やりたくない、行きたくない…など、しなくてもいいことは出来ればしたくないと思うのが人の本音かと思います。
ところが、本音だけ晒して生きていくことは難しいのが現実。
やりたくないことも努力してトライし、面倒な人間関係も我慢しなくてはいけないときも、もちろんあるでしょう。
自分勝手に、えり好みばかりして過ごしていると、やがて相手にされなくなってしまうかも。
人はひとりでは生きていけない、とも表現されますが、人付き合いはとても大切です。
かといってすべてを我慢し、無理ばかりしていては、心や体に支障をきたしてしまうかもしれません。
自分の人生、いい意味で自分優先に生きていきたいものです。
仕事もプライベートも、うまくコントロールできるようになって、少しでも楽に世渡りしていきましょう!
今回は、「上手な断り方」について紹介していきます。
上手な断り方をマスターしよう!
会社での人間関係や、友達などとの付き合いの中で、一番ナーバスになるのが「断り方」だと思います。
やり方ひとつで、好印象にも低評価にもなります。
人は、他人にどう思われているかをどうしても気にして生きていきがちです。
気にし過ぎるのも良くありませんが、全く気にしないのも難しいですよね。
本当に都合が悪いときには、難しく考えずに対応できるかもしれません。
でも自分の気が乗らないときや苦手な相手、機嫌を損ねたくない相手など、シチュエーションによってはちょっと面倒だなと思ったりもするでしょう。
相手の気を悪くしたり、マイナスイメージを抱かれないための対応をマスターすることで、断り上手になり、無理のない生活を送っていきましょう!
断るということはどういうこと?
人からのお願いや誘いを断る、つまりNoという回答をすること自体に、マイナスイメージがありませんか。
お詫びを添えたりすることからも、悪いことをしたという印象が拭えないかと思います。
ですが相手にしてみれば、あなたに断られる、という選択肢が予めあってお願いや誘いをしてくれている場合が非常に多いはずです。
なぜなら、一方的に押し付けたり、強制してくるようなことなく、あなたに声をかけて聞いてくれているからです。
ですので、お断りするという行為自体が悪なのではありません。
シンプルに考えられれば、ただの回答にすぎません。
でも相手の期待に応えたい、という自分自身の気持ちがカバーしづらい行為ではあるので、どうしてもマイナスな感情になってしまいがちなのですね。
自分を楽にする
なによりも、自分の意志や気持ちの通りに生きていけたら、気分がいいですよね。
好きなことだけして、好きな人とだけ付き合っていきたいと、誰しもが思っていることでしょう。
好きな人や気の合う人とのお付き合いであれば、「合わせる」という心づもりにもなりません。
ところが上司や先輩など嫌われたくない人、もしくは苦手な人とコミュニケーションをとるとき、相手に気を遣いますよね。
精神的に負担になってしまい、周りに合わせ続けていくと疲れてしまいます。
当たり前ですが、フィジカル的にもメンタル的にも、ストレスが無いほうが良いです。
無理に仕事を引き上げてしまったり、休日のイベントに我慢して参加してしまったりしてから、後悔したことはありませんか。
やっぱりやめればよかった…と。
無理してやる必要のないこと、やらなくても大丈夫なことを断れることで、自己防衛になります。
相手を否定していることにはならない
人からの誘いやお願いごとに対してのお断りは、自分の都合や力不足など理由は様々であれど、相手に悪影響がないようにする、または最低限の影響にとどめるというベターな対応でもあります。
Noという回答は、相手を否定しているわけではありません。
自分では期待に応えられない、お願いを聞いてあげることができない、というへりくだった意思表示だと思えば、気が楽になりませんか。
相手も、まずはこちらにお伺いを立てていてくれているわけです。
こちらに対して、気配り心配りをしてくれています。
その気持ちに対して、まずは感謝し、伝えることも大切ですね。
少なくとも、相手が嫌われていると感じてしまうこともないでしょうし、あなた自身も低評価になることはないはずです。
必要なことに時間とエネルギーを使おう
すべて自分の思い通りに生きていくことは難しい世の中です。
先にも述べましたが、人付き合いは生きていくうえで非常に大事なポイントでもあるからです。
ですが、気が乗らないことや好きでないことを、ノーリターンで無理やりすることは時間と体力の無駄です。
ノーリターンと言っても、実益やお金、見返りが無い、ということではありません。
過去にお世話になって感謝の気持ちがある、今後お互いに支え合っていけそう、など自分の気持ちや興味に依った行動であれば、十分価値はあるでしょう。
ただ盛り上がるだけ、ただ楽しいことをするだけ、うまく利用されているんじゃないかということに対しては、必要ないと判断していいはずです。
時間も体力も限りがあります。
無理をして、後悔してはいけないのです。
仕事で上手な断り方5個
プライベートはもとより、自分の好みでえり分けられないのが仕事です。
もちろん、自分で無くても達成できることや、自分は不要だと思われるケースでは、断る場面も多いのではないでしょうか。
会社員であっても、自営やフリーランスであっても、仕事に対しては給与や報酬というリターン・対価があります。
責任問題でもありますので、なんでもかんでも断って、やりたいことだけやるというのはいけません。
かといって依頼を引き受けすぎて業務過多であったり、納期が遅れてしまうなど、支障をきたしても本末転倒になってしまいます。
周りに迷惑をかけないよう、会社や仕事相手、また自分にとってもベストな結果を生み出すように考えていきたいですね。
1、他にできる仕事を提案する
依頼されたことを断りやすくする方法の一つに、代替案を提案するという方法があります。
自分ができない、断る理由を突っ込まれて聞かれるのは嫌ですよね。
でも代替案があれば、断る理由も曖昧なまま、代替案についてのセッションが可能になるというもの。
そこで、自分の得意な業務や好きな仕事を提案してみてはどうでしょうか。
好きこそものの上手なれ。
仕事の質が高く、スピードも速いような仕事ができれば、評価も上がっていくかもしれません。
また、代替案が出せるということは一つの仕事やプロジェクトに対して、多角的な視点をもって考えることが出来ているということ。
会社や部、業界のことも考えているという、新たな側面をアピールできる場面にすらなるかもしれません!
2、自分が引き受けるとみんなに迷惑がかかる
相手ではなく自分の立ち位置を下げることによって、物事を断りやすくなるかもしれません。
特に仕事に関しては、会社や同僚のなかでの評価も気になるところだと思いますので、高圧的な感じで断ってはマイナスイメージにつながってしまいます。
経験が無いので結果的に関わる方の仕事を増やしてしまう、教わりながらやる必要があるので特別時間がかかる、など、会社としての効率を自分が下げてしまうのではないか、という危機感が伝われば相手も気を悪くしてしまうことはないでしょう。
残業時間をオーバーしてしまう…など、会社の規則や法律に触れてしまう場合も、きちんと伝える必要があることですので、断りやすいかと思います。
自分に頼まなければよかったという結果を回避している、という考えをきちんと伝えてみましょう。
3、誠心誠意謝りながら断る
同じ結果を伝えるにしても、どのように伝えるのかで印象がかなり変わってくるものです。
お断りするという結果であっても、相手に納得してもらえたり、快く受け止めてもらえるような伝え方をしましょう。
まずは、お断りしなくてはならない理由を分かりやすく、端的にまとめて伝えます。
その上で、逆説的な要素を盛り込むと効果的。
例えば、その仕事に携われたなら自分の成長につながったはずなので残念です、などと依頼に対するプラスの要素を付け加えます。
その上でお断りする結論を持ってくれば、まず回答自体に説得力が増します。
かつ、断るという結論の前にワンクッション挟めるので、衝撃を和らげることができます。
さらに、メールや電話などでなく、直接話すのがベター。
目と目を合わせて謝られれば、誠意は伝わりますので、悪い印象は生まれないはずです。
4、仕事を引き受ける余裕がないと伝える
仕事が出来る人ほど忙しい、というデータがあります。
やはりよく出来る人に任せたいという心理がありますし、効率が良ければたくさんの業務をこなすことができますので、仕事が出来る人と認められるでしょう。
一方で、振られる仕事のすべてを受け止めていたら、業務過多でパンクしかねません。
残業が増えたり、期限を守れない可能性が出てくることをきちんと伝えましょう。
もし部下がいれば部下、もしくは適任だと思う人を提案して、代替案を提案するのと同じような手法を合わせれば、なお断りやすいでしょう。
もし自分が部下の立場であるなら、業務量や仕事環境について、上司が相談に乗ってくれるかもしれません。
自分の状況を確かに伝え、相談できれば、本当にやりたい仕事をできるようになる第一歩にもなるでしょう。
5、スケジュール的に不可能だと伝える
お断りする理由が具体的で、伝えやすい・伝わりやすいと、断る気持ちも少し楽になりますよね。
納期や期限に間に合わないという理由は、最も具体的で相手に伝わりやすい理由のひとつでしょう。
相手にとって納得しやすい理由、状況であれば一層不快感にはつながりづらいです。
また、日程や時間的に不可能、という理由はそれ以上になかなか突っ込みづらいものです。
予定を変えようとするとあっちが立たず、こっちが立たず、とズレてきてしまうもの。
それをフィックスするくらいなのであれば、違う人に頼んでみるほうが楽かもしれませんよね。
期限の変更や先延ばしができるのであれば引き受けられるのですが、といったようにプラスαの心配りができると、なお良いかと思います。
友達の誘いで上手な断り方6個
仕事と違い、友達の誘いを断るときには、仲の良さや誘いの程度で悩みがちですよね。
特に仲が良く気が知れた間柄であれば、難なく断れるもの。
知り合ったばかりだったり、実はそれほど仲の良くない友達からの誘いは、簡単に乗れないときもありますよね。
自分の真意、本当はあまり行きたくないなという気持ちを、いかに伝わらないようにするかに慎重になるかと思います。
どんなに浅い関係であっても、嫌われたくないという気持ちが先立つのが普通です。
どこから派生したり、波立ってしまうかも分からない友人関係は、大切にしていきたいですね。
1、仕事を理由に断る
最もベターな理由と言えるかもしれないのが仕事関係の理由を作ることです。
仕事が終わりそうにない、立て込んでしまった、急に仕事を入れられた、など。
使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
さらに、突発的でトラブル的な理由であれば、自分には特別非がないという主張がしやすいです。
こちらに非がないとなると、相手にも納得してもらいやすいですよね。
仕方ない事情と思ってもらいやすいので、やんわりと断りやすい理由でしょう。
ですが、前々から約束していたことを当日や前日など、直前になって仕事を理由にお断りするのはリスキーな面もあります。
本当は来たくなかったんじゃないのか、仕事の調整をしてこなかったのではないかという低評価にもつながりかねませんので、要注意です。
2、金欠を理由に断る
今月ちょっと厳しくて、結婚式貧乏で…など、誘われたイベント事に参加する費用が捻出できないことを理由にお断りするのも、よくあることかと思います。
金欠を理由にする一番のメリットは、相手にとってあなたに参加してもらうことを強要できない点です。
学生であればまた別の話になってしまいますが、社会人ともなればちょっとプライベートな話になってくる可能性もあります。
稼ぎが一定でない仕事をしている人もいるでしょうし、実はリストラにあってしまった、財布を奥様に握られている、なんてセンシティブな部分に触れてしまうかもしれません。
なかなか突っ込みづらい理由でもあるので、さらっと断り切れるでしょう。
ただ一方で、もちろんデメリットもあります。
お金を理由にすることに、多少恥ずかしさを感じてしまうケースもあるでしょう。
裏で何か言われていないか、冷やかされていないか不安になってしまうこともあると思います。
やはり仲の良さが決まり手になってくるかもしれません。
また、多少センシティブな理由であるがゆえに相手に遠慮させてしまう可能性が高いです。
次に誘ってもらえなかったり、誘ってもらえる頻度が減ってしまうかもしれません。
3、先約があると用事を作る
誘った相手にすでに予定があった場合、それは断念せざるを得ないことがほとんどです。
その予定やめて、こっち来いよ!なんてジャイアンみたいなことを本気で言ってくる友達はほとんどいないのではないでしょうか。
乗り気がしなくて、行きたくないなと思っている誘いも、断りやすい理由です。
ですが、場合によってはリスケジュールされて、また誘われることもあります。
そのリスクは予めあると思っておいた方が良いでしょう。
また、誘われたけど架空の予定を作って断ったことをすっかり忘れてしまうことには、気を付けなくてはなりません。
うっかり辻褄の合わない話をしてしまったり、SNSでつぶやいたのを見られてしまったりなどすると、相手はあなたに嘘をつかれたと傷ついてしまうでしょう。
もともとは相手を傷つけないための理由なので、気を付けてくださいね。
4、あえて理由は言わない
会社を休むのと事情は違ってくるので、当たり前ですが友達の誘いを断るのに必ずしも理由を伝える必要はありません。
理由があると断りやすいと思うのが通念ですが、逆に何も言わずに、Noとだけ伝えるのも効果的です。
自ら口を開いてくれれば突っ込みやすいですが、開かない口を開けさせるのはやりづらいもの。
なんで?どうして?と追って聞いていきづらいものです。
もちろん冷たく突き放すように断られたら嫌な気持ちになってしまいますが、理由が分からないだけで怒ったり、不快にさせる可能性も低いでしょう。
行けないや、ごめんね、などシンプルに返す方が意外とさらっとお断りできて、お互いに傷つきづらい一番の方法かもしれません。
5、実家に帰ると断る
金欠を理由にするのと同じような手法が、家族が絡む事情です。
実家に帰らなきゃいけなくなったとなれば、そうかと納得されやすいですよね。
実家に帰る以外でも、両親が自分のところに来ることになった、というのも同じような状況になります。
既婚の方なら、家庭の事情で、とだけ伝えるのもいいですね。
プライベートな領域には質問しづらく、追求しづらいので相手も諦めやすいです。
もし実家住まいなのであれば、イベントがある・来客があるというのも同じ感覚で捉えてもらえるでしょう。
家族ぐるみの付き合いをしている、地元で親同士がツーカーの間柄、という場合にはいつどこから相手に伝わるかわかりませんので、あまりおすすめできない方法です。
6、体調不良でと断る
回避できないどうしようもない理由として一番なのが、体調不良でお断りする方法かと思います。
仕事などにも影響しないように、欠席させてもらって大事にする、といったようなプラスαが付け加えられると、仕事に対する責任感を感じることができて好印象でしょう。
一方で事前に決まっていたイベントなどを断る場合には、仕方ないということは分かっているにせよ、体調管理できてないなというマイナス評価になることも考えられます。
また、体調不良でのお断りはドタキャンになっているケースが非常に多いかと思います。
イベントのキャンセル料が発生したり、人数が足りなくて不成立になるなど、迷惑がかからないようにする心配りは必須です。
デートの誘いで上手な断り方5個
デートといえば、他の誘いと圧倒的に違うのが1on1、1対1のイベントであるということです。
本当に気が乗らない誘いに付き合ってしまうと、ただ我慢したり無理するだけの、厳しい状況になる可能性が高いです。
相手が自分に対して好意を持ってくれていることが分かっているときは、尚のこと無下にはしづらいですよね。
頭ごなしに断るのではなく、デートに対するハードルを下げていく、という手段もあります。
相手の感覚や自分の気持ちによって、お断りする態度や内容を変えていく必要があるでしょう。
1、冗談でしょと軽く流す
デートのお誘いをしてくれる相手は、あなたを誘うことに緊張している可能性が高いです。
いいよと言ってくれるか、引かれたらどうしようとか、ドキドキしているに違いありません。
ですので、あなたが明るくライトな対応をしてくれることによって、回答が何にせよ、ちょっと救われる部分があるはずです。
ただ安心感を感じられると、あなたが軽く断る様子なら逆に、話をできるだけ長引かせて、進めていかれる可能性もあります。
さらに、相手の気持ちの強さや性格次第では、真面目に捉えてもらえなかったというショックやダメージが相当なものになってしまうかもしれません。
そんなリスクがあるときは注意が必要な対応です。
2、友達と遊ぶ予定があると断る
先約があると言ってお断りするパターンですので、ある程度断りやすい理由かと思います。
もしあなたがあまり乗り気ではないなら、相手より友達を重視する雰囲気を出すと効果的でしょう。
もし誘ってくれた人に興味を持っていてくれるなら、友達の方を断る!という回答になるかもしれませんよね。
友達の方を優先させることによって、あなたへの興味はちょっと薄いの、と暗に示唆することができます。
ただ、当然ですがリスケジュールしようと言われる可能性が高いでしょう。
相手に本当に興味がなくて、今後声をかけないでほしい!という場合にはあまり効果てきめんな方法ではありません。
3、仕事関係の用事があると断る
自分でコントロールしづらい理由でお断りするのは、仕方ないと納得してもらいやすい理由ですよね。
仕事で、と伝えてしまえば強制はできないので、また今度ねと持っていきやすいのではないでしょうか。
長期的なプロジェクトや業務になる、と伝えていれば連綿と断り続けていくことも可能な理由かもしれません。
相手と同じ職場でない場合は、さらに状況が分かりづらく介入しづらいので、断りやすい理由のひとつです。
相手よりも仕事優先という印象になるので、仕事をバリバリこなす、働きマン・働きウーマンと思われがちです。
すでにお付き合いしている間柄であれば、仕事を優先するしないの喧嘩に発展しないように、伝え方にも注意が必要です。
4、次のデートの話をする
好きな人や気になる人からせっかくお誘いがあったのに、やむを得ずお断りしなければならないとき。
自分にとっても大きなチャンスが巡ってきたときに、そのチャンスを逃したり無駄にしたくないですよね!
また、お断りをするときにもできるだけ相手を傷つけないように慎重になるかと思います。
代替案があれば、断ることのショックを緩和できるのは、仕事を断るときと同じです。
時期や日程はもちろん、自分の行きたいところやしたい事を提案することで印象がかなり変わるでしょう。
むしろ誘った方にしてみればちゃんと考えてもらえている!と前向きに捉えてもらえるかと思います。
行く場所や計画が気に入らなくて断りたいときなどにも有効でしょう。
もちろんこの断り方は一旦リスケジュール、という方法なので場合によっては相手を過度に期待させてしまう可能性もあります。
今後のお付き合いを敬遠したい場合には逆効果ですから要注意です。
5、正直に行きたくない理由を話す
相手のことが本当に苦手で、交際に発展する可能性が全くない。
自分が彼氏彼女を作っている場合ではない。
不倫や浮気の香りがしてダメな場合、など、しっかり断りたいことももちろんあると思います。
もし相手とのこれまでの付き合いのなかで仲を繕う必要がないと思ったり、自分のありのままを知って欲しいときも、とりあえず回避するのではなく、きちんと理由を伝えることも大切です。
そのままずるずると行ってしまうと、自分が精神的に辛くなってしまうかもしれません。
この先も、自分の時間や体力を無駄に使ったり奪われたりしないように、自分を大切にすることもとても大事なことです。
こんな断り方はNG!
あなたにお誘いの声をかけてくれた人は、仕事でもプライベートでも、少なからずあなたに期待をかけてくれているということです。
断るという行為に後ろ髪をひかれるような印象があるのは、その期待に反してしまったという感覚がちょっぴりあるからなのではないでしょうか。
でもお断りすること自体が悪なのではありません。
相手に対する心配りや気遣いがきちんとできれば、お互いの関係になにも影響はありません。
逆に、それが出来ずに雑な断り方や対応をしてしまうと、関係にヒビが入ってしまうことも。
もちろんあなたの評価を下げることにもつながります。
人として、相手に対する思いやりをもった行動をこころがけましょう。
誘ってくれた感謝を述べない
まず何といっても、誘ってくれたということに感謝しましょう!
他人からの評価を気にしやすい人こそ、誘ってもらえたという事実をまずは素直に喜ぶべきです。
だって嫌われていたり、興味を持ってもらえていなければお声がけすらされないのです。
感謝の気持ちだけではありませんが、自分の気持ちは黙っていては伝わりません。
いくら気乗りのしない誘いや、面倒なお願いだったとしても、自分に声をかけてくれたこと自体に対するお礼は述べるべきです。
相手に不快感を与えないように対応することは、人としてのマナーでもあるからです。
具体的には「お誘い頂いて恐縮ですが」と断りの前にワンクッション置いたり、「声かけてくれて嬉しかったよ、ありがとう!」などと締めくくることで、受け取る相手もいい気持ちでやり取りすることができるでしょう。
ずっと断り続けている
良好な人間関係を構築し保つためには、お付き合いも大切です。
毎度毎度、理由を変えて断り続けていると、そのうち声すらかけてもらえなくなってしまうかもしれません。
声をかけてくれるということは、相手は自分に多少でも好意がある、期待をしてくれているということですから、あなたが何も相手に返さずにいることは失礼に値するといっていいでしょう。
良い人間関係は、放っておいて勝手に出来上がるものではありません。
無理し続けることは厳しいですが、時には誘いに乗ったり依頼に応えたりして、コミュニケーションをとることで、良い関係は築いていけるものです。
もしあなたが相手に嫌悪感を抱いているのに、しつこく誘ってくるというような状況なのであれば、単に向こうがあなたの感情に気付いていないのかもしれません。
そういった場合は、きちんと理由を伝えて断りきるのがいいでしょう。
ドタキャン
お断りをする方法のなかでも最悪のパターンです。
不幸があったなどの緊急事態以外は、基本的にはやってはいけない方法です。
相手のことを全く考えていない行動だからなのは言わずもがなでしょう。
自分は楽を出来たかもしれません。
ですが人の時間や体力を奪ったうえに、精神的ダメージも大きく与えているはず。
予約している店でキャンセル料が発生するなど、金銭的な因縁ができてしまうと、今後のお付き合いにもかなり影響するでしょう。
自分がされて嫌なことは他人にもしない、というのは人として当然のことですよね。
これくらいしないと相手が分かってくれない!というケースは稀だと思いますので、どうしても回避できない場合以外のドタキャンはタブーといえます。
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相手を傷つけないことが大切
断ることにマイナスイメージを抱いて、他人の評価を気にしてしまいがちのあなた。
誘いやお願いごとをしてもらえたときは、相手に好印象を持たれている・高評価してもらっているということですので、まずは自信を持ちましょう。
相手の期待に応え続けていると、いつかどこかで無理が生じたり、辛くなってしまうこともあるもの。
人間関係を大事にしようと思えば思うほど、無理な付き合いや対応をずっと続けていることになってもいないでしょうか。
そんなときには少し自分の気持ちに耳を傾け、断る勇気を持ちましょう。
上手に断ることで、さらにあなたの評価を上げることにもつながるのです。
相手の気持ちと立場を考慮することができれば、自然に思いやりのある対応が出来ると思います。
気遣いができる人は、イメージダウンすることはありません。
自分と同じくらい相手の立場を尊重して、上手に断れれば何も心配ありません!