5. 相手の変化を敏感に感じ取ることが出来る
気遣い上手な人は、相手の困っていることを感じ取り、さり気なく手を差し伸べることができます。
そのようなことが出来るのは、自分本位で物事を考えず、常に相手の立場で物事を考えている人でなければ不可能です。
その上で、良くも悪くも感受性が強く、相手の喜びをまるで自分の喜びのように感じ取れるような人であってこそはじめて相手の立場に立つことができます。
そして、つぶさに困っていること・助けてほしいことを感じ取り、さり気なく手を差し伸べることが出来るのだと筆者は考えます。
当然、感受性というのは日々の生活習慣の中で身につくもので一長一短で身につくものではありません。
常に相手の変化を見逃さず、敏感にキャッチできるように心がけ、何かあった時は助けに入ろうとする気持ちがあってこそ、初めて気遣いは生まれるのかもしれません。
6. 頭の回転が速い
頭の回転が速いというと、探偵の様な推理力や、東大生・教授のような博識を思い浮かべるかもしれません。
しかし、ここで言う頭の回転が早いというのは、決してそのようなタイプの人を指しているわけではありません。
どちらかと言うと、知識を差し図るIQではなく、実生活に即した頭の回転の速さを差し図るPQの高さを指し示した話であると言ったほうが良いのかもしれません。
たとえば、皆さんの周りに、どんなに勉強や仕事ができなくても、何故か人に寄り添いさり気なく優しい行動を取ることが出来る人はいませんでしたか?
実は、そういう人に限って、PQが非常に高く、実生活における頭の回転力が高く、いろんなことに気づける力が身についているのです。
だからこそ、相手に寄り添い、何を思って何を助けてほしいのか感じ取ることができ、さり気なくフォローできるのだと思います。
7. 空気が読める
相手の状況・立場を考え、自分本位の考えを押し付けない様にすることは、その場の空気をよみ気遣いを持つ行動につながります。
例えば、『ここでこのような発言をしたら相手が傷つくから止めておこう』と考えて発言を控えたり、いつもと表情が異なり、何処か元気がなさそうな人に対して、さり気なく『どうしたの?』と声を掛けてあげることができます。
こういった行動をとるには、その場の空気感を読まないと出来ません。
TPOをわきまえ、自分本位にならず、相手のことを考えるからこそ空気を読むことが出来、さり気なく気遣いが出来るのです。
物事を考える視野が広い
物事を考える視野が広い人ほど、その場の空気を読むのが上手です。
同じ空間にいるさまざまな人たちの、一人ひとりに対して『今この人は何を考えていて、何がしたいのかな?』ということを想像することが出来ます。
主観的な考えだけではなくて、他人の立場に立って物事を考えられるからこそ、空気を読んで行動出来ているのかもしれませんね。
場の雰囲気に合わせる
空気を読むことが上手い人は、その場の雰囲気に合わせて巧みに言動や行動を変えることが出来ます。
例えばあるパーティに参加した際に、そのパーティがとても気さくな雰囲気なら、自分も気さくに振る舞うことが出来るでしょう。
また、パーティが格式高いものなら、それに合わせてきちんとドレスやタキシードを着こなして、上品な振る舞いが出来るでしょう。
その場の雰囲気に合わせて、相応しい振る舞いをすることで、周りの人たちへ気遣いになっているのです。
自己主張しない
気遣い上手な人は、無暗に自己主張をすることはありません。
むしろ自分の話は控えめにして、他の人たちの話をよく聞こうとします。
誰でも、自分の話を誰かに聞いて欲しいと思うものですが、そうした他人の承認欲求に対しても、満足させてあげられるような気遣いを持っています。
もちろん尋ねられたら、隠さずに自分の話もするでしょう。
しかし基本的には、自己主張を抑えて他人を優先にしています。