申し上げると言う言葉が丁寧語ですので、相手を敬うときに使う言葉だと思いますよね。
とはいっても場合によってはこちらは不正解です。
なぜかというと、ビジネスマナーなどでもよく取り上げられていますが、基本的に社外の方と話すときは社長であっても上司であっても謙譲語を使うような言い方をします。
電話の時も「部長の〇〇」などというように呼び捨てにするのが普通です。
(ただし、例外的にその部長のご家族の方からの場合は「〇〇部長に変わります。」という言い方もします。むしろ「部長の〇〇」という言い方はご家族の方に失礼に当たりますし、もし部長が男性で電話を受けた方が女性の場合、「愛人なのでは!?」とあらぬ疑いをかけられることがあるようです。)
話が少々脱線しましたが、「申し上げる」というのは尊敬語ですので、社外の方に言う言葉としては不正解です。
では、この上司にも伝えておきますと言うことを丁寧に伝えようとすると、どのような言葉遣いが正解なのかを見ていきましょう。
上司にも申し伝えておきます
この場合は、「上司に申し伝えておきます。」と言う言い方が正解です。
こちらの言い方であれば特に上司を持ち上げるような要素はないので社外の方に対して使ってもおかしくありません。
普段上司や社長などには丁寧語で話すことがあるので、なれていないと混同するところがあるかもしれませんが、社外の方相手でしたら例え上司であっても社長であっても謙譲語を使うという事を頭に入れておけば迷うことも少なくなるでしょう。
よく電話対応などで「伝えます。」という言い回しはよくあります。
ですので、そのような時はこの言い方をするという事をテンプレート化しておきましょう。
10.おっしゃられる通りです
こちらも一見正しい言葉のように聞こえますよね。
ただ、「おっしゃられる」と言う言葉が既に尊敬語で、二十敬語です。
しかも、なんだか舌がもつれそうですよね^^;。
特に嫌な感じを抱く人は多くはないけれど、正しくはない敬語ですので人によっては非常に気にされることがあります。
著者の趣味は掲示板チェックですが、やはり二十敬語が気になるという投稿をされている人も目立ちます。
好意的に見れば「丁寧に話そうと努力しているけれど、残念ながら不正解だなー。」と悪印象は抱かれていませんが、やはり厳しい人にとっては許せないようですね。
ですので、やはり正しい敬語は押さえておいて損はありません。
では、正確な言い方はどのような言い方あるのでしょうか?
おっしゃる通りです
こちらは、普通に「おっしゃる通りです。」で問題ありません。
おっしゃられると言うようなような言い方は必要ありません。
既におっしゃるという言葉が尊敬語だからさらに「られる」とさらに尊敬語を付ける必要はないのですね。
こちらもお客様からのクレームを受ける時に良く使われる言葉です。
コールセンターなどでは良く使われるのではないでしょうか。
基本的にお客様からのクレームに関してあからさまな否定はできません。
ですので、その通りだと思うところに「仰る通りです。」と相槌を打つのです。
人間は聞いてもらえたと思ったら途端に精神が安定することがあります。