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お粗末とは?意味や使い方、お粗末な対応の5個の特徴について解説


「お粗末様でした」という言い方を言われたりしたことはありませんか?

この「お粗末」って何気なくよく聞く言葉ではあるけれど、あんまり深くその意味を考えたことはない言葉かもしれませんね。

それでは今回は「お粗末」にターゲットを当ててみたいと思います。

その意味や使い方からお粗末な対応の特徴まで、じっくりと「お粗末」を分解していきたいと思います。

この記事の目次

お粗末の意味

では参ります。

まずは「お粗末」についての意味からみて参りましょう。

自分に対して使う時


「お粗末」という言葉は、自分に対して用いる場合と、他者に対して用いる場合がありますそして、それぞれの場合において意味が変わってきます。

「お粗末」はそういった特徴をもつ言葉となるのです。

謙遜

「お粗末」を自分に対して使う時の1つ目の意味は「謙遜」です。

これは自身の力量を他の人間にひけらかさない、自慢しない、目立たせ過ぎない、といった「謙遜」の意味合いを含んでいます。

「謙遜」とは自らの立場や能力のアピールを控えめにして主役である他者を目立たせるよう配慮した気持ち、とでも言ったらいいでしょうか?

「謙遜」出来る人間というのは、確かに人としての能力や力量が群を抜いている人に多く見かけられる特徴と言えるかもしれません。

人間の器が小さく自分の事しか考えていない人間にはとても出来ない芸当でしょう。

「謙遜」には人としての奥ゆかしさと修羅場をかいくぐってきた豊富な経験とが感じられるものでしょう。

自嘲

お粗末を自分に対して使う時の2つ目の意味は「自嘲」です。

「自嘲」とは「出しゃばらない」とでも解釈したらいいのでしょうか。

つまり、人前で自分の事を過大にアピールするのではなく、控えめに振る舞っておくという態度です。

こういった「自嘲」という行為を昔からの人は「お粗末ながら」といった感じで演じてきました。

ではどうして自らの意思表明を控えめにして自嘲するのか?それは暗に自分の能力や力量の誇示ともいえるのです。

本当に自分に自身のある人物は、むやみやたらに出しゃばったりしません。

むしろ、他人の影に隠れて目立たないようにもしています。

反対に自分に自信のない人間に限って余計で過大なアピールが多いものです。

「自嘲」のできる人間は「お粗末」という意味を芯から理解して実行しているともいえるでしょうね。

他者に対して使う時

今度は「お粗末」を他者に対して使う場合の意味についてみていきましょう。

皮肉

「お粗末」を他者に対して使う場合の意味の1つ目は「皮肉」です。

「皮肉」には相手に対する「敵意」や「憎しみ」といった「負の感情」に似た意思を感じさせられます。

「皮肉」とはそういった相手への気持ちを露骨に言い表さずにワンクッションいれて気持ちを半分程度に和らげたくらいの表現手段と言えるでしょう。

よって、相手から「お粗末なやつだ」「お粗末な仕事っぷりだな」といった言い方をされてしまった時は、必ずしもいい印象を受けていない、むしろ悪印象を受けていえる、と早めに気付いた方がいい場面となるでしょう。

ひやかし

「お粗末」を他者に対して使う場合の意味の2つ目は「ひやかし」です。

「ひやかし」は相手の取っている行動や言動が羨ましく、逆に妬ましいくらいの感情を受ける時に使われてしまう言い方です。

よくある場面が、自分の知っている同僚や職場仲間、あるいは学校のクラスメートなどたちの中に、ひそかに仲良くしている人を見つけて煽ったり、はやし立てたりする行為がそれに当たります。

こういった場合、言う方は何故か「お粗末さま」と言ってひやかしの意思を暗に匂わせます。