いろんな分野でも存在感がある人は印象に残っています。
相撲の世界ではやはり横綱の白鳳を思い浮かべます。
何人かいる横綱の中でも群を抜いて実績があって風格もあるのです。
もちろん関取としての体格や立ち姿なども魅力的なこともあげられます。
つまり存在感がある力士と言えるのです。
彼が欠場している本場所は、やはりどこか物足らないという雰囲気が漂うのです。
亡くなりましたが俳優の高倉健さんも、存在感のある俳優さんでした。
俳優人生も長かったので、いろんなジャンルの映画に出演していましたが、どの映画でも存在感は抜群でした。
米国の有名俳優のマイケル・ダグラスや松田優作と共に出演した米国の映画「ブラック・レイン」では、米国で殺人を犯して日本に潜伏するヤクザの殺人犯(松田)を追う米国の刑事(ダグラス)に協力する日本の刑事役で、実直な個性の刑事役を演じました。
俳優の松田優作さんはこの映画が遺作となりましたが、ふたりの日本人俳優が、それぞれの存在感を発揮した優れた映画になっています。
高倉健さんは、このような仁侠映画の出演も多いのですが、「鉄道員(ぽっぽや)」や「幸せの黄色いハンカチ」「ホタル」「あなたへ」など、しがらみの中で生きていく人の人生というものを、見る人に訴えた映画にも出演していました。
興味があることは、「あなたへ」の映画の撮影のロケ地として協力をしてもらった富山刑務所を、映画公開の翌日に表敬訪問したことです。
それは単に感謝の気持ちを伝えたいという事でしたが、驚くことに当日に富山刑務所の講堂で、受刑者350人の前でこの映画のテーマである「人を思うことの大切さと切なさ」を話し、「一日も早く刑を終えて、大切な人のところに戻ってください」と声を詰まらせて挨拶をしたのです。
そして、興行中の新作映画のDVDを上映したのでした。
映画配給会社としても、さらには刑務所としても初の試みで、異例ずくめの事だったのです。
このような異例のことが許されることになったのも、俳優高倉健さんの存在感がどれだけ凄かったかということなのです。
このように、存在感がある人は、俗に言う「オーラがでている」人のようで、実績だけでなくその人の人間性や普段の行動も何か特別のものがあるようなのです。
あの人ってなんで存在感があるの?
何かの業界の周年記念のパーティーに参加すると、ある人の周りに多くの人が集まって人垣を作っている人がいます。
近くに寄って見て見ると、どこかの社長さんのようで存在感があるのです。
特別に威張っている風でもないし、大声で喋っていることも無いのですが、周りの人は嬉しそうに名刺交換をして話し込んでいるのです。
関係者の人に聞いてみると、大手のIT関連の会社の社長さんのようです。
まだ40代の若手ですが、顔艶も良くて笑顔の中にも引き締まった顔つきで談笑しているのです。
相手の目をじっと見つめて、何かを探るようなまなざしで会話をしています。
時に相手に鋭い質問を投げかけているようにも見えます。
すると相手はタジタジになって、頭をかいて笑ってごまかしているようにも見えるのです。
存在感のある人とは、このような人のことなのでしょうか。
よく、あの人はオーラがあると言います。
なぜか存在感のある人は、オーラを持っていると言われる人が多いようです。
存在感がある人というのは、独特の華がある雰囲気を持っていたり、自分に自信を持っていて何事にもハキハキと明確に言える性格のようです。
そして何よりも、みんなからの信頼も厚い人のようです。
では、存在感のある人の特徴について考えてみましょう。
存在感がある人の特徴
あなたの周りにいる存在感がある人というのは、どのようなタイプの人なのでしょうか。
最近に出会った人で、あの人は存在感がありそうと思った人とは、どのような感じの人だったのでしょう。
それぞれ、存在感がある人だと感じる場面が違っているかも知れませんが、およそこのようなことができる人だというイメージがあるはずです。
この前も、ご近所の主婦たちが集まって談笑してる声が漏れてきた時に、「存在感がある」という言葉を聞きました。
どんな人かと思ったら、息子さんが中学校で入部しているサッカーチームの監督さんの事でした。
早朝練習は毎朝6時には運動場に出てきて、グランド整備と道具を用意して部員の到着を待ち、練習スケジュールを組んでキッチリと指導しているようです。