原因が分からない、いろいろと手を変えて見たがどうしようもない、などと行き詰った時に「仕方ないから」という言葉を使うのです。
・仲間と合流して行こうと約束していたのですが、時間が来ても待ち合わせの場所にやって来ません。
スマホにも連絡もないし困っていたのです。
そんな時に仲間の一人が「仕方ないから先に行こう」と切り出したのです。
会いたくて仕方ない
恋愛の経験がある人には、よく分かる気持ちです。
交際が順調に続いて友達から恋人に変わったころには、時間があれば「会いたくて仕方ない」という気持ちになるのです。
この恋が進行すると、「手を握りたくて仕方ない」「抱きたくて仕方ない」・・・
このように、我慢が出来なくなった時に使うのです。
考えても仕方ないこと5選
世の中には、いくら考えても仕方ないことも多いのです。
その代わりに、考える必要がないことまで考えてしまう時もあるのです。
将棋の世界でも若手の棋士が台頭してきて、若くして六段まで昇り詰めた人もいます。
この影響からか、暇な時に詰将棋を考えている人も増えました。
会社の昼休みに、ひとりでデスクで詰将棋の雑誌を見ながら問題を解いていた時です。
通りがかった将棋好きの先輩が、「へえ、おまえが詰将棋を見ているの?」と覗き込んで、「この問題は、桂馬の使い方がポイントだよ」と指をさすのです。
一生懸命考えていた彼は、「余計なお世話ですよ」と文句を言ったのだが「詰将棋は、時間をかけて考えても仕方ないんだ。
詰めの一手を覚えておくんだよ」と言って通り過ぎました。
でも、初心者にとっては「考えても仕方ない」のではなくて、まずは考えることから始めるのです。
考えても仕方ないこととは、いったいどのようなことでしょうか?
1.他人のこと
自分よりも他人の方がよく見える、という心理は誰にでも起こることです。
昔から「隣の芝は青く見える」ということわざがあります。
どうして隣の芝生は、うちの芝生よりも青いんだ(素晴らしいんだ)、というネガティブな気持ちになってしまうものなのです。
目につくものは、他人のものだと何でも自分のものよりも良いものに見えてしまうのです。
ご近所の家族が揃って出かけるところを見つけると、自分の家族よりも幸せそうだなとか、裕福なんだろうなあ、と思ってしまうのです。
腕を組んで楽しそうに歩いている恋人同士を見ると、幸せそうだなと思ってしまうのです。
こういう心理は誰もが持つ心理なのですが、頻繁に隣の芝が青く見えているのは、あなた自身に問題があるかも知れません。
この心理は、単に見えている表面的な現象だけを読み取って、そこから勝手に自分がイメージを膨らませているだけなのです。
本当のことは知らないのに、自分達よりもいいように考えてしまう癖なのです。
幸せそうな家族も、家の中では喧嘩ばかりかも知れません。
仲の良い恋人同士と思っていても実は不倫の真っ最中で、今の奥さんと離婚調停中かも知れません。
他人のことは、その裏側にあるドラマは、決して見えては来ないのです。
そんな他人のことを表面だけ見ても、そういう人もいるんだという事実だけなのです。
自分は自分他人は他人
よく考えると、もし他人の問題を知っても、それが自分にとってどのような影響があるのかはよく分かりません。
自分ともう一人の他人の二人がいて、どちらかを採用すると言われれば、相手の方が優れていると感じると、自分が落選するのではとは思いますが、こんなケース以外では利害関係は分かりません。
だから、頼まれてもいないのに他人のことを真剣に考えてしまうと、他人の負荷を背負ってしまうことになりかねません。
相手から見ても、余計なお世話かも知れません。
かえって反感を買ってしまうのです。