私たちの日常生活には様々な言葉が存在します。

今回、取り上げます「お体に気をつけて」も何気ない日常生活の中で、頻繁に使われる言葉の一つなのです。

では、この「お体に気をつけて」はどういった場面やシチュエーションで使われる言葉なのでしょうか?

「お体に気をつけて」の意味から実際の使い方、そして用例や言い換えなどをまとめてご紹介していく事に致しましょう。

「お体に気をつけて」の解説

ではまず「お体に気をつけて」という言葉の解説から入っていきましょう。

場面的にどういった雰囲気で使われているのでしょうか?そのあたりからみていきましょう。

相手の体調をいたわる時の言葉

「お体に気をつけて」は相手の体調をいたわる時に使う言葉です。

そして、通常は相手との別れ際に挨拶のような形で用いられるのが一般的です。

この「いたわる」という言葉には相手に対する「敬意」や「自愛」といった意味も籠ってきます。

よって人間関係的により深い間柄であったり、特別に相手の事を引き立てたいときなどに用いられることが多い言葉、と解釈してもいいでしょう。

「お体に気をつけて」の意味

それでは次に「お体に気をつけて」の意味についてみていく事に致しましょう。

お体+気をつけて=お体に気をつけて

「お体に気をつけて」という言葉は、単純にみれば「お体」+「気をつけて」という2つの言葉が合体して出来上がった言葉ですね。

「体に気をつける」、つまり「相手の事を真摯に真剣に私は心配しているのですよ」というニュアンスがこの言葉から伺い知る事が出来るわけです。

相手の健康を願う


「お体に気をつけて」は「相手の健康を願う」という意味がふんだんに込められています。

この場合の「体」は頭の先から足の先まで、つまり肉体的なあなたの体全般について心配しているのです。

そこには体への目だった「外傷」や「怪我」は勿論、不慮の事故で骨折するだとか、頭や腰を強く打って、病院に運ばれるような大きな怪我、あるいは想定外の内臓や心臓、脳の異変に対する健康面の心配も入ってくるのです。

人間の健康は、いついかなる時に変化してしまうか、誰にも予想が立てられません。

そういった事があるからこそ。

「お体に気をつけて」という文言が自然と口から出るようになったのでしょうね。

相手の体調を心配する


「お体に気をつけて」のもう一つの意味は「相手の体調を心配する」という意味に捉えられます。

このケースは、相手が風邪などを引いて体調を崩さないかどうかを心配する気持ちが多分に込められています。

「お体に気をつけて」という言葉の中には、多くの場合、このような優しく労わるような言い方が込められています。

まさしく、日本における良き伝統の一端を垣間見た気持ちになれる瞬間ですね。

こういった配慮・気遣いがあったからこそ、私たちの人間関係はこれまで良好な関係を築けてきたのではないでしょうか?

「お体に気をつけて」の使い方

それでは次に参りましょう。

今度は「お体に気をつけて」の具体的な使い方例をみていきましょう。

例文と共にチェックしよう

ここまでご紹介してきましたように「お体に気を付けて」という意味は、大切な方への労りと何ごとも起こらないよう願う気持ちを込めて言葉に発したものです。

よって使い方のほとんどは、季節の時候の挨拶や寒くなる時、暑くなる時などに相手がその気候の変動で体調を崩さないよう心配する気持ちを込める、といったパターンが多くなってくるでしょう。

それではそのあたりの事情を考慮して「お体に気を付けて」の使い方をあげていきましょう。

全部で5個のご紹介となります。

これらの例文と共に「お体に気をつけて」の具体的な使われ方をチェックしてくださいね。

例文1「くれぐれもお体にお気を付けくださいませ」

「お体に気をつけて」の使い方の最初の1つ目は「くれぐれもお体にお気を付けくださいませ」です。

「お体に気をつけて」で、最もオーソドックスに使われる代表例でしょう。

相手の体調を慮って思いっきり丁重に丁寧に別れ際に声をかける光景ですね。

こういったケースは親戚づきあいや親しい友人同士の母親などがよく声をかけるケースではないかと思います。

又は、会社での仕事関係において、お客様に対して丁重な物言いで去り際の一言として発言するようなパターンがこれに該当するでしょう。

いずれにしても、「くれぐれもお体にお気を付けくださいませ」は親密にしている相手や大事な関係の取引先の方々に最も使いやすい文言、という感覚でいいのではないか、と思いますね。

例文2「季節の変わり目ですので、お体には十分お気を付けくださいませ」

「お体に気をつけて」の使い方の2つ目は「「季節の変わり目ですので、お体には十分お気を付けくださいませ」です。

これも先程の言い方のバリエーションの一つと言えるでしょう。

「お体に気をつけて」という真意を相手に伝えたいわけですので、当然ながら季節の変わり目のような体調に異変を起こしやすい時期というのはこの言葉を用いやすい恰好のタイミングとなります。

人はどういう訳か、季節の変わり目になると体調不良を起こしやすいものです。

冬から春。

夏から秋。

そして秋から冬、という時期はそれまでの気温が変化し朝晩の温度差が大きく変わってきたりします。

そうなってくると衣服の衣替えも起こってきますし、寝床の寝具も薄いものや毛布類への変更を余儀なくされます。

特に夏から秋にかけての朝晩の冷え込みは想像以上に体への負担が大きいものです。

油断をすればすぐに体調に支障をきたすのは当然と言えるでしょう。

そんな状況を察しての「季節の変わり目ですので、お体には十分お気を付けくださいませ」なのです。

この言葉を言ってもらった方は、有難みと人の優しさをしみじみと感じる事でしょうね。

例文3「風邪など引かぬよう、お体、お気を付けください」

「お体に気をつけて」の使い方の3つ目は「「風邪など引かぬよう、お体、お気を付けください」です。

この用い方も、相手にたいする「労り」と「愛情」とが十分感じ取れる、ぬくもりのある言い方と言えるでしょうね。

今回のこの言い方は、先程ご紹介致しました「季節の変わり目ですので、お体には十分お気を付けくださいませ」よりも更にもう一歩、突っ込んだ言い方のニュアンスになっていることがお分かりいただけるでしょう。

それは「風邪など」という具体的な体への病気の症状を出すことによってもっと親密度を発揮させているからです。

季節の変わり目になれば真っ先に注意したいのが「風邪」です。

「風邪」というのは気温・気候が安定している時はあまり引かないものです。

ところが季節の変わり目になると、多くの方々が体調を崩し「風邪」を引きやすくなってしまいます。

今回の「風邪など引かぬよう、お体、お気を付けください」は、より一層、つっこんで相手への心配・配慮の気持ちを言い表したものと言っていいでしょう。

このような言い回し方、ひいきにしている飲み屋のおかみさんが常連のお客さんに対してよく使う言い方でしょうね。

でも、そんな中でも特に親密度の高いお客がこういった言い方をしてもらえそうな感じですね。

でないと「風邪など引かぬよう、お体、お気を付けください」という言葉と、それを言ったときの気持ちが安っぽいものになってしまいますからね。

やはりこういった類の言葉は、その人たちの親密度もかなり影響しているのではないか、と思いますね。

例文4「これから暑くなりますので、お体の方、くれぐれもお気を付けください」

「お体に気をつけて」の使い方の4つ目は「これから暑くなりますので、お体の方、くれぐれもお気を付けください」です。

この場合も、気候・気温が変わってくる梅雨から初夏にかけての体調変化について、相手への労り、配慮を表現した言い方、となるでしょう。

人間は、それまでの気候や気温に慣れてしまっているので、急激な気温の上昇などには身体がついていかない時が往々にしてあります。

年齢が上がってゆけば行くほど、20代や30代の頃に比べれば環境への適応度はますます下がってゆきますからね。

当然ながらそれまでの梅雨の気温や湿度になれていた体も、梅雨が明けて急激に気温が上がってゆけば、一気に夏バテの状態や熱中症などにやられてしまう可能性が高くなる、という事になるからです。

「これから暑くなりますので、お体の方、くれぐれもお気を付けください」は、相手の体調変化に対する思いやりの気持ちがこもったほのぼのとする表現というわけなのです。

例文5「ここ数日、かなり仕事で無理をなされたようですね。くれぐれもお体お気を付けください」

「お体に気をつけて」の使い方の5つ目は「ここ数日、かなり仕事で無理をなされたようですね。くれぐれもお体お気を付けください」です。

これは恐らく職場が同じであるか、もしくは部署は違っているが同じ社内にいて、心思う人の安否を気遣う気持ちが伝わってくる表現と言えるでしょう。

通常、ここまで丁寧に言葉を発するケースは親しい間柄や親子関係では、あまり使われません。

やはり恋人同士であったり密かに相手の人の好意があって、それが思わぬ形で口を突いて出た、というのが偽らざるところではないでしょうか?

こういった関係でいられるのも、素敵なことだと思いますね。

仲の良い人ならそのままでOK

さて「お体に気をつけて」という表現は、どんな人に対してもこのように使うのが望ましいのでしょうか?

先程も少々触れましたが、非常に仲の良い関係であったり、親子関係のような間柄であるならばここまで、丁寧に表現する必要もないでしょう。

「外が急に暑くなったから気をつけてや」とか、「熱中症に気を付けて!」という程度の表現になってしまうのではないでしょうか?

まあ、親子関係であったり友人同士の関係ならばこれで十分、相手の意思は伝わりますよね。

逆にこれ以上の丁寧な言い方をされたら、何かこっち隠し事でもあるのではないか?というあらぬ疑惑も出かねないかもしれませんからね。

こういった具合に「お体に気をつけて」という言い方は、相手に対して尊敬や敬意を込めるべき相手に対して使われる、という事がハッキリ分かりると思いますよね。

目上の人には付け足しを!

尚、「お体に気をつけて」という言い方を用いる時は、時と場合によってバリエーションを工夫して用いれば、さらに有効で効果的な表現方法となるでしょう。

例えば相手の人が目上の方であった場合。

こちらが年下なのに、いきなり「お体に気をつけて」と言ってしまったら、なんだか物凄い「違和感」を感じる事になってしまうと思いませんか?

そう、すごく「上から目線」でものを言っているように聞こえますよね。

これでは社会通念上、円滑な人間関係の序列がおかしくなってしまう事態を招いてしまう事になるでしょう。

どこの世界でも国でも同様だと思うのですが、人間関係における年上、年下の関係というのはそこに暗黙の了解の上で成り立つ不動の「上下関係」というものが横たわっているのです。

だから、子供は親に対して横柄な口は利かないものです。

親子関係には子供が入ってゆく事を禁ずるかのような一種の「聖域」とでもいえる「親が親たる威厳の域」というものが存在しているからです。

だから子供の立場から親に対して「お体に気をつけて」という言い方を行うのはどこかよそよそしい、真の親子関係から逸脱してしまったものを感じるのです。

江戸時代や明治時代の頃のような親子間関係であるならば「お体に気をつけて」と言うよりも更にもう一歩踏み込んで「お体、お気を付けください」という感じで、大きくへりくだった物言いが要求されていたでしょう。

しかし、このような封建的な人間関係が存在しない今の時代ならば親子関係でここまで丁寧に言う必要もなくなった、と言える訳なのですよね。

その代り、外部の人間に対しては一定レベルの丁寧な表現で行う必要がまだまだ残っているのです。

それは会社の上司や先輩、あるいはお得意先の顧客に対して、ハッキリと残っているのです。

そこでこういった類の目上の人、あるいは顧客に対しては通常の「お体に気をつけて」にプラスアルファで別の言葉を付け加える配慮が必要になってくるのです。

例えば会社の上司に対してなら、「お体にお気をつけくださいませ。」とか「私共◯◯部の一同、◯◯部長のご加減を心より心配申し上げております」などといった表現を付け加える努力が欲しいところとなってくるでしょう。

相手の人が目上の人であるならば、どういったタイプの人でどのような付け加えを言えば最も喜ばれる言い方になるのか。

それを十分考えた上で使うようにやっていきましょうね。

「お体」と「お身体」の違い

それでは次に参りましょう。

「お体に気を付けて」で使われております「お体」という漢字。

私たちの日常生活に「体」には、「体」と「身体」という2つの言葉が用いられていますよね。

それでは今回のテーマである「お体に気を付けて」は一体どちらの漢字を用いるのが正解なのでしょうか?

この問題について少しばかり触れていく事にしましょう。

お体の意味

ではまず最初に「お体」の方の意味からみていきましょう。

頭から足の全体のこと

「お体に気を付けて」で用いられている「体」とは、私たち人間の「頭の先から足の先までの全体の事」を指しているのです。

つまりは頭部、胸部、腹部、腕部、脚部といった人間の五体の事を指していることになっているのですよね。

すなわち肉体を指す

人間の五体、すなわち人間の肉体全てを指している、という事になります。

もっと細かく含んでゆけば、髪の毛も爪も体毛も、です。

要するに人間の目に見える肉体のありとあらゆる部分全てを「体」は指している、という事になるわけなのです。

お身体の意味

それでは次に参りましょう「お身体」の方の意味を見て参りましょう。

心も体も含む人の体

「お身体」の方の意味は、「心」と「体」の両方を指し示しているのです。

つまり「心身ともに」といったお意味合いになってくるのです。

心身ともにという意味になる

「心身ともに」、こういた表現の仕方、よく聞きますよね。

「心身ともに、お体にお気を付けくださいませ」。

如何です?違和感はありますか?

特別、聞き慣れない表現でもなんでもありませんよね。

こういった言い方、日常茶飯事に使っていますよね。

そもそも、人間の健康というのは表面上で見える「体」の部分だけでは判断しにくいものがあります。

例えば、風邪を引いて熱が40度もある。

このような状態になってしまうと、さてどうでしょうか?

熱が40度もあればこれは大変です風邪の中でも「高温」の仲間に入ってしまいますよね。

そこまでゆくとさすがに立っているのも億劫です。

顔の表情も熱のためにいつもより元気がありません。

全身を悪寒とけだるさが覆って見るからに「異常だな」というのが手に取るように分かりますよね。

しかし、40度もの高温の風邪になったらダメージを受けるのは肉体だけではありません。

精神的にもかなり押し込んでしまいますよね。

よく「風邪は気から」と言いますが、まさしく40度もの風邪は、人間の肉体面だけでなく心までをも弱まらせてしまうのですよね。

これこそが「心身ともに」病んでしまった状態、と言えるでしょう。

こういった状態こそが「お身体」という言い方にマッチするという訳なのです。

2つの使い分け

それでは「お体」と「お身体」の2つ、どのように使い分けていったらいいのでしょうか?

口頭で言っている分には誤魔化しがききますよね。

聞いている方も「お体」なのか「お身体」の方なのか、聞き分けて聞くというのは無理でしょう。

しかし、書面にしてしまうケースでは頭を悩ませてしまいそうですね。

「お体」と「お身体」。

一体、どっちが正解扱いになるのでしょうか?

まあ、この場合においてはさほど頭を悩ませなくてもいいと思いますよ。

つまり「お体」でも「お身体」であっても不都合はない、という事です。

相手の健康状態を気遣っての文面です。

相手様に粗相のあるような内容でない限りあまり頭を悩ませる必要はないでしょう。

あとは、相手の症状に即した文面をしっかり「書く」ということに神経を使うことでしょう。

相手の怪我や体の具合を案じる文章のはずなのに、全く気遣いのかけらも感じられないような文章を送ってしまう事の方が使い分け以上にダメージを残してしまいますからね。

「お体に気をつけて」の言い換え

それでは次に参りましょう。

今度は「お体に気を付けて」の言い換えとなる表現のご紹介です。

相手の健康や体調の具合を心配して声をかける「お体に気を付けて」。

その他の言い換えとしてはどのような言い方があるのでしょうか?全部で5個、ご紹介致しましょう。

ご自愛ください

「お体に気をつけて」の言い換えの最初の1つ目は「ご自愛ください」です。

「ご自愛ください」とは、「自分自身を大切にしてください」という意味になります。

よって「お体に気を付けて」の言い換えとして「ご自愛ください」は十分通用する表現方法となるわけです。

ただここでちょっと使用する際の注意を1点あげておきますが、それは「お体をご自愛ください」とは用いないことなのです。

「ご自愛」の「自」はその人の体のことを指しています。

よって「ご自愛」の前に「お体」という言葉をつけてしまうと「あなたのお体の体を大事にしてください」という変な日本語になってしまうのです。

「ご自愛ください」は年配の方にも使える便利な言葉なのですが、言葉の意味を正しく理解していないと、とんだ「恥」をさらしてしまう結果になりかねません。

よって「お体」と「ご自愛」の正しい意味をよく理解し、2つを合体させた用い方をやらないよう、注意しておきたいところですね。

「ご自愛ください」は相手の健康状態に配慮を施したとても礼儀正しい言い方です。

せっかく使うのですから誤った使い方にならないよう注意しましょうね。

お労わりください

「お体に気をつけて」の言い換えの2つ目は「お労(いたわ)りください」です。

「労わる」という漢字に「お」をつけたものになるわけですが、その意味はといいますと、

「思いやりをもって物事を扱うこと。

またはねぎらう事」という意味になります。

よって「おいたわり」は「あなたの体や健康に対して思いやりの心をもって無理をせず、ねぎらうくらいの気持ちで優しく接してあげてください」という意味合いになってくるでしょう。

まさしく「お体に気を付けて」という意味にほぼ一致してくる、という訳ですね。

この「労わる」という言い方は、相手がこちらにとって非常に重要な関係を結んでいる場合や懇意以上の関係にある人に限定して、用いる機会が増えてくる、とも言えるでしょう。

そういった意味では普段はあまり身近な人に対しては使わないケースが多いかもしれません。

それは「労わる」という漢字を読めない人が結構、いらっしゃるという実態が物語っているでしょう。

まあ、日常的には「お体に気を付けて」と使っておけば大抵の事には対応できますからね。

お風邪など召されぬよう

「お体に気をつけて」の言い換えの3つ目は「お風邪など召されぬよう」です。

「お体に気を付けて」には当然ながら「風邪」というものを意識した真意が見え隠れしていますよね。

よって「お風邪など召されぬよう」は余計な事を一切省略してズバリ「風邪に気をつけてくださいね」、というニュアンスを込めた言い方になっているのです。

人間が体調を崩す時というのは、決まって「風邪」を引いた時、と大昔から相場が決まっているようですね。

それくらい「風邪」は人間がいくら注意していても引いてしまう「万病」と言える訳です。

だから人々は「風邪」に対して注意を払ってきました。

周囲の人が風邪気味ならば自身も移されぬよう万全の注意を払ってきました。

それはたかが「風邪」と侮ることによって、症状をより重くしてしまう事を肌で感じていたからです。

だからこそ、「お体に気を付けて」に匹敵するかのごとく「お風邪など召されぬよう」という名文言が誕生したのかも知れませんね。

昔から「風邪は万病の元」と言われてきたくらい、人々は「風邪」に対して必要以上に神経を尖らせてきたのがよく分かりますね。

お体を大切に

「お体に気をつけて」の言い換えの4つ目は「お体を大切に」です。

「お体を大切に」と言ってもらえて嫌な気持ちにはならないでしょう。

「ああ、この人は私のことを気にかけてくれているんだ」という意志が手に取るように分かりますからね。

「お体を大切に」は「お体に気を付けて」とほとんど意味の相違はありません。

むしろ、よりインパクトが強くなって相手の心に響いて行くかも分かりませんね。

こういった言葉を投げかけてもらえる人間関係を持つ人は幸せ者だと言えるでしょう。

今の世の中、一昔前に比べたら、はるかに人間関係の機微が薄れてきたきらいがある、と私は感じています。

特にスマホが当たり前の時代に生まれてきた人たちから見たら、いちいち人前に行って挨拶したり労をねぎらう言葉をかけたりする手間暇の必要性の意味が分からなくなってきているのではないか?と思えるくらいなのです。

だからこそ、こういった言葉の意義が大きいのですよね。

スマホのLINEで簡単に文字のやり取りをするよりも何十倍も感激の度合いが違ってくると思うのです。

やはり人間関係の基本は「言葉」ですからね。

さりげない挨拶から人間関係というものは様々なバリエーションに変化してゆくと私は思っているのですが、如何なものでしょうか?

お大事に

「お体に気をつけて」の言い換えの最後の5つ目は「お大事に」です。

「お大事に」、この言葉は幅広く、様々なシーンで用いられているのではないでしょうか?
職場の中でもご近所さんとのお付き合いでも、親類や友人関係でも本人が気づかないうちにごく自然に使っている文言だと思います。

だって、たった一言「お大事に」と言うだけで相手への配慮や思いやりが全て叶うのですから、こんな便利な言い方、ないと思いますよね。

「お大事に」という短い言い方だったら、いちいち改まって大袈裟な敬語を盛り込んで使う手間暇も要りません。

そういった意味では本当に便利な一言だと思いますね。

ただ、だからと言って誰彼構わず使う訳にはいかないでしょう。

使える相手は同格の人かごく親しい友人や知り合いに使うにはいいでしょうが、相手が自身の上司であったり年配者や目上の方になったなら、使う訳にはいかないでしょう。

「お大事に」という一言では、如何せん、敬意が足りません。

よって年配者や組織の上の立場の人に使う場合は「お体に気を付けて」を使った方がいいですし、あるいはその言葉に更に付け加えて自分の善意を見せるべきでしょう。

まかり間違っても、自分の上司や会社の社長に「お大事に」なんて言ってはいけませんよ。

言った瞬間に、場が凍りつくのが目に浮かんできますからね。

体調が悪いときはちょっとした声かけが嬉しい

如何だったでしょうか?

「お体に気を付けて」をテーマに据えまして、

・「お体に気をつけて」の解説
・「お体に気をつけて」の意味
・「お体に気をつけて」の使い方
・「お体」と「お身体」の違い
・「お体に気をつけて」の言い換え

ということを中心にしまして詳しく見て参りました。

人間の体というものはげんきんなもので体調がよく元気な時は人の言葉に耳も傾けませんが、体調を崩して風邪気味になったり熱を出してしんどくなってくると、途端に気持ちが弱くなってしまい今まで気にもかけなかった人の善意や真心に心を寄せていってしまうものです。

特に一人暮らしで風邪で寝込んでしまったりした女子が、普段はさほど意識したこともない男子がわざわざ看病に来てせっせと身の回りの世話を焼いてもらったりすると、「ポッ」とハートに火がついて「恋の炎」が燃え上がる、というシチュエーションもこれまで何度も、あったことだと思います。

いずれにしてもきっかけは「お体に気を付けて」から始まるのです。

自分の体調が悪い時にたった一言「お体、大丈夫ですか?」のような言葉をかけてもらえる事が嬉しいのです。

これは実際に体調が悪化した人間にしか分からない有難みでしょう。

とにかく、私たちは周囲の人と協調心をもって毎日を生きていっています。

そんな中から生まれた一種の生活の「知恵」がこの「お体に気を付けて」でしょうね。

確かに言ってもらえた人は勇気百倍、気持ちも健やかになり人の気持ちの温かみというものを感じ取る事が出来ますからね。

日本に代々、伝わる伝統や風習の数々。

どれもこれも本当に侮れませんよね。