ですから、本当に簡単なものからで構いません。
物語が好きなら、最近見た映画の原作ですとか、実用書が好きであれば、仕事に役立つ参考書や好きなタレントやブロガーの本を熟読するのはいかがでしょうか。
活字が苦手な方でもハードルが低く、読みやすいのではないかと思います。
6.自分が話したいことを話したいように話す
語彙力が少ない人は、話を構成する能力も低いことが多いです。
また、話に集中できず、話題があちらこちらへ飛ぶことも。
つまり、自分が話したいことを、話題も気にせず、話したいようにベラベラと話してしまうんですね。
そこには相手への気遣いがありません。
もともと話への理解力が低いので、何を話されているのかわからないことも多いのです。
しかも、話されている相手は、とっちらかっているあなたの話から、あなたが何を考えているのか察さなければなりません。
それには労力が要ります。
それが毎回のことになると、当たり前ながら友達はあなたと話すことが苦痛になり、疎遠になってしまいます。
ビジネスにおいても同じです。
語彙力が少ない中で一生懸命説明したとしても、自分自身の理解力も弱いことから、相手と会話の齟齬が出てきてしまいます。
これは友人関係ならまだ修正可能かもしれませんが、ビジネスとなると致命的です。
また、例えば部下がいた場合、自分の指示が正しく伝わらない可能性があります。
これは部下が悪いのではなく、あなたの語彙力不足が原因なのです。
7.知らない言葉をそのまま放っておきがち
語彙力がない人は、自分の範囲を決めてしまいがちなため、新しい言葉や言い回しなどを受け入れない傾向にあります。
これまで、今までの語彙力でやってこれたからかもしれませんね。
語彙力があろうとなかろうと、「初めて聞く言葉」はあります。
語彙力がある人は、知らないということが気持ち悪いため、すぐに調べようとするでしょう。
そして次の機会には活用しようとします。
けれども語彙力のない人は学習意欲も低めなため、知らない言葉もそのままにしがちです。
その言葉にまつわる意味も、それがどのように世界を広げるかも、それほど興味がないのです。
それは好奇心がないから。
これまでだって、知っている言葉の中で暮らしてくれたのです。
どうして今更新しい言葉を習う必要があるのだろうと考えてしまうのでしょう。
「知る」ということが意義があり、役に立ち、かつ楽しいことだということを知らないのですね。
確かに成長せずにこのまま生きて行けたら、それは楽チンです。
けれどもそれでいいのでしょうか。
その疑問を持てた人は、語彙力の少ない自分を抜け出すことができるでしょう。
語彙力がある人とない人の違い
世の中には語彙力がある人とない人とがいます。
日本は義務教育国家。
皆、ある基準に沿った教育を受けています。
では、その語彙力の違いはどこから出てくるのでしょうか。
そのことについて、以下で紹介していきたいと思います。
1.円滑なコミュニケーションがとれるかどうか
語彙力がある人は、大抵円滑なコミュニケーションが取れています。