承知しました
このような時は「承知しました。」と言うと非常に丁寧で、ビジネスシーンでよく使われるようです。
では、承知と言う言葉のそもそもの意味ですが、わかっていることや了承することと言う意味合いがあります。
そしてこの承知と言う言葉自体が謙遜語であるため目上の方に使っても全く失礼には当たらない、むしろ望ましい回答なのです。
やはりこの言葉も、ビジネスマナーの研修などではよく取り上げられることがあるようです。
また、目上の方に「了承しました」と言うのは望ましくないのです。
基本的にこの「了承しました」と意味は「それでいいですよ」と言う意味合いになることから、基本的に上から目線のような感じの言い方になるところがあります。
さらに、お客様に使ったり、より立場が上の方に使うと言うことであれば、「かしこまりました」と言うとより丁寧な印象与えます。
ですので、「了解しました」に変わる言葉もぜひ覚えておきましょう。
6.なるほど
ついつい、合いの手として「なるほど」と言ってしまいますよね。
とはいっても、このなるほどと言う言葉も目上の方にとなると少々失礼になります。
丁寧にしようと思って、「なるほどですね。」などと言ってみてもダメです。
ですので、どのような言い方をすれば、目上の方に対しても失礼では無いのかを見ていきましょう。
おっしゃる通りだと思います
基本的に目上の方に言う時は、「おっしゃる通りだと思います。」と言うようにしましょう。
相槌としては非常に長いかもしれません。
ですが、目上の方に失礼がないように対応しようと思うと、このような言葉が自然と出てくる状態が望ましいです。
こちらもクレーム処理の時にお客様の発言を肯定する時に使われる言葉です。
先ほども少し触れたようにお客様は怒っている状態ですので、間違った言葉遣いをすることで火に油を注ぎ、話が決裂してしまうことがあります。
ですので、「なるほど」と思ったらお客様に対して「仰る通りだと思います。」と言うようにしましょう。
7.明日は来られますか
明日は来るかどうかというのはビジネスシーンでの質問としてよくありますよね。
ですので、このような聞き方をすると言う事はよくあります。
ですが、一見丁寧に聞いているように見えますが、残念ながら正しい日本語ではありません。
「明日来られますか?」と言う言い方が不正解だとしたらどのような言い方が正解だと思いますか?正しい言い方を見ていきましょう。
お出でになりますか
「来る」の尊敬語として、「おいでになる」と言うような言い方があります。
ですので、「明日は来られますか?」と言う言い方ではなく、「明日はおいでになりますか?」と聞くのが正解です。
こちらも、ついついより丁寧にして「おいでになられますか?」と聞きたくなるかもしれませんが、こちら不正解です。
「おいで」のところにも既に尊敬の言葉が入っていますので、二十敬語となります。
ですので、明日来られるかどうかを確認すると言う時は、「おいでになりますか?」と聞くのが正解です。
8.お召し上がりください
こちらも、ついつい何気なく言ってしまう尊敬語です。
「召し上がってください」とて言う言葉に更に「お」をつけることによって非常に丁寧な印象を与えますよね。
ですので、このような敬語が正解なのかと思いきや、残念ながら不正解です。
やはり、こちらも二十敬語になります。
二十敬語は、逆に失礼にあたることがありますので、より丁寧にしようと思っていたことが、相手にいらだたせる原因になってしまうことがあります。
気をつけておきましょう。
では、どのように言うのが正解だと思いますか?