再び会う時には、元気な姿を見たいという願いを込めて、「お大事に」という言葉を向けるのです。
どの様な場面で使う?
大切な人の健康を心配し、気遣う心境にある時には、相手の健康や無事を願うものです。
身近な人の事を大切に思う気持ちから、「お体に気をつけて」という言葉が自然に口から出てくることは、日常生活の中で少なくありませんよね。
私たちは、日々の生活の中で、無意識のうちに身近な人の健康や無事を心の奥で願っているものです。
ですから、「お体に気をつけて」という言葉も、心の内からの労わりの表れとして、自然に口から出てきます。
メールなのか口語なのかで言い方が違う?
大切な人への健康状態の気遣いから、「お体に気をつけて」という言葉は、様々な場面で使われます。
相手に面と向かって言葉を向けることがあります。
また、相手と会えない状況にある時にはメールで、自分の気持ちを相手に伝えることもあります。
「お体に気をつけて」という言葉は、相手を大切に思う心の表われですので、多く用いられています。
メールの場合の例
メールを用いて、身近な人の体調への気遣いを伝える際には、相手の表情や様子を想像しながらになります。
大切な人が今どのような状態にあるのかを想像しながら、メールの文章を考えることになります。
相手の様子を直接見ることが出来ませんので、自分の思い込みによる限定的な表現は避けて、幅広い言葉の表現を付け加える必要があります。
例えば、「お元気のことと思いますが、無理をせずに、お体に気をつけてください」という言い回しを用いるなどの工夫をしましょう。
口語の場合の例
直接、相手を目の前にしている時には、相手の表情や様子にマッチングする言葉の表現を組み立てることが出来ます。
「目は口ほどに物を言う」という諺にある通り、相手に優しい目線を向けながら、「お体に気をつけてください」という言葉を発することができますよね。
優しさに溢れる目線は、あなたが相手に向けた気遣いの言葉を一層引き立たせます。
相手の体調が悪い時
大切な相手の体調が悪い時には、気掛かりになり、早く回復して元気を取り戻してほしいと、願わずには居られない心境になります。
そんな時には、「お大事になさってください」という言葉を向けたくなります。
人生にとって、健康であることが自分にとっても相手にとっても一番大切なことです。
特に日頃から大切にしている人の体調が悪い時には、一日も早い回復を願う気持ちが強くなりますよね。
友達
友達の体調が悪い時には、相手が同性か異性かによって、言葉の表現の使い分けが必要になります。
相手があなたと同性であれば、日頃の友人関係の心境をそのままストレートに表現して、「お体に気を付けてください」、「体に気を付けてね」という言い方になります。
一方、友達関係にある異性であれば、感情を挟まずにアッサリと「お体に気を付けてください」という言い方で、気遣いを表わすことが出来ます。
親
あなたが親と一緒に住んでいる場合と、日頃は会えずに遠く離れて住んでいる場合とでは言葉の使い方が異なってきます。
一緒に住んでいる親の体調が悪くなった場合は、体調が悪くなるまでの経緯を日頃の生活の中で目の当りにしています。
親の体調が悪くなる様子を見てきて、その都度、健康を願う言葉を掛けてきていますので、改まった言葉を向ける必要はないと言えるでしょう。
一方、親元から遠く離れて住んでいる場合は、日頃の親の様子を見ることが出来ません。
ですから、親の体調の悪さ程度を想像しながら、健康を気遣う気持ちを伝えなければなりません。
この場合は、普段のご無沙汰を詫びる気持ちを添えながら、丁寧に「お体に気を付けてお過ごしください」という言葉を向けることが必要です。
おじいちゃんやおばあちゃんに対して
おじいちゃんやおばあちゃんの体調が悪くなった場合は、年齢的な面も考慮して、大事に至らないことを願う気持ちも添える言葉遣いが必要です。
おじいちゃんやおばあちゃんにとっては、日頃は会う機会の少ない孫である、あなたからの言葉は何よりも元気づけになります。
ですから、日頃は会う機会を持てないことを詫びる気持ちも添えて「一日も早く元気になるように願っています」という言葉と共に、近いうちに会いに行く言葉も添えてあげることが大切です。