たとえうまくいったとしても、感謝の気持ちを忘れた人は後に坂道を転がるように落ちていくのだと思います。
嬉しい
嬉しいなら相手に「嬉しい」とちゃんと伝えてください。
嬉しいと言われるとこっちも嬉しくなるものです。
こういった言葉をなかなかストレートに表現できないところが日本人の弱さでもあります。
言葉にしなくとも雰囲気で悟るというのが日本流という人もいるかもしれませんが、やはりちゃんと言葉で言わないとそれは伝わらないのではないでしょうか。
嬉しい時には嬉しいと素直に伝えましょう。
助かります
相手の意見で自分の理解が深まったりしたら「助かります」という一言を添えましょう。
相手はよかれと思って情報を提供したり、仕事を教えたりしているわけだから、それが相手の役に立ったかどうかを確認したいのです。
ですから「助かります」の一言があると自分の行動が肯定されたことになり、そこで人間関係が生まれてくるのです。
こうしった言葉は取るに足らない小さなことかもしれません。
しかし、こうした小さなことがやがてジャブのように効いてくるのです。
この小さな言葉を添えているのか添えていないかで後の人間関係が大きく変わることになるのです。
ですから、こんなこと言わなくても分かっているだろうと思って省いている言葉は、ちゃんと相手に声を出して伝えるようにしましょう。
7、カチンときたらちょっと深呼吸を
いろんな人がいる職場ですから、時にはカチンとくることもあります。
しかしそれにいちいち感情的になってキレているようでは誰にも相手にされない人間になってしまうでしょう。
最近はアンガーマネジメントというのが非常に注目されていますが、怒りを制御できない人がいかに多いかも示しているのかもしれません。
怒りを制御できないことは幼稚な人間から脱していない人間なんだということを自覚すべきです。
対人関係において自制心を保てるというのは自立した人間の基本中の基本です。
そういう感情が出てきたら一度深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
数秒もすると大抵の怒りは治まっているものです。
8、周りへの気遣いが大切
人間関係を良くするには気遣いが大切です。
職場などでは、どうしても自分の仕事のことしか見えなくなりがちですが、ちゃんと周りも見て他の同僚がどういった動きをしているかというのを常に把握しておくことが必要だろうと思います。
周りへ気遣いができるということは、自分にある程度余裕がないことにはできないことです。
自分に余裕を持たせるためには、自分のやるべきことをちゃんとやっていることが不可欠で、それがあってこそ他人にも気が配れるようになるのです。
仕事を手伝う
仕事というのは大抵チームでやるものですから、自分だけが順調にこなせていたとしても、他のところで遅れなどが出ると止まってしまうこともあります。
そうならないように、遅れていたり、困っている同僚を見つけたら積極的に手伝ってあげましょう。
それによって信頼関係が生まれますし、仕事の効率化にも貢献したことになります。
自分の管轄外の仕事をすることは、自分に何の特にもならないと言ってやるのを渋る人がいますが、チームのだれかが困っているときには率先して助けてあげましょう。
そうすることで信頼が生まれ、いつかあなたが助けが必要な時に手を差し伸べてくれるでしょう。
困っている人にまず声をかける
仕事の時もそうですし、休憩の時でも困っている人を見つけたらまずは声をかけてあげましょう。
プライベートな事などは立ち入れないことですが、声をかけてくれたというだけでも嬉しいものです。
人間関係は持ちつ持たれつと言います。
人が困ったときに手を差し伸べてあげれば、いつか自分が困った時に誰かが手を差し伸ばしてくれることでしょう。
面倒どと言って人を助けることを惜しんでいると、いざ自分が困った時に誰も助けてくれないほど孤立していることになってしまいます。