周りの人に言われて傷つくのが怖い
自己防衛に走らざるを得ないその根拠とは、ひとえに心が傷つくからです。
この心理は笑いを取って注目を集めたいと考えている人間には到底、理解できないものです。
水と油のような組み合わせでしょう。
まあ、気持ちが純情というかピュア過ぎるというか、とにかく周りの人がいろいろと自分の事を言ってくるのが怖くてしょうがないのです。
傷つくのが怖い。
神経が鈍感な人間には一生分からない心理でしょう。
ただ、よほどの例を除いて人間が加齢と共に図太くなってゆきます。
十代の頃はあれほど傷つきやすい性格だったのに結婚してうん十年もたてば図太い一介の人間になってしまっている事はよくある話しです。
そう思えば、今のピュアな気持ちを楽しむのもいい事かも分かりませんけれどもね。
あとはあなたの心構え次第という訳です。
4、自分の悪いところを否定してほしい
自虐的な発言を言う人の心理の4つ目は「自分の悪いところを否定してほしい」ということです。
「自分の悪いところを否定してほしい」、つまり「構ってほしい」という深層心理を感じさせてしまう発想ですね。
では何故、そのような気持ちになってしまうのか?別に自分の事を自虐的に言って逃げている訳ではないようです。
逆にその部分を指摘してもらって否定して欲しいと思っているのです。
これには自信のない人が逃げようとしているパターンとは大きく違う点を感じてしまうわけです。
自分に自信が欲しい
つまり、自分の悪いところを指摘してもらいたいという事は、現状の自分から脱皮しようともがいている姿がクローズアップされている、と思うのですよね。
そうでなければ自分の発言に対して悪いところを指摘して、などという、悟ったような懐の大きな発想は出てきません。
今の自分を何とかして変えたい、いや、変えよう、とするからこそ自分の悪いところを見つけておきたいのです。
つまり自分に自信のかけらが芽生え始めて来た、という事なのです。
「自信」を持ちたい、と思う気持ちは非常に重要です。
立派な自立のための動機です。
だからこそ敢えて自虐的に振る舞って周囲の反応を確かめようとしているのです。
よって周囲の人間はそういった努力の芽を勘づいてあげて欲しいですね。
どうしてこの人が功も自虐的な発言ばかりするのか?人間の行動には何らかの狙いがあるからこそ、毅然とした振る舞になるはずなのですよ。
5、満足したい
自虐的な発言を言う人の心理の5つ目は「満足したい」です。
敢えて自虐的な事を言い、満足感を得る。
こういった考えの持ち主も自虐的な人の中にはいることでしょう。
そう思うと自虐的な人間というのは多種多様な性格分けが施されているという事になります。
大体において「満足感」というものは様々です。
目標を達成して感じる満足感。
欲しいものを手に入れる事が出来た時の満足感。
人から褒めてもらえた時に感じる満足感。
本当に人それぞれなのです。
人に共感されたい
自虐的なネタを言う事によって満足感を得たいと思っている方のそれはどうやら「共感」というものが根底にあるようです。
確かに人と「共感」できるという事は素晴らしい事です。