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「お大事になさってください」とはど...(続き6)

「お風邪を引いているとお聞きました。お大事になさってくださいね。」

風邪などで体調が悪い時にかける言葉ですね。

よくある事なのですが、あまりくどくど言わずシンプルなのがちょうど良いでしょう。

私は昔病院関係の仕事をしていた事もあり、日常的に「お大事に」という言葉を使っていました。

接客業のようにまたお待ちしておりますなどは言えるものではありません。

こんな言い方をする人がいたらさぞクレームがくる事でしょうね。

私は医療事務をしていたのですが、患者さんが変えられる時は「お大事になさって下さい」という言葉をいつも使っていました。

あの頃は先輩にいわれるがまま言っていただけですが、今ならその重みはよく理解出来ます。

透析施設だったので患者さんの病気は一生治る訳ではありません。

しかし風邪やインフルエンザを引いてしまう人もいたため、悪化しないように気をつけてくださいねという意味合いも込めて言っていましたね。

病院関係の方は是非お大事にだけではなく、お大事になさって下さいという方が印象もよくなるでしょう。

「骨折をされたとお伺い致しました。お大事になさって下さい。」

体調不良と言っても、何も病気だけとは限りません。

大怪我をした際などにも使用する事が出来ます。

正直な話病気よりも日常生活に一番支障が出るのは、怪我なんですよ。

私も昔大怪我をしたことがあるのですが、その時は階段をのぼるのも大変でしたね。

身体は元気な分、本当に危ないんですよ。

確かに体調不良も無理はしてほしくはないのですが、怪我の場合は病気でないだけに無理してしまう人が多いのです。

怪我をしているだけで、身体は元気な状態ですからね。

無理をしないでという意味も兼ねて、お大事になさって下さいという言葉を使用しましょう。

「お大事になさってください」の言い換え

「お大事になさってください」の別の言い方はたくさんありますよ。

お身体を大切にしてください、どうぞご自愛ください、一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げますなどの3種類ですね。

あくまでも言い換えなのでこういう言い方もあるという事です。

もしお大事になさって下さいがちょっと言いにくければ、もっとわかりやすい言葉もあります。

年配者ならお大事になさって下さいという言葉は伝わりやすいのですが、若い世代だとあまり伝わりにくいかもしれません。

相手にものをいうときは、なるべくストレートかつわかりやすい言葉の方が伝わりやすいケースの方が良いかもですね!

どうぞご自愛ください

ご自愛というのはそのままの意味になりますが、自分を愛するという事です。

つまり自分を大切にしてくださいという言い方であり、メールやビジネスでも頻繁に使用される事があります。

文章やメールで使用する際は、文章の冒頭ではなく最後に使用されるものです。

こちらも格下や同期の人間ではなく、目上の人間に使用する言葉だと思って下さい。

男女や年齢問わず使用する事も可能です。

この言葉を使う際に注意していただきたい事は、すでに体調を崩している人間には使用できません。

今現在元気な人間が体調を崩さないように気をつけて下さいという意味なのです。

「お大事になさって下さい」との大きな違いはここですね。

体調の悪い人、元気な人に使用するというものなので、間違えないようにしましょう。

断定な言い方をしているため、上から目線ではないのか?

と思われるかもしれませんが、この言葉は目上の人だからこそ使える言葉になるのです。

たまに間違える方がいるようですが、ご自愛の前にお体という一言を添える人がいるようですが、これはかなり恥ずかしい間違いをしていると思って下さい。