嬉しさも喜びも人と共感できればその価値は倍以上に上がります。
共感していれば辛い事や悲しい事は半分で済みます。
それくらい「共感」というものは人間が心から欲しているものなのです。
ただ自虐的な事を言って共感を得ようとするとなると、言う方も聞く方もある程度、相手の力量を理解しておく必要があります。
つまり相互理解というやつですね。
これがキチッと備わっていないと十分な「共感」は得られないかも分かりません。
そういった意味でも「自虐」という概念は人から指示を得にくいものと言えるでしょう。
6、自分に構って欲しい
自虐的な発言を言う人の心理の6つ目は「自分に構って欲しい」です。
これは明らかに自己中心的。
エゴの塊を見てしまう思いです。
そういった意味においては「共感」したいとも思える訳なのですが、残念ながら相手の立場や思惑をまるで尊重していないため、発言内容がいつもから回りしてしまい相手に「いい迷惑」、という印象を与えてしまう結果を招いてしまっているようです。
自虐的な発言というのは基本的に自分自身だけの事ばかりです。
そのような話題、果たして相手が聞きたがるでしょうか?あなたが犯した過去の間違いや失敗談をそんなに色めき立って聞きたがるものでしょうか?
何事もほどほどにしなければ人の我慢も効きません。
相手の人の事も少しは気にかけてあげる配慮が必要になってきますよ。
7、ナルシスト
自虐的な発言を言う人の心理の7つ目は「ナルシスト」です。
ナルシストは完全なる「自己愛」主義者です。
よって彼らの発言内容は決して自信を卑下したり自分を賤しめる内容の発言ではありません。
むしろ、そうやって自虐的に言う事によって自分の賢さ、偉大さを誇張してやろう、という意図が垣間見えます。
元々、自虐的発言をする人は学力や知能が劣っている人とは言い切れません。
むしろその反対のケースが多いのです。
つまり上手に自分の能力のいたらない部分をピックアップしてかえって自己の能力を誇示しようという手法を用いているわけです。
だからナルシストを気取る人物との付き合いはしんどいのです。
何をおいても自分が最優先の人間ですから付き合っていても何の面白みもありません。
まあ、そのような人間がいたとして、何らかのメリットが自分にあるのなら、我慢して付き合うのも人生の中の一つの一コマかも分かりませんがね。
8、場を和ませたい
自虐的な発言を言う人の心理の8つ目は「場を和ませたい」です。
この心理的な特徴の人は特に目立ちたいとも、笑いを取って注目を集めたいとも考えていません。
ただ、その場の雰囲気を和ませたい。
その一心だけの発言です。
だからこの心理の持ち主の発言はしつこさがありません。
サラッとした感じでその場のムードを和らげてくれます。
まさにムードメーカー的役割を担ってくれる一服の清涼飲料水のような人なのです。
出来る事なら、自虐的なネタを使うならば受けも笑いも自己主張も望まずにこのような雰囲気を醸してくれるような存在になりたいものですね。
自虐的な発言・行動が招くデメリット
それでは次に参りましょう。
自虐的な発言・行動が招くデメリットについてみてまいります。
いくら本人に自覚がなくとも周囲の人間からみたら自虐的な発言や行動というのは嫌でも目立ちます。