お店に入るとこのような言い回しをよく聞くようになり、それが不自然ではないような状態になりましたね。
もうこちらの方が定着するのではないかと言う位に、店員の人も使われて人います。
むしろ、そのような掲示板を見ると、この「させていただいております」と言うような言い方をするように指導されているところがあります。
ですので、こちらがスタンダード化しやすいかもしれませんが、やはりおかしな日本語として今も取り上げられています。
なぜそのようなことになっているのかというと、やはり日本人は丁寧なところがあり、より丁寧にと思うと、このような二重敬語を積み重ねてしまうかも知れませんね。
ただ、二重敬語と言うのは、基本的に正しい日本語ではありません。
このような言葉遣いをする時っていうのは、基本的に許可を受ける時や、依頼を受けたときに使われるケースが多いようです。
そして、誤った使い方としては、基本的に相手に迷惑をかけている場合、役職を述べるときというのはいらないケースが多いです。
では、どのようなことを言うのかと言うと、例えば「早退させていただきたい」と言う言葉や、「部長させていただく〇〇です」と言う言い方です。
~です
ではどのような言葉が良いのかと言うと、普通に「〇〇です」で問題ないです。
もし、より丁寧にいたいって言うことであれば、「〇〇いたしました」と言う言い方でも良いでしょう。
こちらが自分ですることに対しての言葉ですので、自分を少々遜ることによって、相手を持ち上げるような言い方です。
もう少し時代が進んだら「〇〇させていただく」という言い回しが正しくなるのかもしれませんね。
現代の言葉においても昔の言葉が崩れた形でそのような言い回しになったという言葉はたくさんあります。
著者もつい「近頃の若いものは」と言ってしまいたくなりますが、そのような言葉が出る時点で新しい言葉に対応する力がなくなっているのかな?という気もしますね。
4.厚くお詫び申し上げます
何気なく聞いているとついつい聞き過ごしてしまいそうなこの言葉ですが、残念ながら間違いです。
非常にお詫びをしたい気持ちは大変よく伝わるのですが、「厚くお詫び申し上げます」という言い方は基本的にしません。
なぜかというと「厚く」と言う事は、基本的に良い言葉につくことが多いです。
「厚く御礼を申し上げます」と言うような言い方をしますよね。
ですので、良い事に使うのに、お詫びという悪いことに使うのが少々おかしいのです。
では、どのようなお詫びの言葉が正解なのでしょうか?
深くお詫び申し上げます
正解は「深くお詫び申し上げます。」です。
やはり、このような言葉遣いをされることが多いですので、やはりこちらの方がしっくりくるなと著者は思います。
よく、ニュースなどを見ていると、「深くお詫びを申し上げます。」と頭を下げている人が多いですよね。
やはりそれはそのようなお詫びの仕方が正解だからなのは言うまでもありません。
お礼の時は「厚くお礼を申し上げます。」と言いお詫びの時は「深くお詫び申し上げます。」というというのを定型文で覚えておきましょう。
クレームを受けた時、先方の方は怒っていますのでそのような間違った言葉づかいで余計に火に油を注いでしまうことがあります。
お詫びの時こそ慎重に言葉を選ばなければなりません。
5.了解しました
ついに仲間内などでは無意識に使ってしまう言葉ですよね。
例えば、待ち合わせの時間などを告げられて、「了解しました!」と送ることもよくあります。
さらには、LINE等ではスタンプで「了解!」というスタンプも多くありますよね。
ですので、こちらの日本語は正しいのだと思ってしまいます。
ただ、仲間内と言うことであれば全く問題はありませんが、目上の方に使うとなるとかなり問題があります。
基本的に、このような言葉は正しくは無いのです。
ですので、ビジネスの場でこのような言い方をするのは基本的に慎みましょう。
では、どのような言い方が正解なのでしょうか?