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「お体に気をつけて」とはどういう意...(続き6)

お体を大切に

「お体に気をつけて」の言い換えの4つ目は「お体を大切に」です。

「お体を大切に」と言ってもらえて嫌な気持ちにはならないでしょう。

「ああ、この人は私のことを気にかけてくれているんだ」という意志が手に取るように分かりますからね。

「お体を大切に」は「お体に気を付けて」とほとんど意味の相違はありません。

むしろ、よりインパクトが強くなって相手の心に響いて行くかも分かりませんね。

こういった言葉を投げかけてもらえる人間関係を持つ人は幸せ者だと言えるでしょう。

今の世の中、一昔前に比べたら、はるかに人間関係の機微が薄れてきたきらいがある、と私は感じています。

特にスマホが当たり前の時代に生まれてきた人たちから見たら、いちいち人前に行って挨拶したり労をねぎらう言葉をかけたりする手間暇の必要性の意味が分からなくなってきているのではないか?と思えるくらいなのです。

だからこそ、こういった言葉の意義が大きいのですよね。

スマホのLINEで簡単に文字のやり取りをするよりも何十倍も感激の度合いが違ってくると思うのです。

やはり人間関係の基本は「言葉」ですからね。

さりげない挨拶から人間関係というものは様々なバリエーションに変化してゆくと私は思っているのですが、如何なものでしょうか?

お大事に

「お体に気をつけて」の言い換えの最後の5つ目は「お大事に」です。

「お大事に」、この言葉は幅広く、様々なシーンで用いられているのではないでしょうか?

職場の中でもご近所さんとのお付き合いでも、親類や友人関係でも本人が気づかないうちにごく自然に使っている文言だと思います。

だって、たった一言「お大事に」と言うだけで相手への配慮や思いやりが全て叶うのですから、こんな便利な言い方、ないと思いますよね。

「お大事に」という短い言い方だったら、いちいち改まって大袈裟な敬語を盛り込んで使う手間暇も要りません。

そういった意味では本当に便利な一言だと思いますね。

ただ、だからと言って誰彼構わず使う訳にはいかないでしょう。

使える相手は同格の人かごく親しい友人や知り合いに使うにはいいでしょうが、相手が自身の上司であったり年配者や目上の方になったなら、使う訳にはいかないでしょう。

「お大事に」という一言では、如何せん、敬意が足りません。

よって年配者や組織の上の立場の人に使う場合は「お体に気を付けて」を使った方がいいですし、あるいはその言葉に更に付け加えて自分の善意を見せるべきでしょう。

まかり間違っても、自分の上司や会社の社長に「お大事に」なんて言ってはいけませんよ。

言った瞬間に、場が凍りつくのが目に浮かんできますからね。

体調にはお気をつけください

「体調にはお気をつけください」という言葉を使うケースには、2通りあります。

1つは、相手が既に体調を悪くしている場合です。

もう1つは、相手が近いうちに体調を悪くするのではと、心配している場合です。

相手が既に体調を悪くしている際には、労わりの気持ちを込めて「体調にはお気をつけください」と言います。

また、相手が仕事の忙しさなどから、健康を害するのではと、気がかりな場合は、心配している気持ちを込めて「体調にはお気をつけください」という言葉を向けます。

お元気でお過ごしください

日々の生活の中で、常に自分の体調に気を付けている人は、身近な人の体調も気になるものです。

常日頃から、相手の健康を気遣っていると、お会いした際には、別れ際に自然と「お元気でお過ごしください」という言葉が出てくるものです。

また、相手が体調を悪くしている場合は、「あなたの健康を何時も気に掛けていますよ」という気持ちを込めて、「お元気でお過ごしください」と優しく語り掛けるようにしましょう。

「お体に気をつけて」は元気の出る言葉でもある!

常日頃から自分の健康や体調に気を付けている人は、相手の健康や体調を気遣う気持ちが自然に湧いてくるものです。

仕事が忙しい日々が続いて疲労が溜まって元気を失くしている時に、身近な人から「「お体に気をつけてね」と声を掛けられると、ホットした気持ちになりますよね。

元気を失くしている時に「お体に気をつけて」という言葉をかけられると、心に染みわたります。