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人の顔を覚える6個のコツを伝授!今日から仕事で役立つ!


新年度、クラス替えや転校、新入部、新入社などの様々な局面で、新しく出会う人が増えていきます。

その度に新しく出会った人の顔と名前を覚える必要があるのですが、得意な人と苦手な人とではかなりの個人差が出る部分ですよね。

なにか簡単に覚えられるコツなどはないのでしょうか。

この記事の目次

顔は覚えているけど名前が出てこない経験

久し振りに道ですれ違って、あっと思って立ち止まり挨拶はするものの、名前が出てこなくて困ってしまう、ということもあるのではないでしょうか。

会話の中で名前を呼ばなくてはならないような状況にならないように気を使いながらひやひやしてしまうこともあるかもしれませんね。

「自分は物覚えが悪くて……」と、人の名前と顔が覚えられないことを悩んでいる人もいらっしゃるかもしれません。

でもこれは、人間の脳の動きから見て当たり前のことなのです。

実は人の名前と顔を一致させて覚えるということは、思っているよりもかなり難しいことです。

初めて出会う人と出会い名前と職業などの自己紹介をしっかり聞いて覚えたつもりなのに、いざ顔を見た時に職業や人柄、口癖、趣味などの情報は思い出せるのに、なぜか肝心の名前が思い出せないというよくある現象。

これには『ベイカーベイカーパラドクス(baker-bakerparadox,、パン屋のベイカーのパラドックス)』という名前がついていて、心理現象のひとつなのです。

顔写真を見せられて、この人はパン屋(ベイカー)さんの人だというところまではすんなり思い出せるのに、名前(ベイカーさん)が思い出せないという状況を揶揄したジョークから、ベイカーベイカーパラドクスと呼ばれているのです。

人の顔を覚える6個のコツを伝授

では、『人の顔』=『顔という画像情報と名前という文字情報のセット』を覚えるためには、どういったコツがあるでしょうか。

1.覚えるという強い意志


実はコツというよりも、「とにかく覚えるぞ」という強い意志が一番重要です。

なんだそんなことか! と思われるかもしれませんが、地道にコツコツと、顔と名前をセットで繰り返し繰り返し反芻して覚えることがなによりも近道なのです。

数千人のお客様の顔と名前を覚えているというホテルマンも、覚える方法は「地道に繰り返して覚える」と語っているそうです。

もちろん、やみくもにただ「覚えるぞ!」と思っているだけではなかなか覚えられません。

覚える意志を強く持ちながら、こんなところに注意してみてください。

何も考えずに会わない

ただ出会って会話をして名刺をもらったり名前を聞いたりしただけでは、しばらく時間がたつと忘れてしまうものです。

何も考えずに会うのではなく、まず顔を合わせている間にできるだけ顔と名前の情報を紐付けるようにします。

めがねをかけている、ほくろがある、肌の色が白いなど顔を中心とした資格情報から特に特徴的な部分をとらえます。

歩き方や声の感じ、いつも持っている文房具や身につけている時計など、その人を特徴づけられる部分を探して自分の頭の中に叩き込むのです。

まだ初対面でよくわからないというときでも、「優しそうな人」「細かそうな人」と印象を想像でつけていくのもひとつの手です。

あとあと実はおおざっぱな人だったとわかったら、「神経質そうだと思ったけど実はおおざっぱだったあの人」とより自分の中で強く印象づくことになります。

また、ただ会話をするだけでなく、会話をしている中で相手の顔を見ながら、名前も呼びかけるようにすると良いでしょう。

名刺をちょうだいするときに相手のお名前を復唱しながら相手の目を見るというのも効果的です。

相手の名前を声に出しながら相手の顔を見ることで、顔の資格情報と名前という文字情報が口の動きと耳に入ってくる音とで印象に残りやすくなるのです。

もし相手の名字が少し変わったものだったら、名刺を受け取ったときに「珍しい名字ですね。どちらのご出身なのですか?」と尋ねてみるというのも良いです。

「○○県では多い名字なんです」「この漢字でこの読み方の名字は珍しいんですよ」など相手も答えてくれて話が広がりますし、記憶にも残りやすくなります。

また、今後のトピックとしても手がかりになるでしょう。

次にお会いしたときに「先日○○県へ行ってきたんです」とお話しすることもできるようになりますし、別の方とお会いしたときに「先日も珍しい名字の方とお会いする機会があったんですよ」「以前同じ名字の方とお会いしたことがあります。その方は○○県のご出身だったのですが、もしかしてあなたも○○県なのですか?」というような感じで話題のネタにもなりますね。

お別れした後は印象が残っているうちに会話の内容や顔などの特徴などを思い出し、名刺の余白に直接記入したり、付箋紙などを利用したりしてメモを残します。

こうすることで、より記憶に残りやすくなるのです。

定期的にメモを見返しながら顔を思い返して、記憶を固定させるようにしましょう。

人と会う前に記憶スイッチを入れる

相手の名前や顔がどこに記録されるかというと、脳ということになります。