部員の体調管理からちょっとした悩み相談までこなしながら、ひとりひとりを育ててくれているのです。
「あの監督なら、息子を安心してあずけられるわ」「どの先生よりも、ずっと存在感があるわ」というような内容でした。
つまりは、大事な息子の面倒をしっかり見てくれるという信頼が大きな人のことのようです。
あの人でなければダメだ!あの人を置いて他には考えられない、などと信用がなければ存在感も生まれないようです。
このような子供の教育のことから、大会社の運営を任されている実力者や、文化芸術の分野での第一人者と言われる人まで、存在感がある人の特徴をまとめてみました。
1.自信に満ち溢れている
わたしの知人で、市内に10店舗ほどのお店を開けているレストランの顧問をしている人がいます。
ある食品会社の工場長をしていたのですが、定年退職を機にこのレストランの社長に口説かれて顧問になったようなのです。
もともと食品の開発も任されていたので、メニューの企画力も優れているのです。
社長からの依頼もあって、各店舗を不定期に回りながらアドバイスをするのです。
この顧問の凄いところは、食品のことだけでなく働いている人の性格や態度を観察して、会社に必要かどうかも判断できるところです。
表面上は真面目に働いているような人でも、休憩中にスマホで競馬や競艇などのギャンブルをこっそりとしていることも、ある行動から見抜くこともできるのです。
「あいつがいると、真面目な社員が悪い影響を受けてしまう」と、社長に進言するのです。
社長はその進言に驚いて本人に正すと賭博の常習者であることが分かり、さらに多額の借金も抱えて会社の金にも手を付けていることも分かりました。
大きな問題に発展するまでに、その社員を首にしたのですが、隠れたギャンブル常習者を見抜く眼力には社長も脱帽したようです。
さらには、新しいメニューの開発にもいろいろと提案を出すし、新しい食材の特徴や調理の仕方まで詳しいようです。
しかも、普段は控え目で紳士な性格なのですが、社員が間違ったことをしているとその場でズバット指摘して修正させるのです。
みんなも一目置いているのです。
全てが自信に満ち溢れているようで、このことから存在感が高い人だと言われるようです
2.表情豊か
存在感のある人は、自分の行動にも自信を持っています。
自分の発言にも間違いはないと確信しているので、周りの人にも聞いてほしいのです。
何とかこちらに注目してほしいという気持ちでいっぱいなのです。
だから、どうしても気持ちを込めて伝えようとすると表情も豊かになってしまうのです。
表情だけでなく、身振り手振りも大きくなってしまうのです。
3.コミュニケーション能力が高い
存在感のある人は、いろんな情報や知識を貪欲に吸収しようとも思っているのです。
もっと知りたいしもっと覚えたい、そのためにもっと多くの人と接したいと願うのです。
そのためにも必然的にコミュニケーション能力も上がっているのです。
誰が来ていてもどのような状況でも、その場に応じたコミュニケーションができるのです。
4.有言実行で信頼を得ている
不言実行という言葉があります。
周りの人に目標を明確に示したリ、やる前にああだこうだと能書きを並べたりしないで、やるべきことをしっかりと実行することです。
「あの人は、無口で目立たないけれど、やることはしっかりとやっているね」と感心されるような行動をとることです。
でも、その人のことを知らない人にとっては、どれだけ実績を作ったかは分かりません。
誰か彼をよく知る人が、陰ではしっかりと働いてくれていると、言わば「縁の下の力持ち」ということをアピールしてくれているのです。
しかし、この言葉は地味なことを表す言葉なので、人によっては印象が良くないかも知れないのです。
ある時にはみんなのフォローをして回ったり、活動の準備をして回ったりと、目立たないところで頑張っているのです。
こんな地味な人がいることで全体がスムーズに回っていることもあるようです。
とても大切な人材なのです。