あまりにたくさんの資料を用意されると、どれが大事なのかわからず、結局頭に入っていない、ということも。
けれども、言葉を抑え、ポイントをついた資料であれば、ずっとわかりやすく、印象に残るというものです。
その分、仕事相手に信用されやすいのも確か。
従って、語彙力を増やすということは、「言葉を少なくして、わかりやすく説明をする」ということにも繋がるのです。
3.常に落ち着いて話をする
語彙力が豊富だということは、余裕があるということにもつながります。
何といっても、相手が何をいっているのか、それがわかっているからです。
相手の主張を落ち着いて飲み込むことができたら、それを自分の頭の中で整理し、自分の語彙の中に落とし込んで話をすることができます。
そこには無理がありません。
その分語彙力が多い人は落ち着いているのです。
相手の話を聞いて、「何を言わんとしているのかわからない」となったら、こちらも焦ってしまって、質問を繰り返したり、会話の流れで不必要なことを聞いてしまったりしてしまいます。
それが失礼に当たったら、とさらに焦ってしまいませんか?
語彙力のある人はその心配をあまりしないので、いつも落ち着いていられるのです。
4.活字が得意
語彙力のある人はよく活字を読みます。
そこには普段使われない言葉や新しい表現が乗っているからです。
そしてそのほとんどはかなしことばではなく、文法の整ったきちんとした日本語です。
それを取り込むことで、さらに語彙力を増やしているんですね。
ですから、語彙力が豊富な人はよく活字に触れます。
新聞、インターネット(のニュースサイトなど、日本語がしっかりしているところ)、本などですね。
そしてそこで学んだ言葉を還元していきます。
ちなみにアドバイスとしては、これは、と思う表現を見つけたら、すぐに使ってみることですね。
その方が脳に言葉が残っているうちに再確認できますし、また覚えやすくもなるので、新しい単語に出会った時にはぜひできるだけ早い機会で使ってみてください。
本をよく読む
語彙力の豊富な人は、本をよく読む人でもあります。
しかも乱読。
興味のある分野だけに特定せず、ミステリーから時代小説、ノンフィクションまで、興味のある本はとりあえず手に取ってみるものです。
なぜならば、それぞれに使われている言葉が違うため。
ミステリーならミステリーの、時代小説なら時代小説のいい回しがあります。
それは全ての場面で使えるものではありませんが、語彙力をブーストするには有効です。
また、本というのは長いもの。
ちらっとインターネットで記事を漁るのとは違います。
じっくりと文字の世界に浸れるのです。
そこは語彙にあふれた世界。
一冊読むごとに、その人はどんどん語彙を吸収していくでしょう。
そして知らずのうちに自分のものにしていくはずです。
5.相手に伝わりやすいかどうかを考えている
語彙力のある人は、観察力もあります。
極端な例ですが、たとえば部長に対する言葉遣いと、5歳児にかける言葉は違うでしょう。
そしてその両方ともに対応できる語彙を持っているのです。