3.事実を話すべき時に、言い訳ばかりする
お粗末な対応の特徴の3つ目は「事実を話すべき時に、言い訳ばかりする」です。
基本的に仕事の出来ない人間は責任逃れをしたがります。
よって言い訳や出来ない理由を延々と述べてばかりの人間に遭遇したら、質問者は早めにその人間を回避して別の人間と話し合った方がいいでしょう。
つまるところ「責任者を出せ!」という心理はこういった背景から生まれてくるのです。
責任を感じていない人間は、いつまでたっても平行線。
お粗末な対応に徹してしまうでしょう。
しかしながら、だからと言っていい訳ばかりする人間を容認できるものでもありません。
少なくともその組織の一員であるならば、自分で出来うる精一杯の責任の取り方でお客様に対して真摯な態度で対応しなければなりません。
ただ、謝る方としても事実関係を洗いざらい、全てありのままに言うべきかどうかは悩むところでしょう。
ましてや一部門の担当者レベルならばどこまで事実を述べていいのか頭を悩ませるところです。
よってまずは誠心誠意、謝る事。
これに尽きます。
それ以上の話しになったらもっと上の立場の者が登場して対応するものだからです。
よって謝ることはやっても言い訳だけは絶対にしないようにしましょう。
担当者レベルのものがいきなり言い訳ばかり言っていたら、あとで登場する上の立場の人が対応しにくくなりますからね。
4.論点がずれていき感情的な返答ばかりする
お粗末な対応の特徴の4つ目は「論点がずれていき感情的な返答ばかりする」です。
これは会社の会議であったり部内ミーティング等でよく見られる風景かもしれません。
発言者は、最初は理路整然と落ち着いて論理的に話しをやれていたのですが途中で矢継ぎ早の質問を受けたり、自分とは正反対の筋の通った意見を言われたりで、すっかり頭が混乱してしまい、やがて論点のずれた意見を言ってしまったり、感情的になってしまって何を言ってもケンカ腰の口調になって、議論どころではない騒ぎになったりする事もあります。
これではまともな議事進行が出来るはずもなく、傍観している者にとったらいかにも「お粗末」な会議だなあ、と思われてしまうのがオチでしょう。
会議というものは論点がずれてしまったら支離滅裂になってしまい元の調子に戻すのに一苦労します。
発言者はくれぐれも議題をしっかり頭にいれておいて脱線しないよう、気を付けましょうね。
5.相手に対して礼儀がなく失礼な態度で接する
お粗末な対応の特徴の最後の5つ目は「相手に対して礼儀がなく失礼な態度で接する」です。
そう、このような態度・対応というのは「お粗末」以前の問題であり、人間としての常識や良識を疑わざるを得ない事態に発展してしまっても仕方ないでしょう。
会議であれクレーム対応であれ、スピーチの場であれ、どのような場であっても最低限の礼儀作法と挨拶は欠かしてはならないのです。
それが出来ない人は、人から「お粗末」とは言われません。
社会人として失格、と言われるのです。
お粗末と言ってもらえるレベルは、全体の話の中でわずか数%程度の落ち度です。
それ以上の数値でミスを連ねる人は、お粗末どころの騒ぎではないのです。
「お粗末」だと言ってもらえているうちは、まだ信頼関係や信用というものがしっかりと残っているレベルです。
それは最低限の節度を守った礼儀作法や挨拶を行えているからです。
それすらも出来なくなってしまったら、本当にアウトです。
あなたは一気に社会の第一線から抹消されてしまうかも分かりませんよ。
まとめ
如何だったでしょうか?今回は「お粗末」」という言葉についていろいろとみて参りました。
では、もう一度振り返ってみますと、
・お粗末の意味
・お粗末の使い方
・お粗末な対応の特徴と解説