先ほどもお話しした通り、愚痴はネガティブワードの塊です。
ネガティブな言葉を聞き続けていれば、人はその負のオーラに支配され、ネガティブになっていくものなのです。
感情が人にどう影響するかの研究でも、ストレスや感情は人に伝染することが確認されたそうです。
愚痴聞きは、共感よりもいつのまにか、ただの伝染になってしまうわけですね。
負のオーラに支配される
実際、ポジティブな人と一緒にいると、自分まで気分が明るくなりますよね?
何でもできそうな気持になって、その人と一緒に居ることが楽しくなります。
一方でネガティブな人と一緒に居れば、気分は沈み、自分の人生まで絶望的に感じてしまうもの。
不安はまん延しやすく、一気にその場を支配してしまうのです。
旦那や友人が相手であれば、なおのことネガティブになりやすいはず。
だって、もともと信頼している相手だから、相手の言うことは間違っていない!って思ってしまいます。
だから深く入り込みすぎてしまうし、ネガティブが伝染して自分まで落ち込んでしまうのです。
旦那や友人の愚痴聞きがつらいのは、自分までどんどんネガティブになってしまうから!愚痴を聞くときは、断固としてポジティブ思考を貫きましょう。
4.周りへの迷惑を感じる
旦那や友人の愚痴聞きがつらく感じるのは、周りへの迷惑を感じるのも理由です。
相手の気持ちに寄り添って、愚痴を真剣に聞きすぎてしまう人は、周囲の人への気遣いも考えてしまう人でしょう。
ネガティブワードを発信しているその場の雰囲気に、自分がつらいというより周囲の人に「申し訳ない」なんて感じてしまうのです。
それは何より、愚痴が与える周囲への影響を分かっているからですよね。
愚痴は、あなたのみならず他の人にも影響するかもしれません。
もちろん、愚痴を言っている本人の心にも、悪影響を及ぼしています。
悪影響の連鎖
お話しした通り、不安な気持ちほどまん延しやすい感情はありません。
ポジティブ思考は簡単に信用してもらえないのに、ネガティブワードはあっという間に共感を集めます。
悪影響の連鎖は、始まればそう簡単には止まりません。
もちろん、その連鎖はあなたが愚痴を聞いている時点ですでに始まっているということです。
ある悩み相談サイトで、「旦那の愚痴聞きがつらい」という女性の投稿がありました。
毎日愚痴ばかりなのに、本人はまったく気づいていない!もうイライラがとまらない!という…愚痴でした。
この相談には共感の声が寄せられていましたが、その中にこんな一言がありました。
「あなたも今、愚痴を言っています。
あなたの愚痴も、聞きたくありません」と…。
その女性は旦那の愚痴を聞いたストレスを、他の場所で吐き出したわけです。
そこには彼女の愚痴を聞く人がいるわけで、これこそが悪影響の連鎖なんですよね。
周りへの迷惑を感じるあなたは、悪影響の連鎖を止められるひとりかもしれません。
あまり心配せずに、愚痴を聞き流しておきましょう。
あなたがネガティブにならなければ、悪影響は広がりません。
5.呆れる
旦那や友人の愚痴に、いい加減呆れている…という人も、もちろんいるでしょう。
つらいというより、愚痴聞きに疲れてしまったんですよね。
最初は旦那のため、友人のためにと聞いてあげていた愚痴も、長く続けば嫌になります。
カッコイイと思っていた旦那がネガティブ思考だと知って、なんだかガッカリしてしまう気持ちもあるでしょう。