親身になって支えようとも思うことでしょう。
心を開いて接することができるので、親友との絆はより一層強まっていきます。
自分を絶対に傷つけない
信頼関係があるので、お互いを傷つけ合うということがありません。
信頼関係がない状態だと、仲が良くてもなにかがきっかけで傷つけたり傷つけられたりすることがあります。
たとえば、喫煙者仲間でよく喫煙室で一緒になる友達に、「たばこ切らしちゃった。一本ちょうだい」と言われてあげるとします。
仲がよいですし、別にそれくらいかまわないと思うでしょう。
でも、それがあまりに何度も続き、ありがとうも言われず当然のようにされると気になりますよね。
たばこを買って返してくれるということもなく何度も何度もやられていると、だんだんと「わざとわたしと同じタイミングでたばこを吸いに出て、たばこを切らしていると嘘を言っているのかもしれない」と疑心暗鬼になってしまうこともあります。
あまりこうしたことが度々あるようだと、「仲がよいと思っているのはわたしの方だけで、相手はそうは思っていないのかもしれない」「わたしは実は、利用されているだけなのではないだろうか」と思ってしまいます。
そうした現状が嫌になって、やんわりと「ごめん、これが最後の一本なんだ」と断ってみると、態度が悪くなり避けられるようになった気がする。
「たばこの一本もくれないんだよ、ケチだよね」なんて陰口を言っているのを聞いてしまった……!ということも起こりうるでしょう。
仲がよいと思っていても、行き違いや間違いといったことは起きるものです。
たいていの場合は、きちんと話し合うことができれば誤解がとけ、わかりあうことができます。
信頼関係があれば誤解も起きにくいですし、疑問に思ったときにすぐに本心を話すこともできるでしょう。
それができない場合にはそこで終わってしまうような友情でも、話し合うことでヒビが入りかけた友情も修復することができます。
より一層ふたりの絆は強くなることでしょう。
それが親友というものなのです。
なにかあったときに相手を疑うばかりでなく、互いに自分自身の言動に問題点がなかったかを振り返るということも大事です。
相手に期待するばかりではなく、自分の言動を見直して修正していくことも、今後の友情関係に良い影響を与えます。
友達はいるのに親友ができない人の5個の特徴
自分には親友がいないと思う人は、意外と多いのです。
実は親友がいないと思っている人の方がほとんどかもしれないと言われるほどなのです。
自分には親友がいないということで悩んでいるという人もいます。
親友がいないのはなぜなのでしょうか。
友達はたくさんいるのになぜだろう、という人も多いでしょう。
そんな人には一定の共通した特徴があるようです。
ご紹介していきましょう。
本気で自己開示できてない
自己開示とは、英語でself-disclosureといいます。
自分自身のことを特になにか意図があってではなく、ナチュラルに言葉にして相手に伝えることを指します。
心理学などでも使われる言葉です。
自分のことを伝えるなんて簡単だ、と思うかもしれませんが、意外と自分自身のことを自分では正確に理解できていないことや、自分が伝えても受け取る側が何らかの自分の意図を持って受け取り、伝えられた内容を歪んで認識してしまうということもあるので、一筋縄ではいかない問題なのです。
人の話を聞くのは好きだけれど、自分から話はあまりしない、ということは多いかもしれません。
仕事の関係などだと、当たり障りのない会話しかしないのでお互いに立ち入ったことや自分自身のことなどは話さない方が普通でしょう。
上司や同僚に対してありのままの自分を話すというのは大変難しいですし、現代の日本の会社でそれをしても、異質に捉えられてしまうことの方が多いかもしれませんね。
自分がどんな人間であるかを相手に知ってもらうということは、コミュニケーションの第一歩でもあります。
「自己開示」をすることによって、あなたがなにが好きでなにが嫌いかなどを知ってもらい、あなたという一個人を知ってもらうことができます。
そして「自己開示」をされた人間は、「返報性」といって、開示してくれたお返しに自分のことを開示しようという心理になりやすいものです。
そうすることでお互いに自己開示をしあい、理解を深めることができるのです。