たとえば自己紹介のときに、名前を言うだけよりも、出身地や趣味についても伝えると、「大阪のどこですか?」「音楽鑑賞ってどんな音楽を聞くんですか?」と話が広がって盛り上がります。
「自分も大阪なんです」「自分は学生時代ロックバンドをやっていました」とあなたの自己開示に対してお返しに自己開示をしてくれることも大いに有り得ることでしょう。
相手の人となりがわかっていれば、話しやすく感じますし、よりいろいろなことを話すことにもなります。
よくわからない人よりも、なにか情報がわかる人の方がそれをネタにして話しかけやすいですし、会話が多ければそれだけ信頼関係が生まれやすくなります。
自己開示の返報性を利用して相手の情報を聞き出すこともできるわけです。
仕事関係の相手でも、話題や範囲を考えて自己開示することはとても有効です。
プライベートの関係であればなおさらです。
プライベートなら会話の幅も増えますし、自己開示できる範囲も広がるでしょう。
自分のことを話したり、相手の話に相づちを打つだけではなく、さらに会話をつなげる一言を付け加えたりしてみると良いです。
ある程度自分に自信を持つということも大切ですね。
相手の反応を気にしすぎて自己開示ができないと、そこが制限になってしまって相手も踏み込んでくれなくなり、深い関係になれないことがあります。
この人とは仲良くなりたい、と思っている人がいるなら、自己開示を意識して話しかけてみましょう。
初めは天気の話など当たり障りのないことでも良いのです。
とっつきにくい人、この人と会話しても話が膨らまない、と思われるよりも、小さな話題でも良いので話を振って、自分の人となりを相手にわかってもらいましょう。
これが苦手な人は、人物像が相手に伝わらず、自己開示をしてくれない人に自分からぐいぐい自己開示をしてくれる人というのもそう多くはないので、せっかくご縁があった友達でも親友という深い関係にまで発展しない、ということがあるのです。
自分勝手で相手の気持ちに気づいていない
自分勝手な人はと付き合いたいという人はあまりいないでしょう。
自分のそのときの気分で予定を変えてしまったり、人の話をなんでも自分の自慢話にすり替えてしまったりして、自分のことばかりで周りのことを考えることができません。
相手の気持ちが考えられないような人だと、自分では仲がよいつもりでも相手としては自分を振り回すばかりの勝手な人だと思って距離を保ちたがっている、という可能性もあります。
自分勝手な人はいつも自分中心に考えているので、自慢話も多いです。
他の人のことには興味がないので、人の話はあまり聞きません。
常に自分が話題の中心にいないと気がすまないので、たとえば「昨日電車で痴漢にあってしまって」と悩み事を相談したくて話しはじめても、「私なんてもっとひどい痴漢にあったことがあるよ。
去年のことなんだけどさ」となぜか人の話を聞かずに自分の話にすりかえ、しかも自慢してくるという感じなのです。
一見フレンドリーで気さくに見えるのですが、付き合ってみるとただ自分勝手で無礼なだけということもよくある話。
深く付き合うと本性がばれてしまうので、広く浅い付き合いしか残らないのです。
自分が一番ですから、なにかあったときでも自分を守ることが目的になります。
そのためなら嘘もつきますし、見栄も張ります。
自分より上の人に媚びへつらうのも上手です。
自分の得にならないことは自分ではやりたがらず、他の人へ押し付けようとします。
それがうまくいかないと不機嫌な態度をあからさまにとって、誰かがそれを見てなんとかしてくれるのを待ちます。
人の話は聞きませんし、自分が常に正しいと思っていますから、自分の考えを周囲にも押し付けます。
人それぞれ考え方が違うという感覚を持っていませんし、自分の考えと違う意見を出されると腹を立てます。
自分が否定されたと感じ、自分は正しいというプライドを守るために抵抗してくるのです。
自由奔放に振る舞い、空気を読もうとしません。
付き合いが悪い
付き合いが悪いと、どうしても誘われにくくなります。
もちろん、誰かに誘われるがまま飲み会や様々な遊びに参加することは難しいです。
お金も時間もいくらあっても足りなくなってしまいます。
かと言って、いつ誘っても断る人相手にしつこく何度も誘ってくれる人というのはちょっと限られてきてしまいます。
飲み会があるというときでも、「きっと断られるだろうな」と事前に思われて声もかけられなくなってしまうということもあるでしょう。