自然と子どもの頃からの習慣で、周りの人に対して気遣いが出来るようになっている人が多いのでしょう。
人間関係を良好に保つことができる
気遣いの上手さというのは、相手のことを考えながら行動していくことでもあるので、人間関係・仕事にも大きく活かされ、良好な関係を気づいていくのにも大きく効果を発揮してくれます。
もちろん、本人としては、決して何かしらの見返りを求めているわけではありません。
ただ純粋に相手のことを考え、少しでも喜んでもらおうと気遣いしているに過ぎない話なのです。
それが結果として、時に人間関係を最高なものにするエッセンスとなってくれることもあるのです。
気配りしすぎるとどうなる?
場の空気を読んで気配りすることは、人間関係を良好にしていくためにも時に必要なことではあります。
だからといって、気配りしすぎてしまのも禁物で、度を過ごしてしまうことで色々デメリットも生じてしまいます。
では、気配りし続けるとどんな悪いことに遭遇してしまうのか、その一部をご紹介していきます。
1. 本人が気疲れしてしまう
気遣いすることは決して悪いことではありませんし、非常に大切なことです。
ですが、人は万能ではありませんので、あまりに気遣いばかりしてしまうと、本人が気疲れしてしまうでしょう。
状況によっては、気遣いするのが当たり前とみなされ、何かと不遇を受け続け、心が破綻してしまうなんてこともあるかもしれません。
いくら気遣いが上手いと言っても一人の人間であることに変わりありません。
その気配りを喜んでもらえるのならまだしも、やって当然とみなされて喜ばれもしなければ、次第に心も疲弊してしまいます。
いくらなんでも本人が気疲れしてしまったら意味がありませんので、気遣いも程々にしておきましょう。
求められている以上の行動を取る
つい気配りをし過ぎてしまう人は、普通の人以上に何かと周りの様子をうかがい、細かく観察していることがよくあります。
『そんなことまであなたが気にしなくてもいいのに』ということにまで目を向けて、自分から相手のためになろうと行動しますので、人から求められていること以上の行動を取ってしまいます。
それは美徳でもありますが、やり過ぎるとその人自身が疲れてしまいます。
些細な出来事に敏感になる
気疲れするくらいに周りを気遣う人は、周囲の些細な出来事や変化にとても敏感です。
例えば誰かがお金を落としたら、放っておけば本人がさっさと拾うところを、反射的に自分も拾って相手に渡そうとします。
目の前にお金が転がってきたならまだしも、少し離れたところからわざわざ拾ってあげようと行動します。
そんなことを毎回繰り返していたら、疲れてしまうのも仕方がないでしょうね。
2. 相手に気を遣わせてしまう
ごく自然な形で、無理なく気遣いできている状況であれば、相手も素直にそのことに対して喜んでくれます。
しかしそれが、自身がボロボロになってまで気遣いしているとわかると、流石に相手も無理をさせてしまっていると変に気を使ってしまうことになりかねません。
度を過ぎた気遣いは、相手との関係性までもギクシャクしてしまう事があるので、あくまで無理のない範囲でさり気なく気遣いを見せるのが、上手い気遣いの魅せ方だと思いますよ。
気を遣いすぎて自分が楽しめていない
周りに気を遣いすぎると、自分自身が楽しむ余裕まではなくなってしまいます。
鍋や焼肉を食べに行って、人の分をよそってあげたり食べごろを教えてあげたりばかりしていると、自分の分を食べることが出来ませんよね。
本人はそれで満足かもしれませんが、気遣われる方は『なんだか申し訳ないなぁ』と思ってしまうのです。
本末転倒となる
気遣いも過ぎれば反対に相手に気を遣わせてしまいます。
本人はそんなつもりはなくても、過剰に気遣われることで、相手に対するプレッシャーになってしまうことがあるのです。
あなた自身、きっと誰かに何から何まで気を遣われたら、相手に申し訳なく思って自分も相手を気遣おうとしてしまうでしょう。